6.文化発表会⑥
親愛なるわたしの大切な仲間たちへ♡♡♡
みんな、夏合宿お疲れ様!!
今年もいろんなことがあったね。
レンには崖から突き落とされたし、
ウィズには、弾除けにされるし、
カノトには、レポートをすり替えられるし
タニヤには、盗み食いの罪を擦り付けられたし、
レイナードには、見捨てられたけど。
でも、もう気にしてないよ!だって、みんなはわたしの大事な仲間だから♡♡♡。
それで、もしよかったら今度、ロザ学園で文化発表会があるの。
皆に、是非楽しんでもらいたので、ご招待しちゃいまーす♡♡♡
日時は以下の通り。
皆、待ってるね!待ってるからね!!
Rより
手紙はそれぞれに届けられた。手紙を読み終わった後。
カノトは、「ちょうどいいわ。本物の密書と入れ替えちゃいましょ」と個人名の部分を破り取り、密書と差し替えた。
(その後、ファレン語で書いたレポートを皆の前で読めって言って、すり替えたことばらしたじゃん)
レンは、「ぽーい!!」とだけ言って、焼却炉に放り込んだ。
(その後、足首掴んで離さなかったじゃん)
ウィズは、良い紙だったので四等分に引き裂き、メモ帳にした。
(その後、味方なのに弓矢放ってきたじゃん)
タニヤは、落とし紙(=トイレットペーパー)として使用し、その手紙は大海原へと流れていった。
(その後、下剤仕込んだ飲み物とすり替えたじゃん)
そして、6人の中でわりと良心的な、そして気の毒な青年、レイナードは。
「これ、何か困ったことでっもあったのか?行ったやった方がいいのかなぁ・・・・・・。いや、だけど、やっぱりなんか面倒ごとな気もするなぁ」
と、苦悩していた。




