プロローグ
初めまして初めて小説を書きます、以後よろしくお願いいたします。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、」
深い微睡の中、誰かの声が聞こえる誰の声だっけ、聞き覚えがあるのに思い出せない。
「..ん、」
気付いたら机に突っ伏していた、どうやら俺は授業中に寝てしまったようだ。
「キーンコーンカーンコーン」
最後に時計を見たのは1時限目だったから、どうやら1時間まるまる寝ちゃってたようだ、さて次の授業も寝るか、そんな事を俺、千隆大雅 が考えてたら話しかけられた。
「ねぇタイガ君一緒にお弁当食べない?」
まさか2時間寝てたのか!いやいやまさか、つか今なんと?
「ねぇ栗原さんもう一回言って」
俺は彼女、栗原結に問う、いやだって俺が誘われるなんてありえないし
授業昼寝してる俺が!ヤバい自分で言ってて泣けてきた。
「いや、だから一緒にお弁当食べようって」
マジなのか、マジだったのか
「いやそんな奴と関わんないほうがいいよ栗原さん」
そんなことを言ってるのは、つーかあいつ誰だっけ?
「そんなことないよタイガ君はいい人だよ」
あざーすクズを慰めてくれて感謝します。そして迷惑かけてすいません。
「俺は遠慮しとくよ、あいつら、……誰だっけ?」
「篠山君だよ」
「そうか、その、さるやま君(笑)の言う通り俺とは関わらないほうがいいよ」
そんな茶番をしてたら、光に包まれた、周りを見渡すと教室の壁に魔法陣が描かれていた、
「なんだこれ」
「どうゆうこと‼」
「え、何」
「まさかの異世界転生でござるか」
等々クラスメイト達が騒いでた、オタクがいたな、そんな事はどうでもいいが、この状況、面白そうだ、
なんて考えていたら光が強まった、そこで俺の意識は途絶えた...。
気付いたら目の前に銀髪碧眼 の幼女がいた、いや、正確には幼女に膝枕されていた、
「なんだこれは」
そんな事を気にしながら現状について考える、今俺を膝枕しているのは妹だ、
いや俺の妹はこんなじゃなかったはずだ何故だ?どうしてだ?そう考えていたら幼女が口を開いた、
「お久しぶりです、お兄ちゃん」
いや知らないんですけどぉぉぉ!
「つーかそんなことより誰だよ!」
「お兄ちゃんと相思相愛のルナですが?」
どうやら彼女はルナというらしい、ちょっと待ていま聞き捨てならない単語があった、
相思相愛ってなんだよ!初対面だよ、今あったばっかだよ!
「俺はお前の事知らないんだが、妹はいなかったはずだが」
「いえ、それはそちらの世界ででしょう、まさかルナの事忘れてしまったのですか!」
うーん妹ねぇー、あ、思い出した俺そもそも異世界人だったじゃんなんで忘れてたの!?
「今思い出した、忘れててすまん」
「もぉーお兄ちゃんったら、ちゃんと覚えててよ、ぷんぷん」
あ、珍しく丁寧語じゃない。
「すまん、でも仕方ないだろ時間が経ってるんだから」
「まぁいいですよ、では、本題に入ります、私、女神ルナから、おにいちゃ、ごほん
間違えました、あなた、タイガ=サウザンドに女神として頼みたい事があります、魔王が現れたのでその討伐です、お兄ちゃんなら余裕だと思います、ちなみに私もついてきますよ存分にイチャイチャできますね。」
「そうだな」
いやしないけどな(笑)けどそう言わないとルナが泣くからな。
「では、お兄ちゃんすぐに合流するのでしばしのお別れです、では行ってらっしゃーい」
そして俺は真っ白な光に包まれた。