写真のない俳句以前
2022年に詠んだ俳句を二十四節気ごとに時系列順に投稿していきます。二十四節気は立冬とか冬至とかのあれで、1年を24等分にしています。まあ、季節に応じた俳句を詠んだってことです。
この句集は2023年分の「写真のない俳句」の続編でそれ以前ですが、こっちの方が良句があるかもしれません。
この句集は2023年分の「写真のない俳句」の続編でそれ以前ですが、こっちの方が良句があるかもしれません。
1.雨水 滴りを止めて雨水の音を聞く
2023/11/14 16:00
2.啓蟄 あてもなき旅に出ようか春の旅
2023/11/14 17:00
3.春分 雲雀の音 指差す人の横顔や
2023/11/15 18:00
4.清明 夜桜の下に待つ人 睫毛の影
2023/11/15 20:00
5.穀雨 あの角を回れば夏の君がいる
2023/11/16 17:00
6.立夏 薫風の恋空広き時空かな
2023/11/16 20:00
7.小満 トマト齧る少女の腕の日焼けかな
2023/11/17 17:00
8.芒種 紫陽花や評判良くない寺の僧
2023/11/17 19:38
9.夏至 川遊び空の広さを確かめる
2023/11/18 10:21
10.小暑 夏草や人工物を廃墟にす
2023/11/18 11:56
11.大暑 夏夕の誘拐されし影の街
2023/11/19 22:45
12.立秋 繭の聴くバッハの音色やわらぎて
2023/11/19 23:47
13.処暑 他愛なき夢の果てなむ秋澄みぬ
2023/11/20 14:37
14.白露 ねこじゃらし抱き寄せられた人のこと
2023/11/20 17:32
15.秋分 花よりも赤く 恋よりも胸いっぱい
2023/11/21 16:58
16.寒露 長いホーム話足りない秋の暮れ
2023/11/21 17:03
17.霜降 真っ先に芒を挙げし少女かな
2023/11/22 06:18
18.立冬 山茶花ややや適当に咲きにけり
2023/11/23 09:14
19.小雪 七五三袴の草履脱げかかる
2023/11/23 09:16
20.大雪 紅い薔薇泣き虫彼女に似合いけむ
2023/11/23 09:18
21.冬至 年の暮れ近鉄特急ゆっくりと
2023/11/24 23:00
22.小寒 彼の名前そっと呼んでみた三学期
2023/11/24 23:02
23.大寒 近所よりコロッケいただく春隣り
2023/11/25 11:01
24.立春 昔の川こぽこぽ聞こえる春の音
2023/11/25 13:17