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49 本格的レベリング、一時帰還

誤字報告いつもありがとうございます。

 ミスリル集めを始めてからすでに10日が過ぎていた、もちろんこの間一度も地上に戻っていない。そろそろ一度戻りたいところなんだが…


 現状俺のレベルは60に到達していた。最初はガンガン上がっていったんだけどさすがに上がりにくくなってきた感じだな。

 他の3人はローテーションをしながらレベルを均等にし、3人揃ってレベルは70だ。どんだけの数を狩っているんだよって思うよね… ソロで狩りはじめ、レベルが上がっていくとともに狩りの効率もどんどん向上。この辺の魔物とのレベル差もどんどん縮まり、こちらも上がりにくくなったと愚痴をこぼしているくらいだ。


「よし! ドロップはミスリルのインゴットのようじゃの、これでいくつになったのじゃ?」

「これで28個になったな、とりあえず十分なんじゃないか? 一度地上に戻っても」

「そうじゃのぅ… コカトリスの肉も大量すぎて溢れ出しそうじゃしの、そろそろ戻って売り払った方が良いかもしれんの」

「だろ? よーしよしよし、太陽浴びに戻ろうぜ!」

「主は大体10日ほどでいつも根を上げてしまうのぅ…」


 クローディアが小言を言っていたみたいだけど気にしない! やっぱりダンジョンに長期で籠るのは性に合わないんだ!


「ま、グレイもさすがに賛成はするじゃろ、ミスリル集めも良いがそろそろ前に進みたいとな」

「だろうね… レベルも上がりにくくなってきたしそろそろ言ってくるんじゃないかと思っているよ」

「とりあえずどうするのじゃ? 納品する数は」

「そうだな… とりあえず今日の晩まで狩ってみて、いくつドロップするか次第かな。25個を納品して端数を俺達がって思っている」

「なるほど、それが良いかもしれんな」


 大体1日10体討伐し、そのドロップ率は2~3割ほどなのだ。80階層のボスなんだからもっとたくさんよこせよって思うよね! でもまぁそれだけドロップは渋いんだから価値もまた高いのだろう、25個も納品すればギルドマスターも泣きながら喜んでくれるはずさ!

 ちなみに… ミスリルゴーレムの外れドロップは、なぜかアイアンゴーレムと同様の鉄のインゴットを落としていく… なんで鉄やねん!



「よーし、とりあえず今回はこれで地上に戻る事にする」

「む? まだレベルが足りない気がするが?」

「とりあえず… だよ。あんまりにも大量にコカトリスの肉を集めるもんだから、そろそろ売却をと思ってね。ミスリルも同様だけど、こっちは大量に持ち込んだらギルドが金を払えないとか言ってきそうじゃないか? だからあまり多くならないところでと思ってな」

「なるほど… そういう事なら仕方がないな。肉はどれだけ売るのだ?」

「いや、むしろどれだけ残したいんだ? 言っておくが数百どころじゃないぞ、コカトリスの肉の残量は」

「ふむ… まぁ肉はまた狩れば良いから20個ほど残してもらえればいいか。そう言えばご主人、ご主人は料理というのはできるのか? 異世界の料理を」

「おおおお! ボクも興味ありますよ! ご主人様の世界の料理は!」


 おやおや、日本の料理に興味があるのは良いんだけど、アイシャまでノリノリじゃないか。けどすまんな…


「残念だが俺には料理の知識は全然無いんだよ。鶏肉であればから揚げとかが定番なんだろうけど、どうやって作るんだったかな~アレ」

「から揚げ? それはどのような料理なのだ?」

「んー? チキンナゲットに似た感じかな。衣につける味付けで、いろんな味が楽しめるとかそんな感じだったはずだ」

「ぐぬぬ… そのから揚げがすごく気になるぞご主人、どうにかならないか?」

「んーと、確か小麦粉とか使うんだったっけ? まぁちょっと素材が複雑だったのは覚えているよ。けど俺には無理だな」


 おー!? 俺が無理だと言ったらアイシャの獣耳と尻尾が垂れ下がったぞ! これはモフりたいね!


「それはいいが、今日はどうするのじゃ? このまま戻るのか?」

「いや、今日はもう晩飯食って休もう。明日の朝に戻って売却、そして休養にしようか」

「了解じゃ、今から戻っても宿が空いているかはわからぬからの」


 そんな訳で、安全地帯の構築が始まった。さすがに今日一日ではレベル70の3人は上がらなかったようだね、俺は2つ上がって62になっていたけど。

 しかしレベルによる身体能力の底上げというのはすごいものだ、俺に関しては急激に上がったもんだから違和感がすごいんだよね。上がった身体能力を使いこなせるよう何かしらの調整が必要だな… とりあえず明日地上に戻ったら街の外に出て全力疾走でもやってみるかね、アイシャを連れて。

 クローディアは走るのとか付き合ってくれなさそうだし、グレイも別の鍛錬なら付き合ってくれるだろうけど走るのはね… しかしアイシャなら走るだけでも元気良く付き合ってくれるだろう、走るの大好きみたいだしな!



 翌日、少しゆっくりしてから地上に戻ってギルドに向かう。朝一だとギルド内は混雑しているからね。それに11日間もダンジョンに入っていたから、こちらで想定している体内時間が狂っている可能性もあったため、様子見も兼ねての行動だ。ま、多少ずれていても問題は無いんだけどね。


 しかしアイシャの腹時計はかなりの精度らしく、特に時差は感じられないほど予定通りの時間帯だったのだ!


「コカトリスの肉を持って来たんだけど、どれだけ買い取れる?」

「え? どれだけと言いますと?」

「いや、最大何個まで一度に買い取ってくれるのかと思ってね」

「そういう事ですか。ですがコカトリスですか? このダンジョンにいるなんて話は聞いた事が無いんですけど」

「ああ、81階層と82階層で出現しているよ。値付けとかまだできない感じ?」

「新規の素材だとそうなってしまいますね… できれば最初に見本という形で数個置いていってくれるとありがたいのですが…」

「それなら2個ほど置いていくよ、集める気になればいくらでも集められそうだから今回は無料で良いし」

「本当ですか? では有難く。商業ギルドと相談して適正価格をすぐに決めますので」

「よろしく頼むよ。後ミスリルも持って来たんだけど… これはギルドマスター案件かな?」

「そうですが買取りは聞いていますのでこちらでできますよ、素材倉庫まで来ていただく事になりますが… なにせ高額の素材ですからあまり人目につけさせたくないので」

「なるほど… じゃあグレイ、その鞄を持って素材倉庫に」

「うむ、承知したぞ」


 ふぅ、コカトリスの肉に値段がついてない事は考えなかったな… 失敗失敗。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 ん?値段が設定されてない?と言ってましたが、そういえばこの街にはまだこの階層まで降りてこれる強者は居ませんでしたね···ミスリルばかりに気を取られて忘れてました(笑)…
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