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写真のない俳句以前  作者: 葛飾シトロン
12/24

12.立秋 繭の聴くバッハの音色やわらぎて


 陽が暮れて去りがたき人のなぎさかな


 夏休み誰かの呼ぶ声いい香り


 ゲーム終わり電源落として夏風吹く


 虚無と書いたガラスの上に雲崩れ


 うち揃い大洗へと向かう夏


 年齢性別不明とラジオ告げる


 白鷺のめずらしくない里の夏


 君と行く里山早や寒蝉鳴く


 空は秋いつもお揃い赤と白


 夏休み好きな顔描きすぐに消す


 夏の道君と歩いた向うの雲


 忍城の水面震えて夏去りぬ


 季節移り再びの月水静か


 標識のかすれも親し夏の旅


 繭の聴くバッハの音色やわらぎて


 蜩や愛した人の弱さかな


 夏祭神に施す外科手術


 夏休み旅の終わりの月の川


 秋近しうさぎの肥ゆる素月かな



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