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転生陰陽師は男装少女!?~月影の少女と神々の呪い~(ライト版)  作者: 水無月 星璃
第6章:金烏玉兎、宿命との対峙

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第1話:男装の陰陽師は前世を告白する2

「あとがきカオス会議」あります!

最初に口を開いたのは、やっぱり真白だった。

いつもの彼らしくない、絞り出すような声で。


「そんな……そんな重すぎる過去を、お前……ずっと一人で抱えてきたのか? 金烏との戦いの時の、お前のあの姿も、やっぱり……」


彼の脳裏に、あの時の僕の姿が蘇っているのがわかった。

紅子さんも、痛ましげに眉を寄せて僕に問いかける。


「記憶を取り戻されたということは、これから再び、神としての宿命と向き合われると……?」

「うん……」

「そうなのですね……」


二人の心配が、痛いほど伝わってくる。

僕はみんなの顔を一人一人見つめ返した。


「心配してくれて、ありがとう」


でも、もう僕に迷いはない。

宿命を受け入れて、立ち向かうって決めたから。


「でも……僕は、もう逃げないと決めたんだ」


膝の上で、拳を強く握りしめる。


「このまま何もしなければ、都が、そして大切なみんなが、もっと危険な目に遭う。それだけは、絶対に避けたいんだ」


玄道(げんどう)様の暗躍、萩壺更衣(はぎつぼのこうい)様の謎の動き、それに妖魔の変異体。

全部、僕の力が関係してるなら、もう目を背けちゃいけない。


「それに、僕にはみんながいる」


僕は、もう一度みんなの顔をゆっくりと見渡した。

それだけで、心が温かくなる。


「真白、紅子さん、夜刀、竜胆丸、狗、狛……君たちがいてくれるから、この力と向き合う勇気が持てるんだ」


その言葉に、真白がぐっと唇を噛みしめた。

彼の胸の奥で、熱い何かがこみ上げてきているのが、少し潤んだ瞳から伝わってくる。

きっと、ボクが何者であろうと支えようって、思ってくれているんだと思う。

真白は、そういうヤツだから。

だからこそ、僕は……

僕の中で芽生えかけていた彼への特別な気持ちが、その熱にあてられて、きゅうっと切なく疼いた。


「……わかったよ、朔夜」


真白が、まっすぐに僕の瞳を見つめて言った。


「お前がそこまで言うなら、オレはもう何も言わねえ」

「真白……」

「代わりに約束しろ。絶対に無茶はするな。オレたちがついてるってこと、絶対に忘れるな」

「わかった、ありがとう…‥」


「……そこまでのお覚悟があるのなら、私ももはや何も言うことはありません」


夜刀が静かな声で言う。


「夜刀……」


いつものポーカーフェイスなのに、眼差しがとても切ない。

そこに含まれた想いが、憐れみなのか、慈しみなのか、わかならいけど……

たくんさんの想いが渦巻いて、溢れそうになってる感じ。


「この夜刀、いかなる困難が待ち受けようとも、必ずや主をお守りし、お支えいたします。この命に代えましても」


これ以上ないほどに魂のこもった誓いだった。

彼の忠誠と、秘められた深い想い。

それが、僕の心を強く打つ。


紅子さんも、力強く頷いてくれた。


「わたくしに出来ることがあれば、何なりとお申し付けください。宮中の情報収集、裏工作、何でもやりますわ」

「ありがとう……」


竜胆丸たちも、それぞれに協力を誓ってくれる。


「ねえ、ボクたちが居ることも忘れないでよ?」

「そうです、わたしたちだってお役に立てます!ね、狗兄?」

「もちろん!……で、狛?オイラ、何したらいいんだ?」

「もう、狗兄ったら……」

「ふふ……みんな、ありがとう」


みんなの温かい言葉に、僕の胸は熱くなった。

つい、目元が潤んでくる。

孤独じゃない。

一緒に戦ってくれる仲間がいる。

その事実が、何よりも僕に力を与えてくれた。

【あとがき】

カオス会議:第6章第1話「男装の陰陽師は前世を告白する」編


登場人物

朔夜:前世を告白した陰陽師。メンタル崩壊寸前はもはやデフォ。

真白:ワンコ系男子。親友ポジだけど完全に朔夜ガチ勢。イイ奴代表。

夜刀:忠犬すぎて忠義が愛に両足突っ込んでる系式神。言葉は冷静、感情は暴走。

紅子:宮仕えの知性派お姉さん。朔夜の初めての女友達。笑顔で刺すタイプ。

竜胆丸:ツンデレ担当。何喰わぬ顔して内心めっちゃ気にしてる系。

狗:癒し系兄式神。やんちゃすぎて兄なのに弟属性。妹に弱い。

狛:癒し系妹式神。おしゃまなしっかり者。兄にツッコミいれるのが日課。


朔夜 (たそがれ中):

