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紅蓮の魔女  作者:
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第六章:鳳凰の覚醒


 火の試練とは、古代の儀式。

 炎の中に立ち、心が真実を求める者であれば、炎はその身を傷つけないという。

 広場に巨大な炎の輪が作られた。

 紅蓮は、赤い衣をまとい、炎の中に歩み入る。


「紅蓮姫! やめなさい!」

「焼け死ぬぞ!」


 叫び声が飛び交う中、紅蓮は炎の中に立ったまま、静かに目を閉じた。


「母よ……父よ……私が、真実を語るためにここにいることを、天よ、見届けてください」


 すると、炎が突然、赤紫に変化する。

 そして、紅蓮の背中から、赤い光の翼が広がった。


「鳳凰……! 本物の鳳凰の印が、覚醒した!」


 人々が跪く中、皇帝は涙を流す。


「婉……お前の子が、ここに帰ってきた……」


 皇太后は、崩れ落ちた。


「……赦してくれ……私は、皇位の安定を願っただけ……」



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