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本のなる木〜禁断の果実? いいえ、禁断の書です〜  作者: 高橋 雨
第二章 「透明」ではない世界
19/24

13

 頭が割れるような激しい音。タバコと酒の匂い。


 さっきの静かな丘の上から一転、俺は気がつけばパチンコ屋にいた。


 身体はーー透明だ。

 俺はまた、この世界に戻ったきたのだ。


 店員が俺をすり抜ける。

 

 周りを見る。


 パチンコ屋など入ったことはなかったが、一瞬でここがパチンコ屋だと分かるのが、パチンコ屋がパチンコ屋たるゆえんだろう。

 台を蹴り上げて店から出ていく客、煙草をふかし、女の肩を抱きながらタマを弾く若者。歯のないじいさん。

 汚いったらありゃしない。


 俺はパチンコ屋が嫌いだ。こんなところは人生を諦めたクズの溜まり場だと思っている。

 だから、俺は一度もやったことがない。死ぬ間際、人生どうでもいいと思った時でさえ、ここには来なかった。


 嫌な予感と少しの期待が入り混じる。


 俺がこの世界に来れたということは、きっと虎丸が生きているということだ。良かった。あいつは死ななかったんだ。

 それはいい。だが、その反対。

 俺がここにきたということは、虎丸がパチンコ屋にいるということだ。

 あんなに真面目に金を稼いでいた虎丸が。こんなところに。


 どこだ。どこにいる。台をすり抜け虎丸を探す。しかし、いくら探しても虎丸らしき人物は見当たらない。

 探している途中に今更ながら思った。

 というか、そもそも虎丸は高校生だろ。どうなってんだ。


 ふいに、身体が引っ張られる感覚があった。

 キタ。

 俺の身体は店の入り口まで見えない力に連れて行かれる。

 この先に虎丸がいる。



 店から一人の男が出ようとしている。髪は長く、背中は丸まり、ボロボロの洋服に身を包んだ男。

 後ろ姿だけで嫌悪感を感じてしまう。まさに、ギャンブルという沼に浸かった男。こういう奴が俺は嫌いなんだ。


 ピタリ。


 俺の身体はその男の後ろで止まった。


 は?


 周りをキョロキョロと見回す。入り口付近にはこの男しかいない。

 虎丸は?


 その男が歩き出す。自動ドアが開かれ店の外に出る。すると、俺の身体も動く。


 ーー信じがたい。というか、信じたくない。だが、信じる他ない。


 事を理解した俺は、その男の前に回って顔を見た。

「マジか……」

 俺は言葉を失った。

 髭が生え、肌は荒れ、そして何より表情が何もない。

 その男は、俺をすり抜け歩き出した。


「……虎丸?」


 俺が呟いたのと同時に、身体が強く引っ張られた。




 これが、虎丸?

 俺は虎丸の後ろを歩きながらまだ信じられない気持ちで一杯だった。

 あの笑顔は、あのしゃんと伸びた背筋はもうそこにはなかった。どうりで気づかない訳だ。虎丸は変わりすぎた。


 だが、全く面影がないといえばそうではない。確かにこいつは虎丸だ。それはこの磁石が証明している。


 しかし、この違和感はなんだろう。ただやつれたというのには、どうも違う気がする。


 俺が感じた違和感はそれだけではなかった。

 街並みが変わっているのだ。

 道路を挟んだ向かいの居酒屋には客引きのあの男はもういない。

 それに、俺の知らない建物もいくつかある。

 これはどういう事だ?

 ぐん、と身体が引き寄せられると思ったら、虎丸がコンビニに入るところだった。

 その後を追う。あの事件が起こるまでずっと虎丸が働いていたコンビニ。

 普通に自動ドアが開く。普通に店内に入る。普通に店員が「いらっしゃいませ」と言う。普通に入店のチャイムが鳴る――

 おかしい。

 ここのチャイムは壊れていたはずだ。

 しかし今、あの耳に残る間抜けなチャイムは鳴らなかった。普通のチャイムが鳴ったのだ。

 やはり、おかしい。

 そう思った時、俺の足は真っ先に雑誌コーナーへ向かっていた。ちょうど初めてこの世界にきた時そうしたように。


「これって……」


 そこに置かれている雑誌。その全てが、前回俺がきた世界から、()()()の西暦のものだったのだ。




 虎丸の後を追い、見慣れたけれど変わった道を通る。虎丸の家までの道のりだ。


 今回も俺はタイムスリップをした。

 しかし、前回とは遡った年数が違う。

 現実の世界から数えて、前回は五年前に遡った。だが今回は、()()()の横浜のあの街に俺は来たのだ。ちなみに今回の季節は春だった。


 どうりで街も虎丸もどこかおかしかったわけだ。コンビニのチャイムはとっくに直っていたし。

 つまり、今目の前にいる虎丸は二十歳になった虎丸ということだ。


 その虎丸は、コンビニのATMで金を下ろし、トボトボと家路についている。

 まだあの家に住んでいるのか? 今にも壊れそうなあのぼろアパートに。

 だが、今の虎丸ならあそこに住んでいても違和感がないかもしれない。だって今の虎丸は(はた)から見たらフーテンだ。

 自殺を思いとどまってからのこの四年の間に、お前に一体何があったんだ?