「はあ……どうせならもっと楽しい前世であって欲しかった……」


真白 (泣きそう):

「お前、こんな重い宿命をずっと一人で……! ごめんな、オレ、気づけなくて……好きが足りなくてっ……」


夜刀 (すかさず):

「私も……主の苦しみを察せず、己の未熟を恥じ入るばかりです……もっと愛を深めてまいります!」


紅子 (ふんわり微笑み):

「ふふ……お二人とも、しれっと告白してらっしゃいますけど。本当に朔夜様が大好きですわね。まあ、わたくしもですけれど」


朔夜 (真っ赤):

「や、やめて!?そんな真剣な“好き”に囲まれてると正気を保てないんだけど!?」


竜胆丸 (腕組みしつつ壁際にいる):

「……はっ、朔夜様は朔夜様だし。みんな騒ぎ過ぎ」


紅子 (ニコニコ):

「あら、竜胆丸くん。そう言いつつ目がウルウルしてらしてよ?」


竜胆丸 (わたわた):

「は!?……べ、別に泣きそうになんてなってないし!!」


狗 (なぜかガッツポーズ):

「よくわかんなかったけど、オイラもカンドーして泣きそうだったぞ!」


狛 (ジト目で溜息):

「狗兄は最初から泣いてましたよ? あと、お話わかってなかったのです?何で泣いたのです?」


狗 (わたわた):

「ちょっ、突っ込みキツイぞ、狛!あと溜息つくな!!」


紅子 (ほっこり):

「ふふふ……可愛らしい兄妹ですこと」


真白 (拳を握ってキリッ):

「朔夜が何者でも関係ねぇ。オレはお前を守ると決めたんだ!」


夜刀 (かぶせ気味に):

「いいえ、主をお守りするのは私の役目です」


真白 (ギラッ):

「は?朔夜の隣はオレのポジションだ!……だよな、朔夜!?」


夜刀 (有無を言わせぬ笑顔で):

「……いいえ、主の隣は私専用です。ですよね、主?」


朔夜 (うんざり):

「ちょっ、そこで僕を巻き込むなよ!?」


夜刀 (静かに抜刀):

「……ならば、戦って奪い取るまで」


真白 (霊符を出しながら):

「いいぜ……受けて立つ!!」


朔夜 (あわあわ):

「ちょっと待って!?ここ家の中!家の中だから!戦うな!畳が焦げる!障子が破れる!」


紅子 (やれやれ顔で):

「……“感情重過ぎ男子”が2人。朔夜様も大変ですわね。わたくしが癒してさしあげますわ(そっと朔夜の頬にふれる)」


朔夜 (頬を染めて):

「……ふぇ!?」


真白&夜刀 (速攻で):

「「それはダメだ/です!!」」


紅子 (満足げに):

「ふふふ……相変わらず、からかい甲斐のある方たちですわね」


朔夜 (胃を押さえながら):

「つ、疲れる……」


紅子 (心配して):

「あらまぁ。朔夜様、大丈夫ですか?」


朔夜 (げっそり):

「うう……だいじょばない。ガッツリ胃もたれしてる……」


狗 (ぱっと手をあげて):

「はいはい!じゃあオイラが胃薬担当する!」


狛 (そっと手をあげて):

「なら、わたしは胃に優しいお食事を作りますね」


竜胆丸 (モジモジしながら):

「じゃ、じゃあボクは……」


朔夜 (泣きながら):

「ありがとう、狗、狛。ホント君たちは可愛いなあ。癒される~(頭なでなで)」


竜胆丸 (しゃがみ込んでイジイジ):

「……ねえ、朔夜様。ボクのこと忘れてない?存在空気?」


朔夜 (わたわた):

「ご、ごめん竜胆丸……!空気じゃないよ!存在感ちゃんとあるよ!(頭なでなで)」


竜胆丸 (まんざらでもない):

「……ふんっ。今回は許してあげる。次はないんだからね?」


朔夜 (頭抱えて):

「はぁ……カオスにも程があるんですけど。何で毎回こうなるの!?」


真白&夜刀 (同時に):

「「それはお約束だからだろ/です!!」」


朔夜 (叫び):

「そんなお約束いらんわあああああ!!!!!」


◇◇◇


重い真実を打ち明けた朔夜を、仲間たちがしっかり(?)サポート中!

次回もお楽しみに!

もし楽しんでいただけたら、ブクマや下の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎で評価していただけると、ありがたいです。

評価の分だけ朔夜のメンタルが回復します!?

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