プロローグ:真理=科学
かつて、科学という概念さえ存在しない時代に我々人類はあらゆる自然現象や災害、集団的な心理などを理解できぬものとして“神”のもたらす試練だと考えた。
だが、次第に人類の知能と技術が発達しあらゆるものに神が関わると考える者はいなくなっていった。
人類に理解できぬこと即ち、科学であると。
科学とは、現象を解明する分野である。
では化学とは、物質にを解明する分野であり
物理とは我々が生きるこの空間における物質の働き方を解明する分野で
地層学とは過去に存在したであろう何かを解明する分野である。
ではでは。
非科学的なものは明確に存在しないといってよいのだろうか?
例えば地球外生命体、我々の母にして父なる地球以外にも生命と呼べるものは存在していないのか。確率論にゼロはないように存在していないという確率もゼロはありえないだろう。
さらにもう一つ。
いわゆるファンタジー。
魔法、魔術、魔族、魔王、人外、その他諸々。
これらは本当に存在しないのだろうか?
悪魔がいたという言い伝えでいえば世界のいたるところに伝承として語り継がれている。
しかし現代ではそれを信じる者も数多くはないだろう。
では。
明確に。
ファンタジーが。
存在する世界で。
科学は。
化学は。
物理は。
地学は。
どのようにイキルノカ。
見ものだと思わんかね...?