クリスマスイブby夢宮時雨
初めての投稿ですので感想や意見などよろしければご指導のほどよろしくお願いします。
なお、細かな設定などが存在していないため投稿感覚にばらつきが見られるかと思われますが生暖かい目で見守ってやって下さい。
僕こと夢宮時雨は家族と仲良くクリスマスをすごすはずだった…
12月24日僕はクリスマスケーキを買いに1人でケーキ屋さんまで買い物に来ていた。
この辺りは田舎だからかそれなりに星を見ることができる。
そらを見上げると星のなかに1つだけある青色の星、その星がわずかに揺らめき輝きを増す、すると……
僕の視界には白い空間が広がっていた。
前も後ろも右も左もすべてが真っ白、ただ僕の足元だけが淡く青色に発光している。
僕は訳もわからずとりあえず進んでみた。
「ほっほっほっ、あんまりうごいてはならんぞ、迷子になってしまう」
僕は立ち止まった、脳に直接話しかけられるような感覚に違和感を感じながらもとりあえず唯一の頼りとなるであろうその声に耳を傾ける。
「そこで待っておれ、今からそちのもとに行ってやるぞい」
少し生意気だが来てくれるのならありがたい。そして30秒ほどたつと、目の前に白色のローブを着た70歳位の老人が現れた。
「あなたがさっきの声の人?」
僕がそうたずねると少しがっかりしたような顔をして僕を見てきた。
「つまらんやつじゃのう、もっと驚けばよいものを…」
老人はそのあともぶつぶつ何かをいいながらこっちをチラチラ見てた。
「あの、一応聞きますけどここはいったいどこですか?」
僕が質問すると待ってましたとばかりに右手の杖を持ち上げて話し出した。
「ここは神魂界、神の魂が集まる場所じゃ。お主には異世界に行ってもらいたくてこの場に呼んだのじゃ」
やはりと言うかなんと言うか…この時点で異世界転移系だと言うことが発覚してしまった。
地球とのお別れも近いかな?何て意外と軽い気持ちな僕でした。