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詩全集2

我(蛾)が羽ばたく

作者: 那須茄子

羽ばたきに耐えれず

私は小さく

身を縮めた

大きく屈んだ


窓の光束が

頬を掠め

跳ねてまた窓の外へ


集まる影が

ぽつりと垂らしたインクのシミみたい

指で揉んで擦れば

それだけで私の身体に染み込んで

堕天を名乗らせそう


描写している

神に髪があるなら

それを紙に付け足して

長い夢を見たと嘘を刷る


気球でいいと思う

地球が遠い国のよう



もう見間違ったらいい

見惚れたのは

実は色恋自体であると


羽ばたきに耐えれず

私は小さく

身を縮めた

大きく屈んだ


窓の光束が

頬を掠め

跳ねてまた窓の外へ


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