取材メモ
取材メモ
公表事項
①12/31、中国国防省・楊宇軍報道官、新国産空母の建造発表
中国独自設計、場所→大連
②排水量5万トンの通常動力型、スキージャンプ方式
新空母設計・建造→「遼寧」の研究と実験が基礎、改善→性能向上
③海軍拡張→平和・防衛目的、海洋安全保障・領海主権・海洋権益保護
取材
1)大連造船所(撮影)
2)証言者(コメント、写真→本人、造船所内)
3)「遼寧」基礎データ
状況
1)造船所外観撮影○、海側斜め(全景、乾ドック)
※乾ドック内、確認×
衛星写真、購入必要
2)証言者2(現役従業員1、元1)
A:空母建造証言△、写真(本○、内×)
▶乾ドック内総組立中、全長約260m(艦首部なし)、幅約38m
船体は軍艦型、商船×
▶ドック、空母用に建設→06年まで民間船の荷役埠頭、06年末から工事
乾ドック完成後、早期に「遼寧」入渠、作業開始
▶14年、大型門型クレーン2基目設置→空母建造準備
B:空母建造証言×、写真(本×、内×)
▶大連→「遼寧」蒸気タービン整備、051型/051B型/051C型建造実績
※051C型の機関には諸説あり→確認必要
▶「遼寧」主機調査後、煙突内の雨水防止対策に従事
3)「遼寧」※A.クズネツォフ級2番艦→水線長281m、水線幅38m
履歴→02年大連回航、05年調査終了、以後整備、11年8月公試、12年4月就役
メモ
◎現在、乾ドックにおいて軍艦が建造されている(艦種未確認)が、その船体サイズは「遼寧」に近似しており、軍報道官の空母建造発表と一致する。
◎今回、この軍艦を撮影できなかったが、乾ドックに蔽いはなく、今後、建造ブロックなどで確認可能と推定する。さらに衛星写真による建造中の軍艦の分析も必要である。
◎ここ大連への「遼寧」回航は、調査だけでなく、当初から整備、就役が背景にあった可能性がある。それは新規の造船所造成から理解できる(民間船も造船している)。さらに、近年もその整備は継続されており、ここでの新空母建造には信憑性がある。
◎証言や複数の資料などから、大連には空母に関する建造、整備などのノウハウが蓄積されていると判断できる。また、複数の蒸気タービン機関の駆逐艦建造の実績からも、空母主機の製造、整備が可能と推定する。
◎051C型(旅洲型)は、空母用の主機や対空ミサイルシステムなどの試験目的で建造されたのかもしれない。
◎取材の結果として、今回の大連での新空母建造は、既に「遼寧」回航時から始まっていた可能性があり、一連の空母計画から、中国海軍の強かな計画性が垣間見えてくる。
課題
・中国の空母計画とは、どこまで描かれ、そして如何に進行中なのか?
・大連は、今後の空母建造に、どのように寄与していくのか? …上海や他は?
・一般的な中国海軍拡張に関する報道・噂にも、再度、整合・検証の必要性がある。




