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東方魂恋録  作者: 狼々
第2章 修行in白玉楼
20/90

第20話 一緒に背負うから

どうも、狼々です!

何とか日曜投稿できました!

今回は、栞ちゃん回です。

残念ながら、妖夢が殆ど出てきません。

さらに、後半には、紫さんから幻獣についての補足の説明があります。

では、本編どうぞ!

――俺は、ユメを見ていた。“黒い”自分と対峙して、会話するユメ。

ユメの中にいる黒のそれは、殆ど表情は見えなかった。が、声が俺のそれだった。


“黒の”自分が言う。


――『俺』は、そのままでいいのか?  


    どういう意味だ。                     


――この環境さ。今までの『俺』はずっと孤独(独り)だったじゃないか。


    何が言いたい?


――周りに頼ろうとするな。信じられるのは、いつも自分だ。


    ……それで?


――『俺』は、甘くなりすぎだ。いつか足をすくわれるぞ。幻獣に勝つなんて到底無理だ。


    ……俺にどうしろと?


――周りは、信用するな。困ったら『オレ』が前に出てやる。『俺』は引っ込んでろ。


    大丈夫だ。皆がいる。もう俺は独りじゃない。


――“表面上(うわべ)は”、な。本当は今、自分がどうなのかすぐにわかる。少なくとも、幻獣と戦って。


    何がわかるというんだ。仲間がいないと勝てない。呼ばれたのもそれがあるからだろ?


――『俺』は何もわかっちゃいない。外で何も学ばなかったのか?

 

    じゃあ、何を学べた? 言ってみろよ。そんなに自信があるなら。


――簡単だ。『周り(他人)は信用できない』、『俺』もわかっているはずだ。『オレ』はわかっている。


    結局、『オレ』は何が言いたい?


――何度も言っているだろう。周りに頼るな。なに、心配するな。さっき言ったように、いざとなったら『オレ』が出てやる。




ここでユメは終わった。周りは頼るな、か……

頼り過ぎは良くないとは思う。が、幻想郷(ここ)に来て気付いた。

適度に頼ることも大切であることを。

『俺』と『オレ』の会話は終わる。



俺は重い瞼を開ける。差し込む光が眩しい。天井が見える。俺は横たわっているのか。

体を動かそうとするが、倒れた時と同じく、全く動かない。


(あ……天……)

(お、栞。ちょうど良かった。俺が倒れた後、どうなった?)

(え、えっと……霊力切れで倒れて、妖夢ちゃんに運ばれた。ここは天の部屋。幽々子は霊力切れだけが原因じゃないって言ってた……)

(そうか。結構霊力量には自信ついてきたんだがな……って、どうした?)


栞の語調にいつもの元気がない。倒れる前はいつも通りだったはずだ。

俺で遊んでたくらいだしな。


(その……ごめん、なさい……)

(お、おい、急にどうした? 俺は逆に心配になるぞ……?)

(私は、天の異変に気付けなかった。それが、悔しかったの……私が、気付いていれば……)

(いや、栞が悪いわけじゃないだろ。どっちかと言うと、自己管理ができてなかった俺に責任が――)

(私ね、気付いたの。天が私の中で結構大きな存在なんだ、ってことに)

(いきなりだな、おい)

(うん。さっきね、気付いたばかりなの。天は私を中に入れてくれてる。なのに、私は天に何もしてあげられてない。それどころか、助けてもらってばっかり)


……そうだろうか? 俺はいつ、栞を助けた?

むしろ、逆に感じる。


(いや、逆だろ。俺は栞に、能力とか諸々教わってたりした。助けてもらってるのは、こっちだ)

(……もう、天の中に入れてくれたことから、助けてもらってるんだよ。ずっと、独りだった。何年も、何十年も、刀の白の中にいた。そんな中、天がやってきて、私に色をくれた。それが、どれだけ嬉しかったことか……)


俺と、一緒。いや、栞の方が辛い。俺なんかとは期間が桁違いだ。

独りでいること、特に『独りを強いられている』人の気持ちはよく分かる。だって、自分がそうだったから。

俺はもう独りになりたくない。栞もそれは一緒。けれど、大抵この手の人は理解してもらえない。


そんな人が最も欲しいものを、俺は知っている。“理解者”だ。

俺は、栞の“理解者”になりたい。俺に務まるのかどうかはわからない。

けれど、少しでも共通の認識があるから。少しでも、一緒に背負ってあげたい。


(栞、きちんと面と向かって話がしたい。一回あそこに連れてってくれ)

(……わかった。目、閉じて)


