23話 1人で遊びに来た 後編
お昼頃になり、昼食を摂ろうとするも、どの店にするか決めかねている。
「肉の方が腹にたまるんだがなぁ…。リサの家で食べさせてもらったりもしたが満腹にはなっていないし。」
「肉料理にするか。」
ルキナは肉料理店に入る。
「おひとり様ですか?」
「1人だ。」
「席にご案内します。」
店員さんについて行くルキナ。席へと案内され座ると同時にコートを空間の中にしまう。
髪が邪魔にならないよう後ろに結ぶ。メニューを開くと、色んな肉料理が書いてあった。サーロインステーキやらハンバーグやら…。gで書かれており、300や400など量を選ぶことができ、ソースも選べるようだ。
ステーキもハンバーグも両方食べたことがなかったので、どちらも400gずつ頼む事にした。
呼鈴があり、それを押すとピーポーンと音が鳴る。
20秒ほど待つと、店員さんが1人やってきた。
「メニューは如何なさいますか?」
「この店内仕込みのサーロインステーキ400gとチーズINハンバーグ400gをそれぞれデミグラスソースで。」
「硬さはどの程度にしますか?」
「オススメはなんだ?」
「良く言われるのがレア、ミディアム、ウェルダンです。レアに近づけば近づくほど生っぽくなります。」
「なら、ミディアムレアですお願いする。」
「かしこまりました。飲み物は何になさいますか?」
「オレンジジュースで。」
「他になにか注文したいものはありますか?」
「特に無いな。あればまた後で呼ぶ。」
「では、ゆっくりとお待ちください。」
そう言って注文を聞いた店員は厨房へと戻っていった。
オレンジジュースが届く。ストローがついている。鬼の噛む力だと最悪ストローを噛みちぎるので、くわえる程度に抑えて吸う。
(美味しいな…。初めて飲む味だ。ダンジョンの中で食べた果実よりも甘い。)
「ぷはぁ…。」
「サーロインステーキ400gとチーズINハンバーグ400gです。鉄板が熱くなっていますので注意してください。」
と、メニューが届いたようだ。
ジュワーと音を立てるステーキ。ナイフで切込みを入れる度に溢れる肉汁がそそる。
1口サイズに切込みを入れたステーキをフォークで刺し、そのまま口の中へと運ぶ。
鬼の噛む力により簡単に肉がちぎれる。
「美味い…。」
そこからは切っては口の中へ放り込む。切っては放り込むの繰り返しである。
あっという間にステーキが無くなるとハンバーグへと移る。ハンバーグはステーキ以上に切込みを入れやすく切込みを入れると中からチーズが飛び出てくる。
フォークで刺し、チーズが下に垂れないうちに口の中へ放り込む。
「これも美味い…。」
ステーキとハンバーグが届いてからはや5分で完食した。
「満腹とまではいかないが美味かったな。」
ルキナは会計を済ませると店を出る。
ルキナは大阪駅に向かう。
「確か大阪駅付近にAランクダンジョンがあるのだったな。」
そんな事を考えながら電車に乗りこみ、家に帰った。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ルキナは今度、終末の鬼神のフル装備でAランクダンジョンの近くへと向かう。試したい事があったからだ。
「ダンジョンを外側から破壊する事は出来るのだろうか。」と。
もちろん殴るなどをすれば地響きなどがつたわり周りにも被害が出る。ならば。
「【絶滅吐息】」
ルキナは高層マンションの屋上からダンジョンに向かって放つ。タワー型のダンジョンであり人もそれなりに入る。
放たれた【絶滅吐息】は空間をも溶かしながらダンジョンへと迫る。
ダンジョンにぶつかるや否や、ダンジョンそのものが溶けだしていく。中に居たのであろう魔物達も溶けていく。だがルキナは考えが足りていなかった。中に探索者が居ることを。
『ルキナはレベル110から221に上がりました。』
『ルキナは称号:【侵略者】を獲得しました。』
『ルキナは称号:【簒奪者】を獲得しました。』
そして、【暴食】【強欲】を使い、回収する。
『ルキナは【反射】を獲得しました。』
『ルキナは【光沢】を獲得しました。』
『ルキナは【無尽蔵】を獲得しました。』
『ルキナは【法術省略】を獲得しました。』
『ルキナは称号:【原初の貴種】を破棄しました。』
『ルキナは称号:【鏖殺者】を獲得しました。』
名前:ルキナ(セレスティア・レブナント)
種族:終末の鬼神
ランク:SS
レベル:221
技能:【電速】【神気】【加速】【斬撃】【追撃】【変速】
固有技能:【終焉の衣】【深淵の鐘】【殺戮の嵐】【軍勢の導】【魔法帝の書】【深淵操作】【混沌操作】【絶滅吐息】【殺戮の魔眼】【鬼神生命】【反射】【光沢】【無尽蔵】【法術省略】
禁忌技能:【暴食】【憤怒】【強欲】
称号:終焉を告げる者、禁忌の使い手、武と魔の達人、深淵を蠢く者、影の帝王、侵略者、簒奪者、踏破者、鏖殺者
「おぉ、沢山経験値が入ったな。ダンジョンに入らずとも経験値を稼げるならこれからも続けてよさそうだな。リサ達と一緒にダンジョン巡るためにも必要だしな。」




