ねこの日
走り書き。
「にゃ~ん」
――
「にゃ~~ん」
―――
「にゃ~~……」
「――何してるの?」
纏わり付くるりを引きはがしながら私はそう尋ねた。
るりは名残惜しそうに私から離れると
「今日はにゃんの日か知ってるかにゃ?」
そう言って小首を傾げた。
私は
「にゃんにゃんにゃんで猫の日だろ?」
そう返した。
るりはぱあっと表情を輝かせると
「そうにゃ!」
そう言うとガシッと私に引っ付いた。
……少し爪が痛いような気がする。
「そんなおにぃにゃんにはかつお節をプレゼントする権利をやるにゃ」
そう言って私を見上げるその姿はとても可愛らしい。
「権利をやるって……随分上からの猫さんだな」
私は苦笑しつつも、かつお節代わりのお菓子をプレゼントするのだった。
Fin




