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なんか謎な部があるようです

『確保ー!今年の新入部員を逃すなよー』

との可愛いらしい声とは裏腹にやけに元気な時の声が上がったと思ったら竹籠を被せられて何も見えなくなった。


『ちょっと!いきなり人をとらえるって何考えているんですか?! それよりあなたは誰でここはいったいなんなんですかー?』

という魂の叫びはちょっと呆れたような馬鹿にされたような声で返された。


『うるさいぞ少年!そんなに矢継ぎ早に質問をされても答えられないだろうが!どれか一個にしてくれ。』


『うっ それじゃあここは一体何部でしょうか?』


『ここが何部か?そんなの張り紙に書いてあったろ?字が読めないのかお前?』とあきれられたように返された。


『まぁまぁ 待ちたまえ静香。彼もいきなり捕えられて驚いているのだろう。先ほどの質問だが先ほどの元気な声が部長である池田静香で、私が副部長の細川由梨。そして籠で捕えたのが会計の佐竹光莉で後ろにいるのが君と同じ学年の池田恵だね。そしてここはJŌSHI部でジョーシ部と読むよ。まぁ活動内容は時間もあることだしゆっくり話そう。』

と竹籠を外してもらいながら教えてくれた。


(この知的美人さんが細川先輩かポニテできれいな人だなー。スレンダーだけど背が高くてモデルも目じゃないな。そして何より常識人ポイところがさっきの部長って人とは違ってよさそうだな)


『あー武田君こんにちは。武田君が入部してくれるんですかー』

と隣のクラスの通称“慈愛の女神”こと池田恵ちゃんが嬉しそうに話しかけてきた。


『えーっとまだ入部するって決めたわけじゃないんだけど…』


『そうなんですか…』

と言葉が尻すぼみしていくのを見て女神を落ち込ませてはいけないと男子のちょっとしたプライドが働く。


『えーっと。ここが何をする部なのかわからないからそれを聞きたいなーと思ってね?だからそんな悲しそうな声をしないでくれないかな恵ちゃん』


『そーだったんですかー!早とちりしちゃいました!』

とテンションが高くなってくれたのを確認してホッと落ち着く。


『おい、人の妹を口説こうとするな!それよかさっさとお茶の用意をしてお客さもをもてなせっメグ!』


『そうですね!流石お姉ちゃんです!』

とのやり取りを見てふと気づく。


『えっ この小学生みたいなロリっこが恵ちゃんのおねーちゃんで部長な訳?逆じゃなくて?』

と咄嗟に声が出てしまったのを公開したのも遅かった。スパーンという音とともに扇子で叩かれた。


『おまえ!初対面なのに失礼だぞ!身長のことはタブーだからな次からは言うなよ!約束だぞ!』

という言葉とともに小指が出されて可愛いらしいところもあるのだなと思いながら指切りをした。


『まぁいつまでもここにいてもなんだ上がってお茶にするぞ!』

と部長の一声でみんなで教室?中央の居間を模したであろう場所にある掘りごたつのよな場所にある机の周りに腰を下ろした。

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