前回以前と同様、目を閉じた数秒後に白へ。

中央には、一ヶ月程顔を見合わせていなかった栞。


「なぁ、栞。俺も一緒だったんだよ。幽々子に呼び出された時の会話、聞いてたんだろ?」

「……うん」

「俺は、孤独の重みと苦しさを知ってる。そして、俺の目の前にそれに現在進行系で悩む人がいる。だったら、俺がしたいことは一つだ」


もうその苦しみに自分自身も悩みたくない。そんな人も見たくない。

だったら。


「一緒に、背負わせてくれないか? こんなに頼りない、弱い人間だけどさ? これから一緒に頑張ろうぜ? な?」


その人の支えになる。それが、責務ってもんだろ?


「……あぁ……ああ。お願い、するよ……ありがとう……! あ、天、ご、ごめんね……ちょっと、涙が……ぅぁ……」


栞がポロポロと泣き出す。それが、幽々子の前の俺の姿と重なった気がした。

……だったら、やることも一緒だろ。


「……なぁ、栞。ちょっとこっち来いよ? な?」

「え……? う、うん……わわっ!」


俺は、俺の前に来た栞を抱きしめる。


「辛かったよな。痛かったよな。俺は、それを知ってる。どれだけ辛くて、悲しいか、知ってる。俺は、栞の力になりたい。支えたい。時々でいいからさ、俺のことも支えてくれると嬉しいよ」

「あぁ、あっぁ……そう、するよ。こんな私でよければ……いくらでも……!」

「ありがとうな。……一緒に、支え合っていこうぜ。文字通り、一心同体なんだからさ?」

「そう、だね……! ありがとう……! ぁぁ……!」


栞の抱きしめる力が一層強くなる。

その入れられた力の分だけ、俺は彼女を支えてあげられるようになりたい。

頼り、頼られの関係を築き上げたい。



俺は、彼女の意思に応えるように抱く力を入れた。


―*―*―*―*―*―*―


私は、ずっと独りだった。

私を、私の能力を上手く利用しようとする人は少なくはなかった。

私は、もう誰も信用できないのかと思っていた。

半ば諦めかけた時、彼がやってきた。


彼は、今までの出会ってきた人間とは、根本から異なっていた。

能力の悪用は頭の隅にも入れず、責任転嫁なんて欠片もなかった。

むしろ、それとは真逆だった。


『自分の責任だから、それに周りは巻き込めない』


彼は、自分の命が尽きるであろうその瞬間まで、その考えを持ち続けた。

そして、その姿を見た私は思った。


――この人なら。彼なら。天なら信じられる、と。


思えば、この時から私の中で彼が膨らんでいたのだろう。

私には、彼がどんな人間よりも輝いて見えた。憧れだったのかもしれない。



そして、突然に彼が無理をして倒れた。

私はこう思った。


何で言ってくれなかったんだろう、と。


けれど、その後に疑問が生じた。



私は彼を信用している。それもかなり。





    


     ――じゃあ・・・彼はどうなのか・・・・・・・



私はそこまで考えが巡って、泣きそうになった。

私が勝手に。一方的に。信頼してるだけなんじゃないか? 

彼にとって、私は相談できるほど信頼できない人なのか?


