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写真のない俳句以前  作者: 葛飾シトロン
10/24

10.小暑 夏草や人工物を廃墟にす


 土をこね絵付け焼きたる小暑かな


 遠き日の癖を真似たり土用波


 炎昼や次なる旅の下見かな


 心太かき混ぜながら話聞く


 共感覚トマトと茄子の和音かな


 夏草や人工物を廃墟にす


 昼顔の眠そうな君覗き込む


 小雨止まず蓮華の茎を辿りたる


 鉄橋の下でくつろぐ夏休み


 あめんぼの波紋広げる小雨かな


 夏の葉や陽射しを貯めて放ちけり


 スキル上げ夏の少女を撮りに行く


 空梅雨の地底の水の揺らぎけり


 汗をかきラーメンすする横顔や


 緑陰の登り道を婦人降りる


 夏の月君の鏡に映りけり



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