おまけ:応募時の梗概
格闘ゲーム大会の最高峰IVO。就活を投げ捨て人生全ベットで臨んだマナトは、見事にTOP8入りを果たし、プロとしての道を切り開いた――はずだった。
気づけばそこは深い森の中。理解が追いつかないまま事態は加速していく。並の人生では経験しないような出来事が立て続けに起き、彼は夢を見ていたのだと悟った。
しかし目覚めてもそこは彼の知る現実ではなかった。話を聞くに、異世界に放り出されてしまったらしい。ようやく上り調子になった人生はお釈迦になり、足も生きがいすらも失ったマナトは絶望に打ちひしがれる。
そんな中、唯一シアだけが彼に希望を与えようとし続けた。マナトにはそれが煩わしく、衝突に発展したこともあった。そんなことがあっても、シアはずっと彼のそばにいた。
八方塞がりの絶望において、救い足り得るものは何か。マナトにとってのそれは、元の世界を思い出させるアケコンだった。彼が見出した光明に理屈はない。根拠がないところに芽生えた確信が、マナトに前を向かせたのである。そうして彼は元の世界に戻るため、仲間たちと再び話をするために動き出すのだった。
何はともあれ魔法についての知見が必要だと、マナトは街の魔法学院に向かう。適性検査をなんとか通過し、軍事科の仮編入になると、魔法による戦闘の華々しさと異次元さを痛感させられることになった。
学院に顔を出すことによって生じる不都合もあった。マナトが足を失った一件を聞きつけ、クロヴィエという国防の人間がシアに疑心を抱いたのである。やがてシアとクロヴィエは力をぶつけ合うことになり、互いに死にかける結果となった。
シアを失いかけたことで、マナトはより一層強さを追い求めるようになった。魔法を会得するためにあらゆる試行錯誤を行い、ときに視野が狭くなりながらもシアに助けられ、その末に魔法を会得することは叶わなかった。
自分を見限り、編入を諦めていたマナトだが、偶然杖を持った少女と出会うことで気を変える。未知の可能性というのは、彼を再び奮い立たせるのに十分だったのだ。
マナト専用の道具としてアケコンを携え、見事魔法を会得してみせた彼は、当初の予定通り編入試験に臨む。しかしまるで歯が立たず、さらなる修行の時間が必要となった。
濃密な日々を過ごし、決戦の日を迎えたマナトは、軍事科トップ2の2人を相手に連戦し、ついに編入試験合格を成し遂げるのだった。




