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彼の視点から。
「今日は良い天気ですね」
駅前の喫茶店、いつものカウンター席で本を読んでいた僕は、驚いて顔を上げる。
カウンターの向こうには、同い年ぐらいの店員さんが清楚な笑顔をこちらに向けている。午前9時、平日にこんなにゆっくりしていられるのは、大学の講義が午後からだからだ。
そして、今日みたいな日は電車で行くことに決めている。
店員さんとたわいもない会話を楽しみ、店を出ると、ふと思い出す。
ーーそう言えば。
大事なことを聞き忘れていた。
ーー今日は雨ですよね。
「今日は良い天気ですね」
駅前の喫茶店、いつものカウンター席で本を読んでいた僕は、驚いて顔を上げる。
カウンターの向こうには、同い年ぐらいの店員さんが清楚な笑顔をこちらに向けている。午前9時、平日にこんなにゆっくりしていられるのは、大学の講義が午後からだからだ。
そして、今日みたいな日は電車で行くことに決めている。
店員さんとたわいもない会話を楽しみ、店を出ると、ふと思い出す。
ーーそう言えば。
大事なことを聞き忘れていた。
ーー今日は雨ですよね。
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