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英雄賛歌 ~前世の力で今世は楽しみます~  作者: 如月
第一章 英雄、転生する
15/16

015 初心者の洞窟・下層

 今日はアリスちゃんとついでにスラちゃんと共に初心者の洞窟・下層に挑む日である。中層に挑んだ日から相応の時間が経っており、何回も初心者の洞窟に向かったことで、そこそこレベルも上がっている。

 そんな俺のステータスはこちらである。


 CNイリア=ローズベルLv16/100 Rank:2

 Race:天使族Lv20/30 Job:村人Lv27/30

 HP 1293/1293 MP 1068/1083 SP 1284/1284

 STR 56 VIT 59

 INT 61 RES 90

 AGI 69 DEX 78


 そして、こちらがアリスちゃんとスラちゃんのステータスである。


 CNアリス=クライツLv17/100 Rank:2

 Race:悪魔族Lv22/30 Job:魔術使いLv9/30 村人ALv8/50

 HP 1417/1417 MP 1393/1393 SP 1321/1321

 STR 69 VIT 73

 INT 88 RES 83

 AGI 79 DEX 81


 CNスラちゃんLv12/100 Race:スライムLv16/30 Rank:2

 HP 1187/1187 MP 1116/1116 SP 891/891

 STR 47 VIT 74

 INT 70 RES 44

 AGI 68 DEX 73


 中々強くなったのではないだろうか。レベル1の時に見たステータスとは雲泥の差だ。これくらいの能力値があれば初心者の洞窟なんぞ簡単に攻略できるだろうし、冒険者になってもすぐに銅級には上がれるだろう。

 そういえば、この時代にも冒険者ギルドはあるようで、昔と変わらず商業ギルドや工業ギルドの小間使いみたいなことをさせられているらしい。

 で、冒険者ギルドにはランクがあり、石級、銅級、鉄級、銀級、金級、白銀級、魔銀級の順らしい。一応、その上にランクが定められており、黒鋼級というものがあるそうだ。

 ただ、実質的に黒鋼級は死亡した英霊に与えられるランクとなっており、生きているうちにそのランクに付いたものはいないらしい。




 ということで下層に着いた俺とアリスちゃん、スラちゃんである。何故、下層に付いたか分かったかって?当然、アリスちゃんの説明が入ったからだよ。


「ここからは下層だね。一気に魔物が手強くなるから気を付けなくちゃね。ランクが上がった魔物も出るようになるから油断しているとひどい目に遭うよ。」


 とのことらしい。いつもながら中層と下層の判断をどうやってしているのか、説明をしないと落ち着かない身体なの?と疑問は多々あるものの、これこそアリスちゃんかと安心感を覚えるまである。


 そうそう、ランクと言えば、アリスちゃんとスラちゃんの二名がどちらともランクが上昇しました。どんどんぱふぱふ~。

 アリスちゃんの方は基礎職のレベルがマックスになったことがきっかけで、壁を越えたと判断されたのだろう。それに伴って一時的に固有レベルが低下したがこれからどんどん強くなるだろう。

 対してスラちゃんの方はよく分からない。魔物のことなんざ俺に分かるものか。まぁ、予想という話であれば、種族のレベルが15に到達したことかな。タイミング的には一番近い気がする。


「さて、今日も張り切っていくか。」

「イリアちゃんはちゃんとご飯食べてきた?あと、お花摘みもした?それとハンカチ持った?あとあと……。」

「あれ、いつからアリスちゃんはお母さんになったんだ……?」


 君の中で俺はどういう扱いなんだ。俺も一応大人だよ?あ、いやイリアちゃんの年齢を正確に知っているわけではないけど、中身は元英雄だからね?

 ちゃんと迷わずにお家に帰れるし、村に何があるかとかもう把握してるからね?同い年っぽい女の子から幼い子扱いされるのはきついわ。

 ま、まぁね。俺も初日から二回も気を失ったり、家の場所が分からないと言ったり、装備をせず村人の服で冒険に出たり、色々としちゃったけどさ。あれ?俺、やらかし過ぎでは?


「いてっ!!」

「あっ、ブラックバットだね。イリアちゃん大丈夫?」

「ああ、平気。さっさと倒しちゃおう。」


 魔物の巣で思考をクルクル回している場合ではなかったか。魔物の奇襲にあってしまったではないか。何たる不遜。お前は誰だ。ということで、鑑定!!


 CNーLv9/100 Race:ブラックバットLv11/30 Rank:2

 HP 768/768 MP 817/817 SP 915/915

 STR 52 VIT 58

 INT 46 RES 54

 AGI 63 DEX 60


 Skill

  吸血の牙


 あっ、さっそくランクの上がった魔物じゃないか。ステータス的にはこちらの方が高い?でも、スキル持ちの魔物らしいな。吸血の牙ってなんだ?


「今のは吸血の牙というスキルだね。ダメージと共にHPを回復する厄介なスキルだよ。下層からはスキルを使う魔物も出てくるから用心しなくちゃね。」


 はい。ここでいつものアリスちゃんガイドがカットインされました。どうやら今の攻撃が吸血の牙とか言うスキルだったらしい。

 HP回復スキル持ちとか面倒にもほどがあるだろ。初心者の洞窟に出ていい魔物ではなくないか?もう少し後に出てくるような魔物な気がしてならないんだけど。

 なんて、現実はそう上手くは言ってはくれない。それでも正直この程度の敵なら俺たちの敵ではない。三人がかりで戦うのはもはややりすぎというものだろうに。

 ということで、さっくりと倒します。




「ギギィ……。」


 魔法攻撃を僅か五回当てただけで討伐が完了してしまった。まさかの結果である。俺ら強くなり過ぎた……?

 もう少し前に下層に来ても問題なく戦えただろうなぁ。そしたらもっと早くレベルも上がっていただろうし。ま、万全を期したということで、今日はさくさくと初心者の洞窟を攻略してしまおう。

 魔素に還る魔物は何処か哀愁が漂っているようで、目でこんなはずではと訴えているようだった。しかし、そんな彼も何も残すことはなく宙に消えて行ってしまったのだった。


「安らかに眠れ。」

「イリアちゃん、どうしたの?」

「ふっ、哀愁漂う男を見送っただけさ。」

「……そうなんだね。」


 こんなやり取りにもすっかり慣れてしまったアリスちゃんは俺の言葉に生暖かい目線を送ってただ頷くのだった。……え、恥ずかし。

 コホン。とりあえず、気を取り直して先へと進んで行こう。そ~れ初心者の洞窟のボスよ。今行くぞ!!


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