表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄賛歌 ~前世の力で今世は楽しみます~  作者: 如月
第一章 英雄、転生する
10/14

010 再!初心者の洞窟

「あっ、イリアちゃん、おはよう。」

「おはよう……。」


 今日もアリスちゃんは元気だね。最初は根暗な幼馴染とか思ってごめんね。意外とお転婆と言うか、ハキハキしている。

 そして、俺は朝から死にそうだよ。というか、昨日から死にそうだった。夜も眠れないくらいガーターベルトの悪夢と戦っていたよ。

 観念した俺は昨日の防具をきちんと装備してきていた。上半身だけ見ればカッコいい印象を与えるかもしれないが、下半身はミニスカにガーターベルト。白タイツという。……え、なんて羞恥プレイですか?


「うん。武器や防具は必ず装備しなくちゃね。持っているだけでは意味ないよ。」

「ソダネ。」

「イリアちゃんはやっぱりその防具だね。似合っているよ。」


 本来なら嬉しいその言葉も、今の俺にとっては凶器も同じだ。やめてくれ~、恥ずか死ぬ。

 でも、お揃いの格好を着れてご満悦そうなアリスちゃんを見ると、この装備を着ない選択肢なんてないし、それにこの装備普通に強いんだよなぁ。


 EN:聖天使の鎧上+5 Rank:3

 防御力 15(+1)

 

 Ability

  1.聖天使の加護Ⅰ

   物理攻撃のダメージを5%削減して、ダメージを1減少する。


 EN:聖天使の鎧下+5 Rank:3

 防御力 15(+1)

 

 Ability

  1.聖天使の加護Ⅰ

   魔法攻撃のダメージを5%削減して、ダメージを1減少する。


 この装備二つで防御力32確保出来て、かつ物理・魔法のダメージをどっちも5%削減って。初心者に渡す装備じゃないよ?アリスさん。あんた何者なんだ。

 ちなみに婆さんに貰った聖剣はこんな感じの能力値。


 EN:祝福の聖剣“エルメシア” Rank:1

 攻撃力 15

 

 Ability

  1.属性攻撃強化Ⅱ

   属性ダメージを*1.2する。


「アリスちゃんも似合っているよ。とりあえず、洞窟に行こうか。周りの目が気になるし。」

「んふふ、恥ずかしがっているイリアちゃんも可愛い。」


 ひぃ~、足がスースーするよ。ミニスカだからその下が見えそうで恥ずかしいし。アリスちゃん。絶対領域をガン見するのはやめてくれませんか?視線を痛いほどに感じるから。




 さて、道中のアリスちゃんからのガン見を耐えながらどうにか初心者の洞窟にやってきました。先日来た時より戦力は大幅に上がっているぞ。今日はもう少し深くまで進めると信じよう。

 それでは今日も始めようか。


「お、スライムか。“ライトボール”」

「“ダークボール”。」

「ぷよぷよ。」


 洞窟を少し進むとさっそくスライムがおり、遠く離れた位置から先制攻撃だ。動きが鈍いスライムは大した抵抗をできず、魔法を合計五発当てることで討伐が完了したのだった。

 魔素の粒子に消える様子を眺めていると何も残ってはいなかった。残念ながらドロップアイテムはないようである。


「余裕だな。」

「うん。これならもう少し奥に行ってもいいかもしれないね。」

「ああ、ブラックバットと戦ってみたいな。スライムよりも手ごわいからな。こいつも簡単に倒せるならもう少し奥に行こうか。」

「いいと思うよ。」


 てくてく。二人で洞窟の中を歩いていくと、ちょうど話していたブラックバットが目の前から飛び出してきた。聖剣“エルメシア”を片手に先制攻撃を行う。


「“ライトボール”。」

「“ウォーターカッター”。」

「キキキ。」


 くっ、攻撃はどちらも当たったものの、ブラックバットによる反撃を受けてしまった。どれ、二日前からどれだかダメージが下がっているだろうか。鑑定だな。


 CNイリア=ローズベルLv3/100 Rank:2

 Race:天使族Lv5/30 Job:村人Lv6/30

 HP 382/413 MP 341/412 SP 471/480

 STR 24 VIT 29

 INT 30 RES 46

 AGI 38 DEX 37


 わずか31ダメージか。使っていないSPが減っているということは、レベルアップをしたんだろう。レベルアップによるHPの上昇を考えると、おおよそ24とかのダメージかな。

 40ダメージくらい当たっていた昨日に比べると雲泥の差だ。これならもっと洞窟の奥に進んでも問題なさそうだな。


 その後、六回攻撃を行い、ブラックバットの討伐は完了したのだった。そして、蝙蝠の牙(下級)がその後には残っていたのだった。


「ドロップアイテム付きとはラッキーだな。ブラックバットも討伐は難しくなさそうだし、洞窟の奥に向かおうか。」

「うん。洞窟は奥に進むほど強い魔物が出るからね。油断大敵だよ。でも、初心者の洞窟はスライムとブラックバットしか出ないから、そこは安心だね。」


 今日もガイドさんは絶好調のようだ。この調子でガンガン奥に進んでいくとしよう。




 ということで、洞窟の中層にやってきました。で、なんでここが中層だと分かったかというと、ガイドさんの説明によるものです。


「ここからは初心者の洞窟、中層だね。魔物も手ごわくなるから気を引き締めなくちゃね。それにここからは魔鉱と呼ばれる鉱石を採集できるようになるよ。採集できる場所があればとっておこうね。」


 ということらしく、中層に入ったんだなぁと分かりました。で、何故アリスちゃんはここから中層だと分かったのだろうか?

 別に壁の色が変わるとか、雰囲気が変わるとかそんなことはないんだけどな。これがガイドの特殊技能というやつなのだろうか。不思議である。


「早速魔物が現れたみたいだよ。ここからは複数で魔物が襲ってくるようになるから気を付けてね。」

「あ、うん。そうみたいだね。」


 CN―Lv8/100 Race:スライムLv7/30 Rank:1

 HP 683/683 MP 705/705 SP 533/533

 STR 36 VIT 55

 INT 50 RES 39

 AGI 37 DEX 43


 うわっ、滅茶苦茶ステータス上がってるんだけど。これが二体?結構きついような気がする。スライムが鈍い動きしかしないとはいえ、複数を同時に相手するとなると被弾もしかねないし、戦闘時間も長くなるからな。

 苦戦しながらも魔法十一発+十発でスライム二体の討伐を成功した。どちらもドロップアイテムはなく、苦労したわりには残念な結果に終わったのだった。

 第二回洞窟探索はその後何事もなく終了したのであった。



 今日の成果。

 浅層。

  スライムの討伐数、七体。

  ブラックバットの討伐数、三体。

 中層。

  スライムの討伐数、八体。

  ブラックバットの討伐数、二体。

 ドロップアイテム。

  スライムの魔石(下級)、一個。

  蝙蝠の牙(下級)、二個。

  マナメタル(下級)、十三個

 収入。

  アイテムの売却額、50*3+100*13=1450。半々で725。

 支出。

  回復薬、一個。

  魔力回復薬、二個。

  アイテムの補充額、50+100*2=250。半々で125。

 

 利益・損益

  725-125=600。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