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紅蓮の魔女  作者:
7/8

第七章:逆転の皇女


 紅蓮は、正式に皇女として認められた。

 しかし、彼女は皇位を望まない。


「私は、権力が欲しいのではありません。真実が、正しく語られることを望むだけです。母の名誉を回復し、宮廷の偽善を正す。それだけです」


 皇帝は、彼女に「鳳凰宮主」という特別な地位を与えた。

 宮廷の改革を監視し、不正を裁く権限を持つ。

 皇子の暁は、ある日、紅蓮の前に現れた。


「……すまなかった。お前を、悪女だと決めつけていた」

「いいえ。あなたも、守るべきものがあったのでしょう。私もまた、悪役を演じることで、真実に近づけました」


 暁は、初めて紅蓮に笑いかける。


「お前は……本当に面白い女だ」

「それは、褒め言葉ですか?」

「ああ。兄として、これからよろしく頼む」

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