男のロマン(ハーレム)に1歩近づいた気がする
「ギャオオオオー」
結論から言おう、現在絶賛バトル中である、王城付近のダンジョンの、1層ボスは俺の4倍の大きさのゴブリンだった、武器はこん棒を使っている、今更だが1層にはゴブリン以外のモンスターはいなかった。
「雷鳴斬」
「閃光斬」
「一の型・閃」
「エクスプロージョン」
「ホーリーセイバー」
「フレイムランス」
等々皆さんの必殺技であるスキルや魔法が放たれる、ぶっちゃけ俺は何もしていない、しいて言うなら昨日の事もあるので、目立ちすぎないように援護に徹していた、完全鑑定を使う
「お、5割まで削れてる」
いい感じだな、だがゲームとかでよくあるように、HPが5割、3割になるごとにボスが強化されるので注意が必要だ、あ、誰か吹っ飛ばされたぞ、多分あれは転移前に話してて今は暗殺者やってる、さ、何だっけ、たぶん笹壁くんだ
「だいじょぶですか?」
ヒーラーの誰かが助けに行ったな、まあ暗殺者は紙装甲だからな~
「はっ」
前衛も頑張ってるな、うん、俺がなんで前衛にいないかって?それは、絶対隠蔽を使いながら気配を消してるからだよ、だって俺がいなくても十分勝てるはずだし、目立つ予定は当分ない、パーティーメンバーに危険が迫れば話は別だが
「きゃっ」
あ、考えてるそばから栗原さんがボスの攻撃もろに受けてこっちに飛んできた、助けてやるか
「よっと、だいじょうぶ?」
「はぁっはぁっ」
ヤバイな、エロいじゃなくて死にそうだな、イクリプスの能力を使わないのか?いや、使い方がわかんないっぽいな、よし俺が解放してやろう
『不死の呪いを解き放て聖剣イクリプス』
イクリプスが光り輝きだす、それと同時に栗原さんのMPを吸い肉体を超速再生する、あ、ヤバイ忘れてた、イクリプスの能力はMPを馬鹿みたいに食うからMPが最低でも5000は必要なんだった、これに対して栗原さんのMPは1000、今は戦闘で減ってるから半分くらいだろうよって超過分がマイナスになるから精神崩壊する、ヤバイな、どうすっかなMPポーションじゃ回復量が足りない、かといってMPが4500もある奴は俺とルナしかいないが、ルナは勇者召喚に力を使ったせいで能力が落ちててMPが足りない、俺は能力生成の事は明かせないしMPを譲渡できるスキルも使えない、う~ん、あ、体液の接触(キスや性行為)でなら譲渡してもバレないな、さすがにこの状況、この場所であんなことやこんなことは出来ないから、キスだな、ただ本人には謝ろう、心の中でDOGEZAする
「ごめん」
そういって、キスをした、「むぐっ、むぐうっ」栗原さんが抵抗するが無視する、戦闘中に思いっきりディープキスをする俺に、今なにすべきかも忘れてみんなの視線は釘付けだ、恥ずかしいなにこの羞恥プレイ、まあいいそんな事は、精神崩壊する前にMPの供給が終わった、これで安全なはず
「きゃああああ」
あ、栗原さんが羞恥心で顔真っ赤にしながら悶えてる『マスターそれ、栗原さんのファーストキスですよ』やかましいわ!