 想像しようとして、やめた。あの精神状態の虎丸が、たった一人で生きている生活は、たとえ想像でも思い浮かべたくなかった。




 やがて、アパートについた。ここだけ時間が止まったかのように何も変わっていなかった。


 虎丸がアパートの目の前で足を止めた。急に止まるもんだから背中にぶつか……スカッ。


 虎丸を振り返ると、アパートの三階を見上げている。何かと思ってそちらを見ると、角部屋の前に二人の男が立っていた。誰かを待っているように。

 その男たちがこちらに気づいた。階段を降りてこちらに向かってくる。なにやら穏やかではない。


「おう、虎丸くぅん」

 男の一人が、虎丸の肩を組んで顔を近づける。「待ってたよ」

 もう一人の男が虎丸のポケットをまさぐり、裸の一万円札を四枚握りとった。小銭がバラバラと落ちる。

「小銭はいらねえよ。ってか札これだけ?」

「……全財産です。さっき下ろしてきました」

「マジかよ。お前やべえな」

 二人が虎丸から離れた。

「言っておくが、お前に金があるかないかは関係ない。俺らに金がしっかり渡るかどうか。大事なのはそれだけだ」

「親父の分と合わせて、まだまだある借金。これじゃあ、一体いつになったら返せるのかわからねえな」

「ったく。女だったらいくらでも金を生み出せるのに。男だもんな。体を使うって意味じゃ内臓売るとかか?」

 男が笑って言う。

 もう一人の男が、黙っていた虎丸の髪を掴んで顔を上げさせた。

「お前、分かってんのか? エンドウさんに目つけられてんだぞ。今はまだいいけどよ、直接あの人がお前の前に来た時は、お前死ぬ時だからな」

 そうして、二人の男は去っていった。



 虎丸は落ちている小銭を拾い集める。その姿を俺は黙って見ていた。

 借金。それに、エンドウという名前をまた聞いた。

 父親の借金が尾を引いているのか、それともまた別の問題が発生しているのか、詳しいことは何が何だか分からない。だが、良いことではないのは誰が聞いても明らかだ。


「お前、どうしちゃったんだよ」


 惨めだ。

 だけど、誰もこいつのことは責められないと思う。

 もう、昔の虎丸はいない。


 その丸まった背中に向かって言う。

「猫背、俺よりひどいぜ」


 虎丸は、小銭を拾い終えると階段を登った。三階の角部屋。あの頃と同じ。

 しかし、俺は部屋の前に立って驚愕した。


(人殺しの息子)

(借金マン)

(死ね)

(イカレバアサン)


 ドアはスプレーのいたずら書きで埋め尽くされていた。

 虎丸は、一度ドアノブにかけた手を力なく下げると部屋には入らずに踵を返した。


 次はどこに行くんだ。

 ゆっくりと歩く虎丸の足取りは重い。



 やがて、目的地に着いた。それは、あの俺が働いていたラーメン屋だった。




 虎丸が暖簾をくぐった瞬間、店内によそよそしい空気が流れたのを感じた。


「……っらしゃい」

 店長の声も心なしか小さい気がする。いや、気のせいじゃない。なにせ、でかい声しか取り柄がなかったやつだ。

 店長以外の他の従業員は、すでに俺の知らない顔だ。

 それから、()はもういない。


 カウンター席に座った虎丸に、店長がぶっきらぼうに注文を聞く。


 虎丸が口を開いた。しかし、それは注文ではなかった。

「聞きたいことがあるんですけど……」

 弱々しく生気のない声だ。

「以前ここで働いていた小説家志望の方がいましたよね」


 俺のことだ、とすぐに分かった。


 店長は訝しがりながらも、「あぁ、そんなのもいたっけな。それが何か」

「今はどうしてるんでしょう」

「知らねえよ。んなこと」

 店長が吐き捨てるように言った。


 なんでお前はそんなことを聞くんだ。というか、俺のことを覚えていたのか――?

