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初めまして時雨様by篠原己白

僕はMPのおかしなステータスを見たあと、アイテムポーチを見てみた。

アイテムポーチには拾った物のなどを、自由にしまうことができた。

僕は時間魔法の使い方がわからなかったから練習していたのだが、かなり難しかった。

使える魔法に名前がなくただこんなことが出来そうだな~、という感じで使うことが出来るだけだったからだ。

時間魔法と言えば有名なのは時を止める魔法だ。

とりあえず小説で培ってきた様々な方法を使い、身体に魔力を通すことはできたのだが、肝心の魔法の使い方が分からない。

時間よ止まれ!と念じてみても、実際に言ってみても何かが起こることはない。

一体どうしたものかと悩んでいると辺りからカサカサ、という音がしてきた。

「ん、何あれ」

僕の視線の先には赤く光る点が僕を囲んでいた。

目をきちんと向けると自動的にに森羅万象が発動し、それが何だったのかを表した。

バトルウルフ   2歳

LV5

「初めての戦闘の相手がLV5だなんて」

運が悪いなと思いながらも僕が剣を抜くと、バトルウルフが木の間から飛び出してきた、その数6匹。

「は~…僕死なないかな?」

いまだに魔法を使うことが出来ないんだけど、普通に戦って勝てるんだろうか?

そんなことはお構いなしにとバトルウルフは牙を剥き出して飛び込んできた。

僕は左に軽くとんで回避、右足でバトルウルフのお腹の辺りを蹴ってみる。

すると「キャン」という悲鳴を上げてバトルウルフが2.3メートル飛んでいき、木に激突する。

「え…」

僕はその場に立ったまま呆然とする、LV1である僕がLV5の魔物を蹴りで吹き飛ばすなんて誰が思うだろうか?

しかしいつまでも考えている暇わない。今も左右からバトルウルフが忍び寄っててきている。

右からきたバトルウルフを足で全力で蹴る、さらにもう1匹には上段切り下ろし。

さっき蹴り飛ばしたバトルウルフが起き上がっていたので残りは4ひき。

前に4ひきバラバラにいるから闇雲に突撃出来ない。攻撃力が高くても防御力が低いとかよくあるし、こんなところで怪我をすれば目もあてられない。

お互いに見つめあいながらどれだけの時間が過ぎただろう1.2分はたったかもしれない。

その膠着状態は予想外の者によって破られた。

バトルウルフが声をあげることもなくその場に倒れ出したのだ。1ぴき2ひきと倒れるバトルウルフの側から何かが歩み寄ってくる。

さらりとした腰まで届く銀髪、さらにその下は執事服。

もう一度いおう執事服。

顔はどうみても女性だ。まあ、執事は男性に限らないって言うし驚くことじゃないんだろう…多分。

そんなことを考えているとその女性は僕見ると左手を、胸の辺りにあててお辞儀をしてきた。

「初めまして、今日から時雨様にお仕えすることになりましたコハクと申します。」

困っている…、僕は今かなり困っている…。

理由は簡単、初対面の女性にいきなり様付けされて、お仕えするとかいわれているからだ。

困らない人がいるだろうか?

「君は誰?」

僕は問いかけた。

「コハクでございます。正確には篠原己白ですが」

「………君は…誰?」

僕はもう一度問いかけてみた。

「コハクでございます。正確には篠原己白ですが。後分かりやすく言いますと時雨様専属男装執事です。」






わぁお、全然分かりやすくない。

一応ヒロイン登場です。

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