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魔法世界の問題児  作者: 蒼
学園編
15/30

試験だってー


試験日になっちゃったよ。

師匠に教えてもらった魔法以外何もできないよ。

あの3人は大丈夫大丈夫とか言ってたけど。

不安でしかない。


「リツ、おはよう!いよいよ新入生試験だね。」

「おはよ。うん...そうだね。」

楽しそうに言うレリアとその隣で意気消沈の私。


「なんせ、ソウレイの春の名物だもんね!楽しみ〜!」

「あぁ...うん、そうだね。」

本当はそんなんじゃないんです。えぇ。

レリア、君は楽しそうで何よりだよ…。


ガラガラとドアを開ける音がする。

あぁ…終了の金が鳴り響く…


「お前らー。今日は新入生試験だ。今年の試験は、点の取り合いだ。」

先生がそう言った瞬間、クラスから喜びの声が爆発する。

よりにもよって取り合い…


「今からランダムに学園の仮想空間に転送させる。相手の名札を取ったらポイント追加。一部の生徒の名札は金色のマークが付いている。そのマークの名札を取った生徒はポイント5倍だ。さて、質問は?」

単純明快なルールだし、分からないことはない、が、取り合いかぁ…


「いいじゃん!ポイントの取り合い!」

レリアはふんふんて鼻息荒くして…

やる気満々みたいでなによりデス。


「この試験は学校内に中継されてるからな。成績は今後に響くぞ。」

嘘でしょ。この時点でもう今後の成績とか気にしなきゃいけないの!?

さすが、名高いソウレイ。ぶっちゃけなんとかなるでしょって思ってたよ。

ならないね、これは。

不幸中の幸いなのは中継がこの学院内だけだってことか。


「うし、じゃあ転送するぞー。各々頑張れ。じゃ。」

ランドレ先生がそういうと、足元に青色の転送陣が現れた。


徐々に周りの景色が薄くなっていき、瞬きしたらそこは森だった。

…これ、誰かが先に隠れてたり、罠とか仕掛けてたらやばいんじゃ。

追いかけられてるならまだしも、誰もいないし、見晴らしがいいところに出た方がいいな。

迂闊に森の奥に入らないようにしよう。


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