下着
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エタらせている「ドレシュ ミア ペヴニェ」を書いていたとき。十九世紀ヨーロッパの色々を書きながら調べたりしていたのですが。
内容がパラレル異世界ファンタジーJUNEなんですから自由度無限大なわけで好き勝手やればいいんですけどね。でもね。気にかかるんです。
例えばですけど文具系。ペン、万年筆。いつまで羽ペン使っていたの? とか。着衣関係、セーターやカーディガンとか。子供服。中でも特に下着。内容が内容ですからやっぱり下着って知っておいた方がねぇ。例え和姦だとしても押し倒す倒されるにしてもブリーフやトランクスってわけにもいかないでしょう。時代を考えるとたぶん無い。とはいえ所謂ノーパンというのはどうなのか。ないことはないだろうけど。今でもそういう向きの方もいらっしゃいますから、ねぇ。アメリカとかだとジーンズの下はそうってひとも多いらしいですし。
女性はまだね。ドロワーズとか有名ですが。ブラジャーとなると、あれ? ですが。日本だと下履きはない時代ですけどねぇ。昭和初期くらいまで腰巻きなのよねぇ。洋装だとスカートの下はすっぽんぽん。乱歩作品であっぱっぱの下はなにも身に付けていないとかどうとか。なんとも心許ない。でも問題は十九世紀のヨーロッパ。しかも男性。 その上、下履き。
で、調べたのです。
ネットの海にダイビング。
調べ方が下手なのでなかなかヒットしなくて困ったもんでした。
結果。
どこのサイトだったのかは忘れていますが。
なぜか十九世紀ヨーロッパの下着事情、特に男性用下着は暗黒時代にあったようで。
昔は紐付きのとか、いろいろあったそうなんですが。この時代、単体での男性用下着はなかったらしい。
単体でのーーーです。
一応あることはあった。それが、ユニオンスーツというものです。股引きに同素材の長袖シャツが一体化しているもの。百年の恋も冷めるわ! ってな代物で。ドリフの囚人ネタのあれから横縞除いたヤツかも。もしくはアメリカのカートゥーンの父の作品で「クリスマス・カロル」の悪役? の寝巻きがこれだったような気がする。人気なかったんでしょうね今も下着としてあるようですけど、主にスポーツ用品として用いられていたみたい。過去の記憶をつらつらたどると我が家の父が愛用してた記憶がうっすら。寒がりや冷え性の方には向いているようです。正直、どれだけハンサムなひとでもこれは台無しよ。ヒートテック上下のCMを見たとき、うわ~って思いましたからねぇ。似てますよ。
それともうひとつ。
ワイシャツの裾を前に回してボタンで止めるーーーんだそう。ワイシャツの長い後ろ裾とボタンはその名残らしいんです。現存する当時の使用済みワイシャツは下着の痕跡が残っているとか。だからお歳を召した方のなかにはいまだにワイシャツは下着という認識の方もいらっしゃるらしい。
そんな話を掘り出したものの、これをどうやって使えばいいのだろう。こういうとき、漫画を描けるとよかったなぁって思うんですよね。
あっぱっぱーーー夏の季語にあるみたいですが夏用の薄手のワンピースですね。今も年配の方は夏場によく召されているような気がしますが。