表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「今日は良い天気ですね」  作者: 北澤有哉
2/2

彼女の視点から。

 彼が来るのが雨の日だと気が付いたのは、梅雨入りが発表されて1週間後のことだった。


 4月当初は、不定期にくるお客さんとしか思ってなかったけど、徐々に気になり始めていた。おそらく、晴れの日は自転車で通っているのだろう。


 誰に対しても1番に接客していくのを見て、周りは「熱心だねー」と言ってくれるけれど、実は彼の座る席を空けておくためだったりする。


 ーーそれにしても。


「彼、驚いてたなー」


 そりゃ、そうだろう。

 急に話しかけられて、しかも雨の日に「良い天気ですね」なんだから。

 けど、間違ってはいない。


 ーー雨の日は心が晴れになるのだ。


 私は思う。


「明日も天気になりますように」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