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101 急だけど打ち合わせ

誤字報告いつもありがとうございます。

 想定通り… というよりむしろ来るのを待っていた感じだね。

 さぁ果たして、俺にとっては忌まわしきゴーマンレッド王国のエリートはどんな判断を下したのか気になる所ではある。あの王をボンクラ愚王と言えるだけのまとも思考を持っていると思いたいが、あの王と同類というか、傲慢な立ち回りがゴーマンレッド王国人の特性とかっていう事もまぁあり得るからな…


「急に失礼する、仲間があなた達の帰還を見かけたという事でやってきたのだが… 大丈夫だっただろうか?」

「大丈夫だよ。ダンジョン内で時間調整をするために休んでから戻ってきてるからね、特に問題は無いよ」

「そうであるか」


 まぁこうして話をする分には、少々言葉が固いけど礼儀はしっかりしていると思うんだよな… うーん、どう見てもあの王と同類なんて事は無いかな? というか、こんな事を言ったら超失礼になるかもしれないな!


「先日のお話なのですが、詳しい話を詰めたいと思っているんだが、そちらのエルフの女性に聞けば良いのだろうか」

「ん? 詳しい話って事は前回の大雑把な話で仲間の人は納得したんですか?」

「ええまぁ… なんというか恥ずかしい話なのだがゴーマンレッド王国の宮廷で仕事をしていたので勇者関連の話は良く聞く事があってな、当時の我が国にも問題が大ありだったが勇者関係も態度が酷くてな… 辛酸を舐めさせられていたのだよ。

 そこに勇者を出し抜いて、魔王を倒してしまおうという話になれば部隊長クラスは即時賛成と… それに伴うレベリングに関しては師団員全員がすぐさま賛成となり、異世界人ヒビキ殿の傘下に加わる事が決定したのだ」

「ほほぅ、まぁそれは勇者だけではなく、そなたらが仕えていた王への鬱憤も含まれていそうじゃの。じゃがまぁ理由とすれば十分じゃの、現状どこの国にも属していないそなたらの立場は貴重じゃからな」


 俺がちょっと引いてる間にクローディアが割り込んで喋っている… だけどまぁ確かにどこにも属していない勢力は欲しいところだよね、策略とかスパイとかの心配が無いとは言わないけど少なくて。

 でもなに? 全員が賛成したってどんだけ勇者嫌われてんのって思っちゃうね! まぁ俺に対する対応の仕方を考えてみても、この世界の貴族というやつは自分が一番じゃないと気が済まない性格だっていうのは良く分かる。


「そなたらの意向は良く分かった。それでじゃ、実際に動ける者は何人いるんじゃ? レベリングの人数調整をせんといけないからのぅ」

「それなのだが… はっきり言うと師団員全員で80名だ、俺も含めてな」

「80人とな? それは思ったよりも大人数じゃが、そなたらは本当にそれで良いのか?」

「もちろんだ。レベリングで素の力が上昇すれば、確かにダンジョン内でも生存率は格段に上がるだろう。もちろん研鑽を続ける前提での話だが。

 そしてこれからが相談なのだが、師団員80名の他にその身内もレベリングに参加したいと言っている。それが可能なのであれば何人まで大丈夫なのかを知りたいのだ」

「ふむ… まぁ一度ダンジョンに入ってみなければ何とも言えん事じゃのぅ」


 ボケーっとしていたら話がどんどん進んでいっているぞ!? というか80人全員が参加って何? しかもその家族もレベルを上げたいって?

 魔術師団というくらいだから、自分の技のためにレベルを上げたいっていうのは分かるけど、家族のレベルを上げるメリットってなんだ? もしかして留守にしている間、自分の身は自分で守れ的な意味で鍛えたいって事なのかな?


「やはり我々はどこにも属していない集団だから、これから勇者に歯向かう方向で動くとなると人質なり危険があるかもしれないという意見が出てな… 後ろ盾もない事だし私もその意見には賛同できる部分があったので、出来れば叶えてほしい案件ではある」

「ふむ、後顧の憂いを… というやつじゃの? まぁ気持ちは分かるのじゃ。主よ、一度試験的に何人か連れてダンジョンに入り、何人パーティまで効率よくレベルが上げられるかを試してみないといけないのぅ」

「そうだね。例えば10人でパーティを組んだ場合、1日籠るとどのくらいレベルが上がるのかとかを知っておかないとダメかもな」

「うむ。まぁ私達の中から2人を出し、1人に9人引き連れさせて81階層と91階層で1日過ごさせてみてはどうじゃろうか。81階層を回る組は師団員以外の家族にし、91階層を師団員にすれば戦力になる方のレベルが優先的に上げられるしの」


 ふむふむ。つまり俺はいつも通り80階層のアイアンゴーレムとボス部屋のミスリルゴーレムを相手にし、家族関係の非戦闘員をコカトリスでレベリング、元魔術師団員をオルトロスでやろうという事だ。まぁ91階層のドロップはまだ売り飛ばせる案件ではないのだが、コカトリスの肉であれば売ってよし食べてよしの合理性はある。

 それにレベル2~30台だと言っていた師団員が91階層を1日でどのくらいレベルが上がるのかは大いに気になるところだな。

 ゲーム的な感性で言えば、それだけのレベル差があればほんの数時間でレベル5~60くらいまで上がってしまいそうではあるんだが、自分の実体験だと気がついたらレベルが上がっていたという場合が多かったから知識として知りたいな。


「という事じゃがガラハドと申したの、急じゃが明日1日ダンジョンに潜れる者は用意できるかの? 先ほども言ったが9名ずつが望ましい」

「大丈夫だろうな… 間違いなく誰が行くかで争奪戦が起こるかもしれん」

「そんなに?」

「だがまぁ試験的だという事で納得はさせよう。俺を含めて師団員9名、その家族の中から9名選べばいいのだな?」

「その通りじゃ。まぁ私とオーガの男が先導する事になるじゃろうが、オーガの男… グレイは見た目がアレじゃが主の言う事には逆らわんから安心するがよい」


 なんかメンバーまで決まっていっているんだが、その選考は正しいね。アイシャも強いし先導させても安心なんだけど、やはりどう見ても可愛らしい少女がリーダーとなれば調子に乗ってしまったり、こちらの言う事を無視して前に出てしまったりする危険はあるだろうから… それ以外にもその愛らしい姿からついつい抱き上げちゃったり、モフモフしちゃったりする人がいるかもしれない! それはダメだ!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 良い感じに話がまとまって何よりですね。次のパワーレベリングにハンバーガースキルを使って付与するか不明ですが、実戦経験のある師団長クラスほどスキルのヤバさに気付くの早そ…
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