 俺は驚きを隠せなかった。


 俺の誕生日は七月。だからこの時の俺は三十一歳をもうすぐ迎える頃。現実の世界から一年前の話だ。とっくに横浜なんか離れて、東京にいる。そして、もうすぐ由梨が俺の前から消える。そんな時。


「小説を出したんですかね?」

「だから知らないって。注文は? 早くして」

「あの人の名前を教えてください」

「はぁ? 名前?」

 店長は、腕を組んで難しい数学の問題を解くみたいに悩んだ。

 そうか。俺の存在なんてそんなもんだったか。まぁ、別にいいけど。


「確か……倉田? そうだ、倉田だ。倉田……アキラだっけか。うろ覚えだけど、確かそんな感じ。で、注文は」

「そうですか。ありがとうございます」

 虎丸はポケットをゴソゴソやると小銭を全部取り出して数えた。

「あっ、四百円しかない」

「はぁ?」

「これで食えるものありますか?」

「馬鹿にすんなよ。冷やかしなら帰れっ」

「……ごめんなさい。やっぱりいいです」

 虎丸は席を立った。

「ホントに何しに来たんだあんた」

「いえ……すいません、ありがとうございました」

 そして、虎丸は店を出た。

 俺も、虎丸がいったい何をしたいのか分からなかった。

 ただ、()()という言葉が頭の中で浮かんだり消えたりを繰り返していた。

 



 外はもう薄暗くなっていた。

 ラーメン屋を出た後、虎丸は家には帰らなかった。代わりに向かったのは駅だった。


 駅のホームには列ができている。

 その列の最後尾では、母とその娘であろう小さな女の子の親子が楽しそうに手を繋いで笑っていた。その後ろに虎丸は並んだ。

 

 どこに行くのだろう。虎丸が電車に乗るところを見るのはこれで二回目だ。

 ふいにばあさんのことが思い起こされて、俺はそれを振り払った。



「……美和……さん」


 え?

 唐突に虎丸が言った。

 虎丸の視線は前の親子に注がれている。

 その視線に気づいた母親が虎丸を見た。空中で視線が絡む。

「え……あの……」

 母親は怪訝そうに顔を歪めたが、次の瞬間、目を大きく見開いた。

「虎丸……君?」


 今度は俺が驚く番だった。

 そこにいたのは、あの虎丸と一緒に働いていた内藤だったのだ。


 虎丸が、内藤とその手に繋がれた二歳か三歳ほどの少女を交互に見る。

 その虎丸の視線に気づいたのか内藤が言った。

「あ……わたし結婚したの。……娘」


 結婚。こども。

 なるほど。前とは見違えるほど落ち着いた雰囲気なのはそのためか。


 だが、虎丸だと気づいてから視線が落ち着かないというか、どこか一歩引いた感じがある。


「ママのおともだち?」

 舌足らずな娘が言う。

「え……うん、友達っていうか……」

 奥歯に物が挟まったような言い方で内藤は口ごもる。どこか都合が悪そうだ。


「なに、このふく。ぼろぼろぉー」

 内藤の子供が笑いながらそう言って、虎丸の足に触れようとした時だった。


「触らないでっ」


 内藤の声はホームに大きく響いた。周囲の視線がこちらに集まるのが分かる。

 娘はビクッとしてその手を下げた。

「なんでぇ?」

「……行くよ」

 内藤は娘を抱きかかえると、決まり悪そうにその場を離れた。

 タイミングが良かったのか悪かったのか、電車が来たので、内藤親子は別の乗降口から電車に乗った。


 虎丸はというと、「あ……」と声かも分からない音を発して、棒のように突っ立ったまま。その電車には乗らなかった。

 どころか、それから電車を何本も目の前で乗り過ごした。

 そんな虎丸を周囲の人間は物珍しそうに見たり、不審がったり、写真を撮ったりしていた。


 虎丸がやっと電車に乗った時、すでに辺りは真っ暗だった。




 二百円で三駅のところで降りると、虎丸は駅の近くの古本屋に入った。どうやら、ここに来るのが目的だったらしい。



 虎丸が店内を歩き回る姿を見ながら、まさか、と思った。

 ただ、それと同時に()()()()()()を考えるのは思い上がりというものだろう、と思ったのも事実だ。


 虎丸は、それから小一時間本棚を物色した。


 やがて、一つの本を手に取った。それは小説の単行本。黄色いカバー。


 小説のタイトルは『月光』

 作者は、倉田明(くらたあきら)ーー


 それは紛れもなく、俺が自費出版した小説だった。



 ――小説でたら教えてくださいね。僕絶対買いますから。



 あいつの言葉が蘇る。笑ったあいつの顔も。

 今更、俺にした一方的な約束を果たそうとしているのか?

