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あれ?バグかな?by夢宮時雨

「異世界転生ですか?」

僕は老人に向かって言った。

「そうじゃ、悪い話ではあるまい?魔法もあれば超能力的なスキルも存在する、男なら誰もが夢見るじゃろう?」

老人は少し自慢げに僕にむかって答えた。

それにしても老人の様子がおかしい。さっきまで余裕そうにしていたのに、今は落ち着かないのかそわそわしている。

今言われたように確かに魔法にも興味があるし悪くないと思う、ただ今言ったようなメリットだけではないはずなのだ。

「確かに魔法にも興味ありますね」

「そうじゃろうそうじゃろう!!」

すると老人が目に見えてわかるようによろこんだ。

「でもデメリットもありますよね」

すると明らかに老人がうろたえだした。

「そ、そんなのあるわけなかろう。ゲームのように簡単じゃよ」

僕が疑いの目を向ける…老人が目をそらす

僕が疑いの目を向ける……老人が目をそらす…

「異世界嫌です!」

「なんじゃと!何故じゃ!」

「いや、あきらかに危なそうですし…あんまり興味もないですし」

正直異世界に行きたくないこともない、でも地球とおさらばしてまで行きたいとは思わない。

何せむこうにはゲームや漫画などの娯楽はなく、常日頃から危険が付きまとうのだ。例え魔法があったとしても、リスク以上のリターンがあるとは思えない……家族もいるし。

「危険などどうにかなるほどの力をてにしてもか?」

「それはもしかしてチートというやつですか?」

老人は頷く。

「お主らの世界ではちーとなるものは人気と聞く。」

そりゃ人気だけども…ね~…それとこれとは話が別だよ。と言うかなぜこんなにも老人は必死なんだろうか?

「なぜそこまで必死になるんですか?」

「それはだの…」

老人はその先を答えることを躊躇っているのかうつ向いている。なにこれ…僕が老人を苛めてる見たいになってる…

「はー…仕方がないの、実はだな…」

老人は渋々といった感じで話始める。

曰く、現在転移先の世界は幾つかのトラブルを抱えているらしい。魔物の大量発生や、一部の国の暴走など上げればきりがない。その原因となるのが転移先の世界で復活使用としている邪神らしい。神はとても強力な支配によって世界にかかわることは禁止されているためその世界に住む者に討伐させなければならないのだと。

普段は転移させることも不可能なのだが1柱の神につき1人まで転移は許可されたらしい。そこら辺はよくわかんない神のルールだった。

「それで何となく僕をよんだと?」

「何となくではないぞ。ある程度、いやかなりの潜在能力を秘めた者に限定してあったのじゃ」

僕は運悪くその潜在能力が高かったらしい。

「兎も角お主にはどうしてもいってもらいたいのじゃ!この通りっ」

そして老人は大きく後ろにバクテン…って運動神経良すぎ!?そのまま両手両足頭を地面につけたDO,GE,ZA,した…




老人の土下座とか誰得!?


「えっ、何してんの!」

「日本伝統的謝罪方法・秘技・土下座じゃが?」

いや…何いってんのお前みたいな感じでこっち見ないでもらえます?しかもおでこは地面に着いたままだから首だけ曲がってて怖いんだけど…

「くぅ…そなたには秘技も通じんか…ならば仕方がない強行さくを取らせてもらうぞ」

すると僕の体を青白い光が包んでいく。

「なにを!?」

僕がきずいたときには体は光におうわれ前も見えない状態だった。

すると老人のこえがエコーとなって耳に届いた。

「無理矢理はしとうなかったがもう時間がないからのう、悪いが転移させるぞ…まあ見上げとしてそなたの役にたつであろう人を近くに待たせておく」

そしてその声を最後に僕は意識を失った。


「うっ、知らない天井だ…」

ま、天井無いんだけども…

目を覚ますとさっきまでの真っ白の空間とかなり変わって、こんどは辺り一面木ばかりだった。

ま、別に転移したくなかった訳じゃないし、さっさと気持ちを切り替える。

そして僕が今からするべきことを考える。

1、老人の言っていた僕を助けてくれる人を探す、もしくは待つ

2、安全そうな場所の確保

3、人のいっぱいいるところで情報収集

老人の話からしてこの世界は普通にしていると恐らく危険なのだろう。

それにゲームのように簡単じゃよと言っていたので、実際にゲームっぽいことが出来るのではないか。ものは試しようである。

メニュー…

ゲームのメニューが出てくるようなそうぞうをする。すると目の前に空色の薄い半透明な板が現れた。

そこにはやはりステータス画面や、アイテムポーチ、などゲームと同じようだった。

最初に目をつけたのはステータス画面


ステータス

夢宮 時雨 (ゆめみや しぐれ) 15歳

LV1 ファーストジョブ 魔法使い

HP100 MP1000000 力100 防御150 素早さ200

魔力1000 精神200 器用200

スキル 時空魔法 時間魔法 剣術 武術 射撃術

物理耐性 魔法耐性

ユニークスキル 時空間魔法 全解言語 魔力操作

魔力硬化 森羅万象 消費MP軽減

スキル習得高速化

やっぱりゲーム見たい…後スキルが意味わかんないの結構あるんだけども…

そしてスキルを注目してみると説明のようなものが現れた。


時空魔法 時空魔法が使えるようになる

時間魔法 時間魔法が使えるようになる

剣術 剣などの刃物の扱いが上手くなる

武術 近接格闘系の技術が上がる

射撃術 遠距離攻撃の命中率が上がる

物理耐性 自分の受ける物理ダメージが減少する

魔法耐性 自分の受ける魔法ダメージが減少する

時空間魔法 時空魔法と時間魔法の連携が可能になる

全解言語 全ての言葉を理解し読み書きできるようになる

魔力操作 魔力の扱いが上手くなる

魔力変化 魔力を様々な物質に変化させて色々なも

のを作り出す 製錬の上位スキル

森羅万象 全ての物の性能や人、魔物の能力を見る

消費MP軽減 魔法を使うときの必要MPが減少する

スキル習得高速化 覚えていないスキルを習得する

のがはやくなる


よくみればヤバそうなのがいくつか紛れ込んでいる…あれ?よく見ると…






MPバグってんじゃない!?

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