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第67話 ダークっていうより重いんですけど。養殖場って何!?



「ハルは、エリーゼ様やハティが何と戦っているか知ってるだニ?」

「え、いや、全然。王家の将軍だったから追われているって思っていた」

「あながち間違いじゃないニ。アイツらにとって五将は天敵だからニ」


ちなみに、五将というのは、旧王家でも最も知勇に優れた将軍を指す。

エリーゼさん、ハティさん、ガレットさん、アンジェさん、ティアさまの五人。


マルチな最強がエリーゼさん。

武力特化でハティさんとガレットさん。

知力内政特化でティアさま。

魔力別格のアンジェさん。


っていうのが巷の評価だ。

まあ、実際はスペックが高すぎるチート集団だけれどさ。

帝国を陥落させて王家の時代をつくった五人を、人々はこう呼ぶ。


「王家の将軍は鎧の部位で呼ばれる。それは、国という体を守る役目を負うからだニ」

目配せをして行先を示す。


僕は従って路地を進んだ。

「じゃあ、その国という体は何に脅かされていると思うだニ?」

「外敵がいるってこと?帝国?でも、帝国は滅んだよね」

「それだけだったら、こうも執拗にマクスウェルのふたりは追われないだニよ」

曲がり角を曲がる。


「戦を起こしたいヤツがいるだニ。そして、それこそがソイツの一番の目的だニ。さらに言うと、ソイツが事件の黒幕だニよ」


クロエが耳を動かして周囲を探っている。

「ソイツのご飯が私たちだニ。ここは養殖場だニよ。だから、出荷時期の家畜はいなくなるニ」


「うそ、だろ」

僕は立ち止まってしまった。

「嘘をついて何の意味があるニ?」

当たり前のことのように首をかしげるクロエ。

追っ手を警戒してか、すぐに僕を促してトコトコ歩く。


「エリーゼ様たちは強いだニ。特にそういった奴らをやっつける力を持っているだニ。だからアイツらは周りの人間を感化させて、味方にして数をかさに着て追い出したニ」


クロエが笑う。

「バカだニねぇ、自分は大丈夫って、正しいって思っているヤツにかぎって、本当は自分を守ってくれる人を追い出すんだニから」


「クロエは、なんで手伝ってくれるの?」

「私はエリーゼ様に酷いことをしたニ。本当なら死罪だニ。けれど、エリーゼ様は許してくれたニ。それからもずうっと、優しくて、いいご主人様だニ」

「それに……」と頬を染めて言う。


「犬っころは、オスとして優秀だニ。正直、メス的にはヤバいだニ」

ちょっと内股になってもじもじする。

「内緒だニよ」って言うの、エッチすぎるでしょ!


「八人も子供を育てただニよ。ちゃんと餌もくれていただニ。しかも強いオスで、ずっと若いだニ」

え……なに、その基準…生々しい。


「私を捕らえた時の腹パンの恨みは消えないだニが、差し引いてでも見た目……好みだニよぉ、撫でるのとかめちゃくちゃ上手だニ。『ごめん』言うてちょっと下からってのが良いニィ~」


というか、アンジェさんといい、リムといい、ロリキャラに好かれすぎなんだよ、あの人。

ああ、僕、ハティさんが憎いなぁ……


本日19:20投稿予定の次話は……


共和国首都(旧王都)に「スンアナゴ」が大量発生!

1日の終わりは「大漁じゃぁ~!」

ハティさんが大暴れ!


ぜひご覧下さい。


作者からの余計な一言。


32話の「ドフィノワ(ポテトグラタン)」爆速レシピ。


【用意するもの】

「お湯だけで作れるマッシュポテト(ポテチで有名なメーカー)」

「コンビニのレンチンするだけクリームシチュー」

「冷凍野菜(お好みで)」

「溶けるチーズ(シュレッドタイプ)」

「塩コショウ」

「オールスパイス」

「クミン(パウダー)」

「(あったら)ドライパセリ」


1. マッシュポテトに好みの濃さでスパイスと塩コショウを混ぜて作る。(より作品内に近づけるなら牛乳やバター加えると善きです)

2. 「1.」に温めた「冷凍野菜」と「クリームシチュー」をかける。

3. 「2.」に「シュレッドタイプの溶けるチーズ」を好みの量でかける。

4. 「3.」ガスコンロの「魚焼きコンロ」で焦げ目つけて完成!(仕上げにドライパセリかけてみてね)


【注意】

熱いので「ポテト・スロー」はしないで下さい(笑)

耐熱容器使わないと「スン」どころか割れて危ないです。

スパイス強めにすると大人味。

正確にはドフィノワではあませんが、気分だけでも味わって下さいませ。

「下層民の底力、思い知れ!カースト上位ども!」


あ、お話のご評価もぜひお願いいたします。





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