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カジノでもチートだった

ガラガラ、ルーレットの上を玉が転がる

「うぉぉ、あいつこれで何回目だ」

なんでこんな状況になってるかというと………さかのぼること30分前、俺たちパーティーは旅の必需品を国の金で買いその後の自由時間を楽しんでた、

「タイガ君、これおいしいね!」

「ああ、そうだな」

「千歳、これもおいしいぞ」

「そうか」

「お兄ちゃん、ルナのも食べます?」

「サンキュー」

キツイ、女子どもの胃袋はどうなってるんだ?俺はもう腹いっぱいだよ

「な、なぁ、そろそろ他の事もしないか」

「いやいや、まだまだだよ、スイーツが私たちを待ってるよ」

マジですか、もう無理なんで………逃げるんだよ~ん

「俺は少し自由行動することにしたから、皆で遊んどいてくれ」

「あ、ちょっ、タイガ君」

完全スルー、走り去った、、俺が何のために逃げたかというと、カジノに行って、国からもらったお小遣い、大銀貨2枚を賭博で増やすためだ、貨幣価値は、銅貨が日本円にして約100円、銅貨10枚で大銅貨、大銅貨10枚で銀貨、銀貨10枚で大銀貨、大銀貨10枚で金貨、金貨10枚で大金貨、大金貨100枚で白金貨となっている、スルことになると思うかもしれないが、俺は特殊技能の禁忌教典がある、アレを使えばルーレットやポーカーでぼろ儲け出来る、イカサマしなくても玉の軌道を計算すれば当てられるが、こっちのほうが正直楽だし、スキルや魔法、魔道具を検知するシステムがあるはずだが、特殊技能は感知不可能だ、そんな感じでルーレットをやりに来ていた、もちろん絶対隠蔽と詐称で容姿を変えて

「あの、大銀貨2枚換金して下さい」

「了解しました、ここに来るのは初めてですか?ここは未成年は立ち入り禁止ですが、何歳ですか?」

この世界は15歳で成人とされるため、身長が高く、雰囲気が大人びてる俺なら成人してると言えば納得させられる

「15歳です、ここには初めてきます」

換金し終わり赤いチップが2枚渡された、このチップは冒険者カードを基準に作られていてカードの色は、オレンジがFランク、黄色がEランク、紫がDランク、緑がCランク、青がBランク、赤がAランク、銀がSランク、金がSSランク、白金がSSSランク、黒がEXランク、なおF、Eは初心者、D、Cは中級者、B、Aはベテラン、Sが上級者、SSは超級者、SSSは人外、EXは今までで一人しかいなく、一人でこの世界を滅ぼせると判断された者(過去の俺)に与えられるランク

で、ここは銀貨1枚から換金できるカジノで、チップの価値は銀貨は青、大銀貨は赤、金貨は銀、大金貨は金、白金貨は白金、となっている、エリアは金チップ以上から、賭けれるVIPエリアと制限なしの一般エリアに分かれてる、俺は一般エリアのルーレットで金チップを手に入れて、VIPエリアでさらに稼ぐ予定だ

「あ、ちょうどいいところに」

いい感じのとこでルーレットが始まろうとしてたので禁忌教典を使い、予測、結果は36だ、めちゃくちゃ運がいい、早速36倍とは、36に全掛けする、結果は予測どうり、チップはいっきに銀7枚赤2枚になった、次は配当2倍だったがこれで早速金1枚銀4枚赤4枚になったのでVIPエリアに行く、

「ここからは、金チップ以上から賭けていただきます」

「わかってます」

めんどそうなのは受け流す、ここからはルーレットの全番号が36倍になり、外すと掛け金の6倍ロスというかなり過激なルールだ、正直俺ぐらいしか来ないと思う…、また、個人で勝負することも許可されている

「あ、そこの台がちょうど空いてるな」

また当たった、これで金51枚銀8枚赤4枚だ、ここは効率が良い、普通は損失のほうが多くて誰もやらないが、当てる自信がある奴は参加してるみたいだ、まぁ、ほとんど貴族で、ほとんどスッてるがな、また当たったな、これで白金18枚金66枚銀2枚赤4枚だ正直、こんなの貴族の総資産ばりだな、日本円で186億6840万エグイ額だな、ちなみに、俺の総資産は兆を超える、まぁ、このカジノは、かなりむしり取ってるはずだし、この国の財政はかなりのものだ、問題はないはず、たとえ、この、禁忌教典がもう一回賭けるとこのカジノが終わると言ってても、さて換金するか

「あの、これ換金してください」

そういって、全チップをぶちまけた

「え、ちょっ、ちょっと待ってくださいお客様、少し店長に確認をとってきます」

「あ、悪いけどすぐに換金して、急いでるんだ」

言い訳したが、結局は面倒ごとは勘弁してくれということだ

「そ、そうは言われましても、こんな大金、店長の許可なく出せません」

え~めんどくさい

「悪いが本当に時間がないんだ、それと、最初に大金は店長の説明なく出せないとは言われてない」

「こ、困ります、流石にこの額は店長の許可がないと」

「あ~、残念だな、出来れば、脅迫したくなかったんだが《時間をかけたくなかったんだが》仕方ないな」

ホント残念だ、俺の問題ごとを引き寄せる体質が残念だ

「俺はイカサマをしたわけでもないのに(バレなきゃイカサマじゃないし)、時間を取られなきゃいけないとは、このカジノは潰すしかないようだな」

本当に悲しいよ、殺気を向ける奴がいるなんて、お返しにそこそこ強い殺気をプレゼントしよう(大抵脅せばどうにかなるし)