「お兄ちゃん、何やてっるんですか?」
「うわっ、こそこそ後ろでやってたと思ったら女の子にキスとか、クズだ!」
「キャー変態」
ひどい言いようだな、俺もファーストキス(妹は除く)だぞ、
「ルナ、誤解だMP欠乏症だ、俺はMPを譲渡するスキルを持ってない」
とりあえず言い訳する、あと、皆後ろにボスいるよ、このままだと、ステータス的に楽勝だったはずのボスに負けるぞ
「おい、皆、後ろ、後ろ」
「そんな手には引っかからないぞ」
おい勇者、アホかお前
「いやいや、ボス、BOOS、お前らが戦ってた奴」
そこまで言ってやっと気づいた、が、もう遅いボスの必殺技?が放たれて全員吹っ飛んだ、ルナと栗原さん、八津咲、笹野、あとアリアはボスの攻撃が来る前に抱えて飛んだ
「うわっ、全滅してんじゃん」
一応全員生きてるっぽいが虫の息だ
「な、何があった」
「気づかなかったか、八津咲、ボスゴブ先輩の必殺技で、全滅したんだよ、あ、俺たち生きてるから全滅じゃないけどな」
「そ、そんなことがあり得るはずがないです、仮にも勇者様なんですよ!」
「いやさ、アリアさんや、勇者は勇者でもまだ戦闘経験が無いし、レベルも10前後だ、確か本で調たところによると推奨レベルが50のダンジョンだろ、いくら装備がよくても40ものレベルと経験の差を覆せるわけは無いだろ、王様は何考えてんだか」
正直いって、ここを選ぶ理由がわからない、実戦経験がなく、推奨レベルが40も上のダンジョンをなんでチョイスしたんだろうか
「確かに、そうですが勇者ならばレベルの100倍の強さを持っていると伝承に伝えられていたのですよ、それがこんなゴブリン程度に負けるなんて」
いや~今の話で分かった、前に魔王がウザイって理由で勇者名乗って討伐に行ったことがあったんだが、その時無双しすぎたことが原因だと思う
「うっ、う~ん、勇者が複数召喚されたから、力が分散したんじゃないかなぁ、それに皆ボスの大技モロにくらったし、それとボスゴブ先輩来てるよ」
「ボスゴブ先輩とは何ですか?」
「え、いや後ろ、後ろ」
「グギャオオオ」
グが増えてる
「もう良いや、ルナ、栗原さん、アリア、八津咲、笹野、お前らは逃げろ」
栗原さんは羞恥心で未だに悶えてるんだが、だいじょぶか?
「お兄ちゃん、さっきのキスはなんだったんですかね?」
ヤバイルナが激おこぷんぷんまるだ、栗原さんは羞恥で悶えてる
「だ、だから言ったろ、MPを譲渡したって」
「お兄ちゃんなら、キスしないでも出来ましたよね?」
俺の意図に気づいてくれ、能力生成の事がばれたらヤバいだろ
「そ、そんな事を話してる場合じゃないぞ、早く逃げろ」
こうなったら話を逸らす
「タイガ君はどうするの?」
栗原さん、俺にファーストキス奪われたのに心配してくれるのか、優しいな
「だいじょぶ、俺もすぐ行くから、先行って」
あ、死亡フラグ立てちゃった、てへぺろ、何やってんだ俺は
「そんな無茶な、お前一人では足止めすらできないだろう」
は?いやいや、馬鹿にすんな
「いや、だいじょぶだから、早くしないとボス来るから」
いいから早くしろよ、めんどくさい
「分かった、死ぬなよ」
おい、八津咲、てめぇ俺の死亡フラグ量産すんじゃねぇ!
「はいはい、死なないから、負傷者運んどけよ」
まぁ、あの程度のやつなら封印外さないでも余裕だな
「じゃあ、ボス殺してくる」
その一言で俺は自身に掛けていたルールを外した
「はあっ!」
フラガラッハで敵を横一文字に斬る、横からこん棒で殴りつけてくるが、かがんでよける
『数多の剣よ舞い踊れ自在剣フラガラッハ』
光の力を発動して左手に剣を創り出し、フラガラッハの能力を開放する8本の剣を巧みに操り敵を斬り刻む、敵の腱を斬り、肉を斬り、筋を斬る、全部で72連撃
「止めだ」
そういって、7本の剣を敵の急所である脳、眼球、頸動脈、心臓、胃、腸に刺した、
「グギャアアア」
ゴブリンは光となって散った、そして宝箱が現れた
「お、やった中身は何かな~」
ヤバイなんかルナ達の視線が痛い
「な、問題無いだろ・・・・・・・て、てへぺろ」
何やってんだろう俺、
「ち、千歳さっきのは、なんだったんだ?」
はて、なんかしたっけ?
「なんだったんだって、なんだ?」
マジで何のこと?
