〜誰よりも大切だった人〜
気持ちに気付くのが遅かった少年の方の話です。
話と言うには思考時間が多い気がします。 これまた設定は あるのに内容は薄いんですよね...
今まで書いた未完成作品は全てこんな感じで、しかもバド
エンなんですよね…..
一応完結なので終わりですが、 別シリーズ (?)でまた書くか も知れません。 書いたとしてもハッピーエンドにはならな
いと思います。
拙さが滲み出る作品ですが少しでも読んで頂けるととても 嬉しいです。
お前は俺を好きだったのか
友人としてではなく恋情を。
でも、
俺はお前を拒んでしまった
突き放してしまった
あのときのお前の顔が脳に焼き付いて消えない
なんで、
「俺を好きになったんだ」
お前は知っていただろう
俺のすべてを。
それでも尚俺を捨てないでいてくれた
信用してたんだ
だから拒みたくなんてなかった
でも"スキダヨ" "アイシテル"
その言葉を聞くと脳裏に蘇るんだ
あんなにこの言葉を言ってくれていたのに
俺を捨てた両親を。
俺を愛してると言ってくれたあの人に裏切られた日を。
体が拒んでしまった
お前に"好きだ"と言われたことが
なぜか嫌じゃなかった
その逆だ。嬉しかった
ただただ純粋に嬉しかったんだ
それなのに
お前にあんな顔させてしまった
俺はお前に謝りたかった
だからお前のもとに向かったのに
「なんで…」
お前はいなくなっていた
何も言わずにただ…
お前は"またね"と言ってくれた
"さよなら"なんて言わなかった
だから安心していたんだ
明日からは友人に戻れると。
いつも通りのあの日々を過ごせると
でもお前は
あれを最後にするつもりで…
「…っ」
ああ、俺はお前を拒んだ
それがお前をどれだけ傷つけるか知らずに
今更気づいても遅いだろうけど
それでも
お前を一発殴ってやりたいよ…
それすらも叶わない
もう、
あの日々には戻れない
ともに過ごしたあの幸せだった日々には
"さよなら"誰よりも大切だった人
「馬鹿だな。失ってから気づくなんて。ほんとに大馬鹿野郎だな…」
お前も大馬鹿野郎だよ
一応この話で完結ですが、まだ完結済設定にしていないので書けるようであれば投稿します。でも恐らく完結済に変えると思います。