「わ、わかりました、金庫までお金を取りに行ってきます」

「急いでくれよ、時間がないんだ、くれぐれも寄り・・・しないでくれよ」

「は、はい」

ああ、それでいい、俺を暗殺しようなんて、考えるな




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「白金貨18枚、大金貨66枚、金貨2枚大銀貨4枚でお間違えないでしょうか」

はあ、残念だ

「これ、白金貨が偽物に見えるんだけど、鑑定で調べさせてもらうね」

やはり偽物だ

「どうでしょうか、納得いただけたでしょうか」

「うん、高度な偽装がかかってるが、やっぱり偽物だな、今偽装を解除したよ、俺はことを穏便に済ませたいんだよ、このままだと誰も得をしない、そういう事だから、今から、この汚れた硬貨・・・・・を奇麗な硬貨に変えに行ってもらいたいと思うよ」

「そ、そうですか、ありがとうごさいます」

これで万事解決だ

「ふざけるなっ!」

ああ、めんどそう、これ完全に店長に絡まれるフラグだ

「貴様、言いがかりをつ、ぷぎゃっ」

「非っ殺、クソ野郎を拷問するときのぱーんち」

「な、何してるんですか!」

あ、さっきの人だ

「ん、いや、この人に迷惑かけられたから、その分の仕返し、今のでチャラな」

「感謝します、これで間違いないでしょうか」

「鑑定するぞ、うん確かに受け取った、間違いない、お互い苦労してるな、あんたは上司にな、何なら俺に雇われないか、あんた可愛いし、気が向いたらこれをもってここに行ってくれ、メイド業務を募集してるから」

そういって俺の書いた特殊な魔法がかけられた書状を渡す、この人は気に入った、戦闘力もあるし、可愛いし、この国にある俺の家で雇えるように手配した

「ありがとうごさいます、気が向いたら行かせてもらいます」

「そうそう、給料は月に金貨2枚ってとこだから、相場よりかなり高いよ、しかも俺は、ほとんどよらないと思うから基本的に当主不在だよ、ストレスはないと思う、じゃあね」

早速帰る、皆はどこにいるかなっと『マップ』を起動、これは周囲の生物や建物について表示する能力だ、これでルナや栗原さん達を探す、なんか皆ばらけてるな





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「お待たせ」

「タイガ君何してたの?」

「ヒ・ミ・ツ(笑)」

「真面目に答えてよね(怒)」

やべっ、怒らせちゃった、てへぺろ

「まあ、ちょっと遊んでただけだ」

「ふ~ん、どんな遊びをしてたのかな~」

ヤバイィィィ、怒ってるな、正直に話すか

「まあ、ちょっと賭け事をね、て、てへぺろ」

あ、ヤバイな、賭け事って言った時点でこの状況は確定してたようだな

「な・ん・で・未成年がギャンブルをしてるのかな」

「あ~、メンゴメンゴ、ちょっとね、手っ取り早くまとまった金が欲しかったからね」

嘘じゃないよ、ホントだよ、ちょっとほしいものがあっただけだよ

「ちょっ、真面目に話してよ、それに欲しいものって何?」

栗原さんキャラずれてるし(まあ、俺のせいで皆キャラ崩壊してるし)

「これ、転移魔法の魔道具、手っ取り早く魔法国に行きたかったから」

そう言って、時空魔法の収納空間から1つ金貨1.5枚は下らない魔道具を6個取り出した

「ちょっ、タイガ君、それすごく高い魔道具よね!、なんで大銀貨2枚がそんな魔道具になってるの!?」

うん、確かに高いけど、俺の財産が多すぎて価値が霞んで見えるよ

「だから、さっきの話とつなげると、ギャンブルで儲けて買ったんだってわかるはずだけど、あ、そういえば皆は何してるの?」

「いやいや、おかしいでしょ、万が一いや憶が一にギャンブルに勝ったとして、そんなに儲けるのはおかしいよ!あと、皆で別行動して、そのまま帰るってことになってるから」

まあ、確かに、正直に白金貨あるよ、とか言ったら卒倒しそうだな

「まあ、ついてたんだよ、それだけだよ」

「ふ~ん、でも何で転移魔法の魔道具なんか買ったの?」

まあ、気になるよな

「条件がある、皆を説得するのを手伝うのなら、教えてあげても良い」

この条件で俺が失う物はないから、正直言ってのってくれるならありがたい

「いいよ、ただし理由を聞いてから決めるけど」

「なら、説明しよう、まず旅がめんどい、次に早くつくとその分の時間を有意義に過ごせる、以上」

「そう、なら協力するよ」

味方GET

「ありがとう、そろそろ帰らない?」

もう日も暮れてるし、夜と言ってもいい時間だ、こんな時間に一緒に帰るとヤバイ誤解を招きかねない

「そうだね、誤解を招いても悪いし」

いろいろ話しながらの帰路は、そこそこ楽しかった


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