こうなった。
続きをかいてみました!
思いつきなので変だったらごめんなさい!
愛車のジムニーでソロキャンプを楽しんでいたさちこはひょんなことから異世界に飛ばされてしまったあげく、愛車のジムニーは169センチ、ムキムキ男子ジム兄へと変わっていた。
「…ジム兄これからどうしよう」
「とりあえず人里を探すといいと思う。残念ながらナビ機能はないが方角はわかるぞ!あっちが北だ!」
「異世界にも東西南北あるんだね」
「そうだな!」
ジム兄は人間になっても頼もしいやつだ。
だが何かテンションが低い気がする…。
「ジム兄…どうかした?」
「いや…何もないぞ」
「正直に言ってみて?なんかテンション低くない?」
「…なくて…じゃ…って」
なんかごにょごにょ言いよる。
「なんて?」
「シエラじゃなくてがっかりしてるんじゃないかって…その…」
まさかの愛車に嫉妬されとるとは。
「いやいやなんでそんなこと言ってるの。」
「だってシエラは俺よりパワフルで見た目も足回りがゴツいから格好良いって前言ってたでしょ」
運転中の私の独り言、聞いとったんかい!
「いや、でもシエラよりジムニーの方が車検やら維持費も安くって毎日の事となるとジムニーで良かったって思ってるよ???ほんとよ??」
「でも重量もシエラの方があるよ?安定感あるでしょ?安心でしょ?」
「人間1人ぶん位しか重さ違わんから!」
「でも…」
「それに小回りもきくしむしろちょっと軽いぶん燃費も良いから!!」
「…」
「ジム兄まじで最高の車だよ???ジム兄のおかげで最高のソロキャンができてるんだから!!!!」
「…」
「それに異世界に迷い込んじゃって不安だけどジム兄が居てくれてるから安心でまじで相棒って感じだよ???」
もうジムニーなんだかジム兄なんだかわからんくなってきた。
「…ふふ」
ジム兄はちょっと照れているようだ。あ、耳が赤い。車も照れるんだな。
「よーし、まずは森から抜け出すぞー!さっちゃんおれが先を歩くから安心してついて来るんだぞ!」
そう言って歩き出した。ところでジムニーに積んでいた荷物ってどこに行ったんだろう…。