「さっき一人でボスを倒しただろう、そのことだ」
あ~、なるほど
「さっきの戦闘でHPが減ってたから簡単に倒せたんだよ」
嘘ではない、HPがMAXだったらめんどくさいことに、なってただろうからな
「い、いやタイガ君それにしても、一人でボスを倒すのはおかしいと思うよ、私たちは一撃でやられたわけだし、しかも一撃もくらわずになんて」
まあ確かにおかしいな、どうするかな
「ユ、ユイさん、お兄ちゃんは剣道を習ってたので、こういうことに慣れてるんですよ」
いやいや、妹よ剣道じゃこんな事やらないよ
「そういう事だから、宝箱開けて皆を運ぶぞ」
「あ、千歳、ちょっと待て」
「いやだね(笑)」
宝箱の中身は金銭や宝石類だった(こっそり3割ほど勝手にもらった)
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その後クラスメイトを王城まで運んで、王に説明する役がいないので俺がやってる
「という事で、複数の勇者が召喚されたのと、戦闘に関する慣れが足りなかった事が問題視されると思います」
丁寧口調で王様に問題を説明する
「ふむ、そうか、ご苦労であった、どうすべきか、何か案はないか?」
もちろんあるよ
「ここは、俺TUEEEEなチートものから魔法学園ものに変えるべきですね!」
「何を言ってるんだ?」
しまった
「要するに、勇者を魔法学園に行かせるべきだと思うということです、理由としては、騎士の仕事は戦闘で、教師の仕事は指導なので、ここは専門家に任せるべきかと、あと、魔導書を手に入れれば戦いの幅が広がりますし」
実際は俺が学校に行きたいからと王城にいたくないからだけど
「なるほど、わかった、それで、どこの国の学園にするのだ?」
「それは、全部の学園にパーティーごとで分かれて行きます、各国に魔王軍の対策として勇者を送り、同盟の証拠として使うんです」
これなら納得するだろ
「ふむ、おぬしの言いたい事は分かった、だが我が国を含む4か国が勇者を召喚している、貴様が言う魔王軍の対策は十分だ、それに、魔導書なら、王城でも契約できる」
(# ゜Д゜)な、なんだと、勇者他にもいんなら言えや(もう知ってた)、こうなったら強権をかざしてやる(怒)
「そうですか、残念です、最後に渡しておきたいものがあります、こちらをお受け取りください」
「っ!」
そう言って俺が渡したのは『剣聖・シャルロッテ』と『大魔法使い・ルーシエ』からの書状だった、まずこれが、なんになるかと言うと、世界最強クラスの剣士と魔法使い、そして、その弟子が俺の意見を肯定し、後ろ盾になる、という意思表示である、どうしてこんなものを持ってるかというと、俺がこっちの世界にいた頃(地球では14年、こっちでは1年前後経っている)いろいろあって剣神や魔神等と呼ばれていて、弟子を剣で1人魔法で1人取っていた、その弟子がシャル(シャルロッテの愛称)とルー(ルーシエの愛称)だったのでその伝手で、ボス討伐の帰りに剣の街(剣聖とその弟子がいる場所)と魔法神殿の本部(ルーシエがトップを務める魔法関連の警察的なとこ)に転移で行って書いてもらった、ざまぁ、これを読んでも意思が変わらないなら諦めようまぁ、断ったらこの国滅ぶがな(笑)
「わ、わかった、だが聞きたい、貴様は剣聖殿や大魔法使い殿と知り合いなのか?」
知り合いだけど、正体隠すために違うって言っとくか
「いえ、帰路にこれを持った2人が『王に渡せ』と言っていたので」
真っ赤な嘘です
「ふう、ではどの勇者をどこの魔法学園に行かせるか話し合っておく」
あ、ちょいまて
「あ、俺たちのパーティーは学園都市リース、ウィズ魔法国でお願いします」
これだけは譲れない
「ふむ、わかった、貴様らはウィズ魔法国のアリシア魔法学園で決まりか」
よっしゃあああああああああああああああああああああ、なんでこの国かというと、転移した勇者がいるのだ、勇者たちは全員1度は見ておこうと思ってる、知り合いがいるかもしれないし、あ、禁忌教典使えば分かんじゃん
「ありがとうございます!」
「わたしはこれから、会議があるので、これまでとする」
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部屋についた、皆に説明して、早く向こうの世界の知り合いについて調べよう(妹とか、妹とか幼馴染とか)
「王様に問題点を説明してたら、魔法学園に行くことになった」
「「「「「なんで!?」」」」」
まあ、そうなるだろうな
「なんでかというと、今のお前らは力に振り回されてる状態だから、力の使い方を勉強しに行くんだよ、あ、あと他の国も勇者召喚したらしいぞ」
