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悪意のある普遍的な思想

純善

作者: レー・NULL

 悪だ悪だと、言うもの達。それならば貴方達は悪を知っていると言える。だが、善を知っては居ないだろう。善を知らないのだから、善を成すことは出来ない。つまり、善人では無い。


 善を知っていると言うものよ、それは貴方の善である。他人になれることなんて無いのだから、他人の善を知ることは無い。自分の為の善なのだから、独善に過ぎない。つまり、善人では無い。


 当たり前を語るもの、それは、洗脳を騙るもの。一体常識とは誰が決めたのか、それは面白いことに当たり前は都度都度変わるようだ。


 いったい、どうして責められなければならないのか、当たり前を、当たり前に出来ないことが、どれだけの悪であると言われなければならないのか。


 そして、数多の正義の味方は、戦える敵を探しては、囲ってボコボコにして喜んでいる。正義の刃を振り下ろしてやったぞと、盛大に声高らかに、次の魔女を探している。切り落とした首の数を数えては、誇らしげに、数多の正義の味方は、正義の為だけにその心臓を奪う。


 結局、私は悪であって、相手は正義の味方達。どれだけの悪意を、憎悪を、呪いを受けようとも、それは仕方の無い事なのだ。囲まれて、呪いを、呪いを、呪いを、呪いを受けて、悪意に、身を斬られて、斬られて、斬られて、その言葉が全て正義で、その在り方が悪と、断じられて。呪いを、呪いを、呪いを、呪いを


「1人で死んでろよ」


 いったい、どうして1人で死ねるのか。これだけの呪いを溜め込んで、それをただ消し去る事など出来ようか。きっと、理解が出来ないんだろうね。だから、この呪いを分けてあげよう。そうすれば、お前も理解するだろ。

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