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放課後ティータイム

席に着いたところで会話の最中から台所に行ってお茶を入れた恵ちゃんがお盆をもって戻ってきた。


『今日は武田君が来てくださったのでいろんなお茶を用意してみましたー。武田君お好みがあったら教えてくださいね。』


そういって彼女はティーポットや急須にコーヒーミルなどを楽しげに並べ始める。彼女が紅茶好きでよくクラスの女子たちにお昼にふるまっていることからお世話好きであることを再確認できた。


『おっし飲み物が出てきたところで新たな新入部員が来たことを祝って乾杯するぞ!』

どうやら部長の中では入部が確定事項のように扱われているようだ。


『ふふっ 静香ったら少し気が早いのではないかい?彼は入部を検討している段階だろうに。』

流石クールビューティーな細川先輩だ!とても頼りになる


『細かいことは気にすんなって由梨。それよか冷める前に乾杯だ!』


『今日のお勧めは暖かい日なのでウバのミルクティーです!』


『せっかくだしそのウバといううの飲んでみようかな?』


『せっかくの恵君のお勧めだわたしたちもそれにしようか? 5杯お願いするよ』


『良し、行きわたったな?』


『じゃあ 新入部員武田の成長と我が部の繁栄を願って乾杯!』


『『『『かんぱーい!』』』』


『ふーー。このお茶凄くおいしいよ恵ちゃん!いままで紅茶って渋いイメージがあったのに、この紅茶すっきりしていて飲みやすい!何か特別なものでも入れているの?』


『そんなことないですよー しっかりとポットとカップを温めておいて適温で蒸らすだけですよ そうすると余計な渋みが出ずに飲みやすくなるんです』

と満更でもないように頬を染めているのが色っぽい


『謙遜することはないよ恵君 こんなにも芳しいんだ 私が淹れてもこうはいかないよ』


『恵のお茶 美味い 光莉この味好き 日向ぼっこの味』


『そうだぞ毎日飲んでも飽きない 私も妹が成長してくれて鼻が高いぞ!』


『そういう静香はお茶すら入れられないがね』


『なにおうっそういう由梨も一緒じゃないか!』


『おっとこれは一本取られた』


『光莉は コーヒー 淹れられる ダディが大好き』


『あのー そろそろこの部が何をする部なのか教えてもらえないでしょうか? ティータイムを楽しむ部活ということですか?』

追及される前に話題を振って黒歴史の流出を防ごうと試みる


『そういえばそんな話だったね ここはやっぱり部長の静香から説明してもらおうか』



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