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写真のない俳句以前  作者: 葛飾シトロン
8/24

8.芒種 紫陽花や評判良くない寺の僧


 夏のカメ青菜を食す舌の色


 梅雨寒に空車で回る寿司レーン


 一輪の花束なるやクローバー


 短夜に変化し畢わんぬ王女かな


 梅雨の河畔ほたるのランタン灯る頃


 花菖蒲数えるうちに夕闇に


 紫陽花や評判良くない寺の僧


 花一つなき夏の野を飽かず撮る


 気の強い双子に会いしヒメジョオン


 八幡の森夏に踏み入る不埒者


 梅雨晴れの水鳥もなき干潟かな


 花菖蒲花火のように消えてゆく


 昼の月見る人ありや土手の夏


 世話かけし弟もらう中元や


 雷のミーアキャットの見遣る先


 夏の川ジャズのカケラを流してく


 DJ変わり旅の始まる夏夜明け


 たちあおいその名は初恋とともに



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