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「姫様、間もなく最後の素材が集まるとのことです。」

煌びやかだが落ち着いた装飾で飾られている一室で鎧の男が話しかけている。


「…そうですか。では、集まり次第始めましょう。」

鎧の男に答えたのは純白で高貴な雰囲気のドレスを身にまとった美しい女性だった。


「しかし…王であった姫様の父上…そして母上までお亡くなりになって日も浅いのに…姫様のお体も…」

うつむきながら鎧の男が言い終わる前に女性が答える。


「私が床に伏せている間にも苦しんでいる人々がいるのです…私だけが悲しみ泣いているわけではないのです…騎士長」


騎士長と呼ばれた鎧の男は複雑な顔をしながら

「ですが!……申し訳ありません…。」


暗い空気が部屋に立ち込めるのを阻止するように女性が語りかける。

「良いのです。私が今できる事…この世界の為にできる事をしなければ…。」


その国の姫がそう言うと部屋に走り近づいてくる足音が聞こえてきた。


「申し上げます!只今最後の素材が集まったとのことです!」

部屋の入り口から兵士が息を荒げながら報告する。


「では…始めましょう。


「この世界を救うために、勇者を召喚するのです!」


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