彼は目覚めてから、こう言ってくれた。


『一緒に、背負わせてくれないか?』


彼は私と同じだった。自分は悪くないのに、周りからは毛嫌いされる。

私と彼は、そのことの辛さと悲しさを経験し、知っている。

私と彼は、共通して“理解者”が欲しかった。

お互いがお互いを“理解者”となった今日、私の心の傷が少し癒えた気がした。

今度は、私が彼の傷を癒やす役目を担いたい。

そして、彼はこう言った。


『これから一緒に頑張ろうぜ?』


私は、彼の言葉につい涙を流してしまった。

やっと自分のことをわかってくれる人が現れてくれた。そう思うだけで、涙が(せき)を切ったように流れて止まなかった。

そんな私を見て、彼は私を抱きしめてくれた。


あぁ、これが人の温もり。とても、暖かい。もう感じることは無いと思ってた、人の温かさ。

随分と忘れていた、温かさ。優しく包んでくれる彼の温もり。


彼には、本当に感謝している。感謝してもしきれない。

だから、今度は私が彼を支えたい。頼って欲しい。


私は、彼の言ったこれらの言葉が、ずっとずっと欲しかったんだ……


私は、彼に協力できることは何だってしたい。

彼は幻獣と戦わなければならない。相当大変だろう。

だから。その時に。これまで受けた恩を精一杯返したい。


私はそう決意を固めた。


―*―*―*―*―*―*―



俺と栞との仲が深まった。これからは、二人で頑張っていく。支え合う。



あの白一色の場所から抜けて、俺は再び天井を見つめた状態で目覚める。


「天!? 大丈夫だった!? どこか変なとこない!?」


俺が目を開けた瞬間、幽々子の張り詰めた声が聞こえた。

いつもの幽々子からは考えられない程の慌てよう。相当に心配させたようだ。

何とか会話はできるようになったみたいだ。俺は幽々子に返事をする。


「あ、ああ。大丈夫だ。心配かけたな……」

「本当よ、全く! ……妖夢が貴方を運んでいるのを見て、心臓が止まりかけたのよ……?」

「はは……そんなに焦らなくてもいいのに。さすがにそれは心配しすぎだ」

「天のことだから心配なんでしょ! 貴方って人は本当に……!」

「ごめんごめん……で、俺の体はどうなんだ? 霊力切れらしいじゃないか」

「……妖夢が来てから一緒に説明するわ。まずは夕食よ」


ああ……妖夢にちゃんと頼めてなかったよな、夕食作り。

悪いことしたな……って、あ。


「俺、どうやって食べんの? 腕動かないよ?」

「腕も動かないの!? 貴方本当に何したのよ……」


幽々子が心配半分、呆れ半分といった様子で言う。

いやはや、自分が一番知りたいですね~


「わからん。突然倒れて、目が覚めたら全身動かなかった」

「腕だけじゃないのね……これは、かなり……」

「ん? どうした、幽々子?」

「……妖夢にでも食べさせてもらうことね」


幽々子にそう言われて想像する。

妖夢の「あーん」かぁ……中々悪くない。

彼女は滅茶苦茶可愛い方だし、性格もいい。

外だとモテただろうな……っと、それは置いといて。


「ん、そうするよ。実際、俺何もできないし」

「もうすぐできるらしいからね。今日は天の部屋で食べましょ」

「いいのか?」

「妖夢と天が二人で食べて、私が一人って寂しいじゃない」

「ま、だな」


妖夢が夕食を運んでくるまでの間、幽々子と雑談をしていた。

……のだが、雑談でかなりこれから重要になることを話していた。


「あ、そうそう。幻獣の出現、あれずれ込むかも・・・・・・しれないから・・・・・・ね」

「……え?」

「大体の予測出現時間が五年後。予測だから正確にはわからないわ」

「お、おい、ってことは……!」

「ええ。極端な話、明日幻獣が・・・・・来ても・・・おかしくない・・・・・・わ。ま、さすがにそれはありえないけどね?」


俺は全力で叫ぶ。彼女の名前を。


「ゆぅかりぃーーーー!」

「呼ばれて飛び出てぇ」


俺が紫を呼んだ瞬間、空間にスキマができて、紫が現れる。

瞬時に出てきたことよりも、物申したいことがある!


「おい紫! なんでそんなに大事な大事なことを話さなかったんだよ!」

「いやぁ……忘れちゃってた♪」

「おい紫ちょっと来い! 俺が動けないことをいいことにおちょくってんじゃねえよ!」

「いやぁ……ごめんね♪」

「お前後で覚えとけよ……!」

「いや~乱暴されるぅ~」

「できねぇよ! 俺は紫に勝てる気がしねぇよ!」

「……で、何が聞きたいの?」


急に雰囲気を変えて話し始める。

……紫はふざけているのか、真剣なのか、つくづくわからない。


「まず、幻獣出現がズレる可能性のある理由から」

「……幻獣ってのは、一度幻想郷を襲ったことがあるの。それで、今はその幻獣たちが封印されてる。かなり強い結界でね」


もう既に一度出ているのか。となると、抑えた人物がいるはずだが……


「で、それ誰がやった? そいつ連れてくればいいじゃん」

「できるならとっくにやってるわ。封印したのは……初代博麗の巫女・・・・・・・。幻想郷の初代博麗の巫女。博麗の原点にして、最強の巫女・・・・・


最強、か。恐らく。……いや、確実にかなり強いだろうな。

この幻想郷にはかなり強いメンバーがいる。その当時にいなかったとしても、未だに紫が最強と言うんだ。

創造者である紫にそこまで言わせる一代目。強いことに間違いはないだろう。

勿論、その後の代になる霊夢を凌ぐくらいに。

だが、その巫女を連れてこられない。そして、後の代の霊夢がいることを考えると――


「もう亡くなった、のか……?」

「ええ。封印の時に文字通り全ての霊力を使って、ね。大規模かつ強力な結界を張った初代は、いくら最強といっても耐えられなかった。封印に必要な霊力を持つ人もいないし、その封印自体使える人がいないからね。勿論、霊夢だって使えない」


