戻ると天狗たちが慌てたように駆け寄ってきた
戻ると天狗たちが慌てたように駆け寄ってきた
「若!大丈夫でしたか?」
「俺がいたんだから心配いらねぇだろ」
「おぬしは皿が弱点だからな。万が一ということもある」
「くっ、まぁ、それを言われると弱いけどよ」
「大丈夫だよ。それよりも、僕が経験した妖力が上がる感じだけど、たぶん、レベルが上がったということだと思うんだ」
「レベル?」
「ああ、昔じいちゃんが、レベルが上がれば進化できるかもしれないといっていた。たぶん、これのことだったんだろう」
俺はダンジョンコアに手を当てた。
―レベル鑑定中・・・・マスターの現在のレベルは8です。次の進化まで、残り92レベルです
「やっぱり・・・こうやって、100までレベルを上げれば進化できるんだよ」
「そうか。であれば、今回見つけたダンジョンに何度も挑戦して、レベルを上げていくのが先決だな」
「河童のレベルも見ておこう」
―ダンジョンコアより生まれた魔物のレベルは固定です。マスターの強さによって固定レベルは変動します。
「ああ、そうか」
「まぁ、でも、俺たちはもう完全な妖怪だし、若が立派な妖怪になるまでがんばろうぜ」
「ああ」
「じゃあ、次は天狗と河童が来てくれ」
「かしこまりました」
「おうよ」
こうして、再び俺たちはダンジョンに向かった。
ダンジョンに戻ると、再びスケルトンが溢れていた。
「これが魔物というやつですか。確かに妖気を感じない」
「そうだな。きたぞ!」
天狗、河童、僕は各自、スケルトンを破壊していった。
「弱いですね」
「ああ。前回よりも少ないみたいだしな。じゃあ、次の層に向かうぞ」
「俺はここで待機してもいいか?水がなかったり、乾燥地帯だとやばいんだ」
「ああ、構わない。じゃあ、天狗、いくぞ」
「かしこまりました」
俺たちはさらに洞窟を進み、下の層へと向かった
下の層はかなりじめじめした場所だった。
「河童もこれそうですな」
「ああ、あれ、何かが来る」
奥から、大量の腐った人型の魔物が現れた。
「あれは・・・?」
「わかりませんが・・・スケルトンよりも倒しがいがありそうです」
天狗が拾ったであろう槍を構える。
「若も使います?」
天狗が槍を渡してくる
「助かったよ。使ったことないけど、どうやって使うかわかる?」
「若、これらの武器は手の延長です。件も、槍も、基本的には手の延長と考えれば、基礎がわかっている若なら使いこなせるでしょう。私のを見て、マネしながらついてきてください」
「わかった」
天狗が羽で加速しながら魔物を刺す。
抜いて、槍を回し、下から槍で魔物を打った。
少し上に飛んで、下の魔物を刺突し、上段から切り付けた。
「ああ、本当だ。あれなら俺にもできそうだ!!」
魔物を突きの要領で刺し、迫った来る魔物を蹴り飛ばした。
「いいですね、その調子です、若!」
「うおおおおおおおおおおおおお」
槍を隣の魔物に刺し、殴る要領で、魔物を切り付ける。
もう一度回転して、魔物を切り付ける。
「なるほど、基礎ができていれば、武器を持てばさらに強くなれるんだな」
「そうでございます。これが応用です」
こうして俺たちはあふれ出る魔物を屠っていった。