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転生先で吸血鬼プレイ  作者: テンル
9/27

少年期2 冒険者になる

一話に戦闘シーンを追加しました

主人公の戦闘スタイルが乗っているので是非読んでくれたらなと思います

「おー、7年前と変わんないなー」

「それってヘルが初めて街に行った時よね? よく覚えてるわね」

「あー、初めてだから印象に残ってたのかも」

「そういうものかしら」


 やっべー、確かに5歳のこと覚えてるだなんてそんなにあることじゃないよな。

 素だったから意識して気を付けないとな……


「それじゃあ、ギルドにいこっか?」

「ギルド?」

「冒険者の集会所のことよ、そのままだと長いでしょ?」

「それもそうだね。場所は知ってるの?」

「知らないわよ。私も街に来たの2度目だし。その辺の人に聞けばいいんじゃない?」

「そうだね」


 んー、それじゃあ……

 あっ! 皮装備っぽいの着てるお姉さんがいる!


「あそこのお姉さんに聞いてくる!」

「あ、ちょっと! 女のひと……ヘル、女のひとを選ぶだなんて、胸も大きい……」


 ん? なにか聞こえた気がするけど……いっか。


「すみませんー、そこの綺麗なお姉さんちょっといいですか?」

「ん、なんだい?」

「ギルドがどこにあるか聞きたいんですけど、お姉さん装備を着てるから知ってるかなって」

「なるほど。ちょうどあたしもギルドに行くところだからついてくるといいよ」

「そうなんですか? ありがとう!」

「いいってことよ、依頼に行くのかい?」

「違うよ。12歳になったから見習い登録をしに行くんだ」

「ほー、珍しいね。それなら保護者はいるのかい?」

「うん、一緒にエンジュ姉さんが――」

「この子の保護者のエンジュと言います。よろしくお願いします」


 お姉ちゃんちょっと怒ってる?

 なんでだろう。


「まだ若いのに立派だね。あたしはリリーっていうんだ。ぼうずは?」

「ヘルって言います。よろしくお願いします、リリーお姉さん」

「そうか、じゃあ案内するからついておいで。どうせほかのお店とかもどこにあるのか知らないんだろ? 一緒に案内してやるよ」

「助かります! ありがとうリリーさん!」

「気にすんな」


 …………


「入り口からギルドまでは一本道でその間にはポーション屋や武器屋、防具屋、魔法屋がある。この街くらいの規模ならポーション屋と魔法屋は2~3店、武器屋と防具屋は結構あるぞ。」


 この街は規模でいうと中といったところで直径2kmくらいの円の形をしており高さ5mくらいの石の壁が周りに立っている。

 地球の中世の時代では直径1kmもあれば大都市だったらしいが、そこは魔法の活躍なのかな?

 

「そうなんですか~、おすすめの店とかあったりするんですか?」

「こういうのは自分で吟味していくもんだぜ。まぁ、この中央通りにある店には危険はないぞ」

「危険なところがあるんですか?」

「あぁ、金属なら純度の低かったりするし、皮装備ならつなぎ目がしっかりしてなかったりな。だから安すぎるものは一度疑ったほうがいいぞ?」

「そうなんですか~。リリーさんって親切ですね」


 姉さんのリリーさんへのあたりが軽くなった気がする。


「後輩たちへのアドバイスも活動の一環さ」


 おっ、あれがギルドかな?

 盾を背景に剣と杖が交差している看板がある。


「わかったか? そう、あれがギルドだ」


 2階建ての建物で扉はないようだ。


「ただいまー、新人連れてきたぞー」

「リリおかえり、依頼は無事に終わったみたいね。新人って後ろの子?」

「そそ」


 入り口からみて右側にはカウンターが、左側にはボードがあり依頼書と思われる紙が多数貼ってある。

 リリーさんに返事を返したのはカウンターにいるこれまた綺麗なお姉さんだ。


「リリーお姉さん、依頼の帰りだったんだね。邪魔じゃなかった?」

「あぁ、簡単なものだったし気にしなくていいぞ。それじゃあ、あたしは報告に行くからあのお姉ちゃんのとこで登録してきな」

「うん、ありがとう!」

「ありがとうございました」

「おう」


 よし、登録に行くか!


「お姉さん、登録にきました!」

「みたいね、見た所見習い登録かな?」

「うん! でもぼくの姉さんは16歳だから見習い登録じゃないよ」

「わかったわ。じゃあ、キミはこの紙、お姉さんのほうはこっちね」

「はーい」

「わかりました」


 名前と特技か

 名前はヘルで、特技は闇の魔法かな?


「終わったよー」

「私も終わりました」

「ヘルくんに、エンジュさんね。じゃあギルドカードを渡すわね。ヘルくんはこの銅のカード、エンジュさんはこの鉄のカードよ。はい」

「違うカードなんですね」

「えぇ、そのことも含めてこれから説明するわね。」

「「お願いします」」


 …………


 まずギルドでは実力に応じてランク付けするようだ。ランクは低い順でE、D、C、B、A、S、SS、でEは冒険者見習いのためのランクらしい。成人までにEランクで実力をつければ成人と同時にCになれたりするようだ。依頼も同じランクで分けられており、自分のランクと同じ依頼が適正のものらしい。 

 ギルドカードはこのランクによって違い、

 Eが銅、Dが鉄、Cが銀、Bが金、Aがアルミ、Sがミスリルという白い金属、SSがオリハルコンという黒い金属のようだ。

 冒険者同士の争いは殴り合い程度なら関与しないとのことだ。明らかに新人いびりだろっていうのは止めるみたいだが。

 

「ちなみに、さっきあなたたちと一緒にいたリリはAランクでかなり強いのよ?」

「へー、リリーさんってすごいんだね!」


 困ったときに相談しようかな?

 頼りすぎてもいけないだろうけど。


「それじゃああらためて、マサラ街支部冒険者ギルドにようこそ! 依頼受けてく?」


 この街ってマサラって名前だったのか。


「いえ、今日はこれからの拠点を決めようかと」

「そっか、ここをでて右に3つ隣の宿り木の宿なんておすすめよ。なりたての冒険者に優しい宿なの。まだ空きがあったはずだわ」

「そうなんですか? じゃあそちらにいってみますね」

「お姉さんありがとう」

「いえいえ」


 俺たちは受付のお姉さんと別れて宿り木の宿へと向かうのであった

変なところがあれば感想で教えてもらえると嬉しいです!

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