表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法世界の問題児  作者: 蒼
ー序章ー
1/30

プロローグ


人々が行き交い、忙しなく変化していくこの世界で、隣に世界があることを

どれほどの人間が知っているのだろうか。


めまぐるしく科学が発達していく世界の隣で魔法が存在していることを

どれほどの人間が知っているのだろうか。


—いや、この世界にいる人間は誰も知りはしないだろう


魔法が存在する世界"ゼノ"

存在しない世界"オスカ"


オスカ、ゼノ、二つの世界を行き来できる"GATE"と呼ばれるもの。

ある場所には一見壁のように見えるものだったり、

また、ある場所には鏡だったり、本だったりと様々な姿形で"GATE"は存在している。

ただし、世界を越える事ができるのはゼノの人間のみ。

魔法が使えないオスカの人間にとってはただの壁だし鏡だ。



あぁ、そうそう。

不思議な色の瞳をした猫をみつけたら、ついて行ってみなさい。

路地を抜けたその先にカフェがあるはずだ。

その店の店主はゼノにいた人間でね、珍しくオスカに移り住んだ人間だ。

オスカのアンティークに囲まれていたいんだと。

全く、オスカの人間にばれたらどうするつもりなんだろうね。


君が魔法に興味があるのならば、彼に話を聞きにいくといい。

美味しい飲み物と一緒にある兄妹の話をしてくれるだろう。

物語にある魔法使いの弟子にはなれないだろうけれど、興味があるのならばその話はきっと、面白いはずだ。


未知のものを想像する喜びを

不可能を可能にする想像を


魔法が使えない君達に一時の夢を

現実のような幻のような

陽炎のようにあやふやな

夢物語を—

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