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0.5人目

『大国フィーランド』この世界の中心都市であり、最終防衛ラインの役割を果たすその都市は今幼き姫によって統治されていた。


魔王の進軍、国王と女王の死、国民の不安の叫びなど姫の心はすり減っていった。


そんな中、国家魔術師が姫に助言した。

「姫様、禁術ではありますが転生召喚術をしその者に力を貸してもらうしかもう手段がないのでは…」


――転生召喚術

魔法発動時に異世界で死んだ生物を転生させこの世界に召喚させる魔法。


発動させる為に「火龍の目」「アダマンタイト」「不死鳥の羽」と言う素材が必要な事。

どの様な者が召喚されるか全く分からない事。

不安要素が多い為、発動させるのはリスクが多いとなり禁術扱いされていた。


「しかし…もうこの窮地を打開出来るかもしれないと言う可能性があるなら…少しの希望を持てるのなら…」

姫が決意したのは魔王軍がフィーランドを射程圏内まで進軍してくると報告を受けてからだ。


この判断は遅いのかもしれない。


しかし、もうこのお儒教は何が起きるかもわからない事にすがりつくのを民に見せると言う事でさらに不安を与えてしまうのではないか?と考える事もままならない状態まで来てしまっていた。


~~そして物語は転生召喚の準備が出来た頃に戻る


国の北に位置する大聖堂に姫を含むフィーランド軍が集まる。


「ようやくこの判断が正しいのかわかるのですね…」

姫は不安そうだが決意した表情で言った。


「何が起きても騎士団が付いています!」

騎士長がいつでも姫を守れるようにと戦闘態勢をとっている。


「素材をこちらに…」

魔術師が煌々と輝く素材を渡してきた。


深く目を閉じ、スゥ…っと息を吸い込んだ姫が

「それでは、魔法を発動します!」


大聖堂の魔法陣が発光し、天井まで目も開けられないほどの光に包まれる…


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