……今の幻想郷で一番霊力の扱いに長けているとここに来る前……幻想入り初日の夜に本人から聞いた。

話を聞く限り、本当だろう。となると、他の誰かが奇跡的に使える、という可能性もないに等しい。


「……なるほど。二度目の封印が無理だとわかった今、根絶させるしか手はない、と」

「ええ。そういうことよ」

「で、それは後で考えるとして……一度目の幻獣襲来。あれは誰がやったんだ?」


そう、諸悪の根源はこの初撃を加えさせた人物にある。

なので可能性として、そいつを無力化できれば幻獣自体も止められる可能性がある。


幻獣が幻想であることと、荒れ狂っていることは初めに紫から伝えられた。

幻想を引っ張り出す役と、幻獣を本格的に操り、動かす役がいるだろう。

最低でも一人二役だったとして、一人は黒幕が奥で隠れている。


「……さすがね。そこに目を付けられるのは、中々悪くないわ。名前は詳しくはわからない。姿も隠してた。けれど……全部で三人いることは確かよ」


三人、か……幻獣を大規模に動かせるということは、少なくとも弱くはない。

言い方から察するに、誰一人仕留められてない。


「わかった。そいつらが封印を解く可能性は?」

「十分にあるわ。もう初代の結界もなくなりかけてる。結界の中で幻獣が暴れ続けてたら、1、2年の誤差も十分ありえる」

「それはもう誤差っていうレベルじゃないんですがそれは」

「いえ、封印がかなり前なの。1年や2年も誤差になってしまうくらいね」


大体わかってきた。今ここでまとめるとするならば……


「なぁ紫、これってかなり危険な状況・・・・・・・・、だよな?」

「ええ。かなりね。でも、対策がないわけじゃない。それが、貴方――天よ」

「俺の実力を買いかぶり過ぎじゃないか?」

「まぁ、貴方の能力と、そこの魂ちゃんの能力の合わせが唯一の希望なの」

「私の……?」

「あら、喋ってくれたわね。こんばんは~。紫って言うの。よろしくね~」

「う、うん、よろしく……私は、栞」

「栞ちゃんね。覚えたわ」


二人が自己紹介をする間に考える。

努力の能力と、火、水、雷の能力の合わせ、か……

無限の可能性はありそうだが、それを持ってるのが普通の人間じゃなぁ……


「紫。どう考えても栞の方はともかく、俺は力不足に感じるが……」

「言ったわよね? 貴方が最適って。もう何言っても遅いわ。できるできないじゃなくて、やるのよ」

「……できるだけやってみるよ。それで、幻獣は一気に大量に来るから強いのか? それともかなり強い幻獣が少数だけどいるから強いのか? はたまた、その両方なのか?」

「両方よ。それに、結界を一部だけ集中して破って、ある一定の強さや数の幻獣を出すことも考えられるわ。だから、幻獣との戦いはまだ後のこと、なんて考えないでね?」


かなり手強いな……こちらの手札はたかが知れている。

二度目となると、それは黒幕の三人にも知られているはずだ。

好きなタイミングで、好きな強さの幻獣を、好きな数で出せる。ハンデがありすぎる。


「幻獣出現の場所の事前特定は?」

「できませ~ん。襲ってきてからじゃないとわからないわ。まぁ、幻獣の力はとてつもなく強いから、幻獣が出てきた瞬間にわかるでしょうね。霊力感知できたら、ね」


あ~……場所もランダムときたか。

これはもう勝てないんじゃないかと思うくらい。

……けど、呼ばれたからには頑張るだけ頑張るか。

そう考えていると、俺の部屋の障子が開いた。


「あ……夕食を運びに来ました。紫様、こんばんは」

「こんばんは~。私は晩御飯に参加してもいいかしら?」

「私が許可するわ。……紫にも天の容態をここで聞いてもらった方がいいでしょうから」

「……わかりました」


そう言って妖夢はまだ台所にあるであろう、運んでいない夕食を運びに俺の部屋を出る。




一瞬、妖夢と目が合ったが、すぐに逸らされた。


ありがとうございました!

今回はいつもより少し長めでした。

そろそろ妖夢とは一旦距離を置いてもらいます。

VS幻獣もあと10話するかしないかくらいで書くつもりです。

戦闘の文が心配で仕方がないです。

ではでは!

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