 

「お前それ、帰りの電車賃だろ」


 レジで会計をする虎丸にそう声をかけた。俺の小説は二百円だった。

 虎丸は俺の小説を待って古本屋を出た。

 歩いて、家に帰った。




 目の前で自分が書いた本が読まれている。

 下腹のあたりがむず痒くなる。ページをめくる手が遅くなったり、早くなったりするたびにムズムズして落ち着かなくなる。

 こんな気持ちは初めてだった。


 あの後、家に着くと虎丸は真っ先に本を開いた。

 もう深夜零時を回っている。歩き疲れたはずだ。眠いはずだ。

 だが、裸電球の下で、飯も食わずに、無心で、徹夜で、虎丸は俺の小説を読んだ。

 俺は昔、あんな態度を虎丸に対してとって、色眼鏡でこいつを見ていた。それなのに、虎丸は俺の小説を読んでくれている。認めたくはないが、虎丸に対して罪悪感を感じているのもまた事実だ。

 だが今はそれ以上に、小説の感想を聞いてみたかった。

 誰も読んでなどいないと思っていた自分の小説を読んでくれている。

 気恥ずかしさもあったがそれ以上に嬉しかった。本物の小説家が味わう感動を少しだけ理解した気がした。

 読み終わった後、こいつはどんな顔をするんだろう。どんな気持ちになるのだろう。


 見たくないけど、見たい。見たいけど、見たくない。

 それで室内をウロウロウロウロ……


 こんなに心が動くのは久しぶりだった。




 永遠に感じられる時間が終わったのは朝の五時。

 虎丸が最後の一ページを読み終わり、本を閉じた。

 本がテーブルの上に置かれる。

 俺は、待ってましたとばかりに身を乗り出す。


 そして、座っている虎丸の真正面でその顔を見るーー


 が、

「……?」

 俺は少々戸惑った。虎丸の顔を見て。


 それは、どんな表情なんだ?


 虎丸の読後の顔は、俺の思っていたものとは違った。

 それどころか、面白かったかつまんなかったか、それさえ分からない顔をしている。

 俺は怪訝に思った。

 感情が分からない。

 だけど、どこかで見覚えのある表情ーー


 虎丸が突如立ち上がった。そして、タンスの中をまさぐる。手には千円札が二枚と、あの()()()()()が握られていた。

 そして虎丸は家を飛び出した。


「おい、どうした急に。どこに行く」



 虎丸は隠し持っていたのであろう金を使い、電車やバスを乗り継いで一心不乱といった様子で、()()()へ向かった。

 俺は引きずられるようにしてついて行くしかない。

 どうしたんだよ、お前……。

 この世界の虎丸は、怖い。触れたら破裂しそうな雰囲気がある。行動も、どこか予測がつかない。


 虎丸はあの不思議な表情を一切崩すことはなかった。




 やがて虎丸がたどり着いたのは、人里離れた山奥だった。

 虎丸は自分の足でズンズン歩いていく。金が底をつきたということもあるが、そもそも、公共交通機関など通っていないような場所だ。


 ある程度進んだところで、俺はこの場所に見覚えがあることに気づく。


 まてよ。この道って――


 虎丸はどんどん進む。


「お前、まさか――」

 それを理解した時、全身の力が抜けそうになった。そして、虎丸の顔を見てゾッとした。


 この表情を俺は知っている。

 当然だ。なぜなら俺と同じだから。()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 死ぬ前の人間はこんな顔をするんだ――



 虎丸はどんどん進む。何かに向かって。


「なんだよ……ちょっと待てよ……」

 俺は言った。虎丸の背中に向かって、訥々と言った。

「マジかよ、お前もかよ。前は思いとどまったんだろ? ……はっ、嘘だろ……結局こうなるのかよ……待てよ、おいっ」


 虎丸はどんどん進む。死に向かって。


「おいっ。なんで……」


 虎丸はどんどん進む。



 ()()()()()()()()()()()()()()()


 そんなのごめんだ。やめてくれ。

 やめてくれーー


 俺はこの先にある場所をよく知っている。


 やめてくれ、やめてくれ、やめてくれ


 未来は変えられない。


「やめてくれっ!」


 そう、叫んだ時だった。


 目の前が一瞬真っ白になったと思ったら、まばゆい光が俺を包み込んだ。

 奇妙な幾何学模様が見え、俺の意識は遠のいていく――


 ぼんやりと、にじむように虎丸の背中が見えなくなった。




♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢




 はっ。



 ジェットコースターが落下していくような、そんな感覚。


 空が見える。俺は寝そべっている。

 背中がじっとりとして自分がひどく汗をかいていることが分かった。


「おっ、来たね」


 毎度おなじみの軽すぎる口調。

 寝たまま首だけをそちらに動かす。

 化物女がうつ伏せで本を読んでいた。


「ねっ、短かったでしょ?」

 化物女が本に視線を落としながら言う。

「ウェブ小説で言ったら、一話更新分くらいかな。いや、それにしてはちょっと長いか」

あまりに暗すぎる話でしたが、最後に化物女が少し和ませてくれました。。。

化物女の言う通りです、

長すぎましたごめんなさい。。

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