「「「「えっ」」」」
「い、いやタイガ君、そういうのはもっと早く言おうよ」
「すまん、すまん、俺も今さっき王様から聞いたんだ」
嘘は言ってない、俺は知ってたが、王からはさっき聞いた
「で、どこの国が勇者召喚したの?」
まあ、ばらしても問題ないよな
「ここと、ウィズ魔法国と、カイル神国と、ラグナ帝国だな」
サイル合衆国を以外の国はやってるわけで、実質全部の国がやってるわけなんだが
「そ、そんなにやってるの」
「ああ、戦力が少しでもほしかったんだと思う」
まあ、妹たちも召喚されてることを願う
「で、お兄ちゃんいつ出発するんですか、あとさっきのキスはなんだったんですか」
ヤバイ、ルナさんが激おこぷんぷんまるだ、栗原さんは羞恥で悶えてる
「もうその話はやめ「い、いや私も気になるしキスされた本人なんだし、何だったのか聞かせて」わかったよ、話すよ」
観念するしかないのか
「栗原さんがボスに吹っ飛ばされて、体の一部が無くなってたから、イクリプス、その剣の能力を発動した、で、MP切れになりかけたから俺がキスでMPを供給した、いつ出発するかはわかんないけど、近日中に出発すると思う、以上」
説明してやると、栗原さんが質問してきた
「ちょっと待って、なんでその剣の名前と能力を知ってるの?あと、キスでMP供給ってなに!それにMPが切れても気絶するだけでしょ、なのになんでキスしたの!」
「はいはい、怒んない、1つ目の質問は鑑定系のスキルが使えるから、2つ目は粘膜同士の接触をしながら相手の体内に体液を送ることで、スキルがなくてもMPを供給できる、3つ目は、MPがマイナスの値までいくと、最悪、精神崩壊までいっちゃうから、あとポーションじゃ回復できないレベルだったからキスした」
「う、嘘でしょ、私死にかけてたの、それに精神崩壊って」
「あ~、落ち着け、あとキスについてはそんなに怒んないんだな」
意外だった、女子なら普通、怒るんじゃないかなと思っていた
「おっ、怒ってるよ、うん、全然うれしくなんかないんだからね、すごい怒ってるんだからね」
栗原さんまじパネェっす、わかりやすすぎるぐらい喜んでた、こいつもかよ
「はい、はい、わかったもう一回してほしいんですね、この欲しがりめ」
キスをした、一応ディープキスではなく、軽く唇に触れるフレンチキスを、悪かったと全く思ってないので(本人も嫌がってないわけだし)これからもしようと思う(ゲス顔)
「きゃああああああああああああああ」
あ、栗原さんが羞恥で悶えている(笑)
「あはははは」
「タ、タイガ君、人にキスしといてなに笑ってるのかな」
ヤバイ、ルナを含め皆が怒ってる
「千歳、何してるんだ?」
ひぇぇ(笑)、八津咲が怒った
「ち、千歳さん、だめだと思いますよ」
笹野も一応注意してきた
「千歳さん…………」
アリアが冷めた目で見てくる、すんません、調子に乗ってました、ごめんなさい、だから汚物を見るような目でで見ないで(泣き)
「お・に・い・ちゃ・ん、なにをやってるのかな?あはは、あはは」
ヤバイィィィルナが壊れた、これは下手したら世界滅ぶぞ、とりあえずルナを首トンで気絶させ、謝る
「誠に申し訳ありませんでしたぁぁぁ」
全力で謝った
「うっ、うん、わかったならいいよ、そ、そういえば私たちの通う学園ってどこなの」
皆の冷めた視線を奇麗にスルーして答える
「ウィズ魔法国のアリシア魔法学園だよ、行きがけに王城に殴り込みするけどな」
「「「「いや、だめでしょ」」」」
「問題ない、問題ない、書状を届けるだけだから」
嘘ではない、剣聖と大魔法使いの書状をもって、殴り込みに行くだけだ
「そう、ならよかった」
「なあ、もう深夜の2時だぞ、寝ようぜ、あ、栗原さん一緒に寝る?」
「私がタイガ君と一緒にね、ね、寝るなんて、きゃあああああああ」
自滅した
「なんかすまん」
ルナを抱えて逃げた、1秒と経たずに縮地を使い部屋のベットにもぐる、ルナを抱き枕にしてそのまんま寝転がった、禁忌教典を起動、翼と柚葉は何してんのかな、学校かな、確かあいつら同じクラスだし見てみるか
「………なんだと」
映っていたのは個ここの広間に似た場所だった
「王城か、多分ここはウィズ魔法国だな、あいつらも召喚されたとはな、まぁ目的地と同じだったのはいいことだな」
『能力生成:千里眼』距離、遮蔽物に関係なくどこでも視れる能力だ、ナビー、翼と柚葉を監視してくれ『了解です、マスター、最近私の出番少なくないですか?』すまん、だがそいつらは、俺の妹たちなんだ、あと出番を作れるように努力するよ『ありがとうごさいます、マスター』
話していると睡魔に襲われたので降参する、zzzzz
次回から魔法学園編です