少年期1 12歳になりました
ブクマが7件になってる!
目標まであと3つ!
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プロローグに戦闘シーンを追加しました
前のものはなんだか物足りなかったです、はい。
HPの概念を追加しました
設定ガバガバでごめんね(てへっ)
12歳になりました、ヘルです。
シルヴィさんとカインズさん付き合い?始めてから5年が経ちました。
2人の呼び方が前と違うのは俺が大人になったからかな(キリッ)。
青空学校は12歳になったと同時に卒業という形になるので俺もこの前卒業した。
エンジュ姉さんがずっと俺と登校したがっていたのは残り1年しか一緒に通えないってのもあったようだ。
さて、今俺は村の町側の入り口にいる。エンジュ姉さんも隣に並んでおり、目の前では父さんと母さんが涙ぐんでいる。
今日から俺は旅に出るんだ。
12歳になったと同時に両親に冒険者になりたいということを告げたらあっさりと許可をもらえた。
16歳で成人とみなされるこの世界では、成人までの修行を兼ねて12歳から冒険者見習いになれるのだ。詳しくは知らないが冒険者の集会所で説明されるだろう。
エンジュ姉さんには俺が学校に通い始めてからすぐに冒険者になりたいということを伝えた。そのときに自分も一緒に連れていくように言われたのでこちら側にいるのだ。
元々どうにかして誘うつもりだったので願ったりかなったりだ。
「じゃあ俺、行くね」
「行ってきます、お母さん、お父さん」
「いってらっしゃ、たまには帰ってくるのよ?」
「あぁ、行ってこい」
俺たちは街のほうへと歩いて行った――
「ねぇ、ヘル」
「んー?」
「何で歩きなの?」
「……いつか街を出るときのための予習だよ」
「あ、なるほどー。で、本当は?」
「ノリで……」
「まったく、歩きだと1時間半もかかるのよ?」
「ごめんなさい」
「素直なヘルは好きよ」
最近俺の姉がストレートすぎる。
「ねぇ、今日の宿どうする? 私はダブルのほうがいいんだけど」
「いや、エンジュ姉さん16歳でもう成人してるわけだしツインでいいんじゃないかな?」
「あ、そういえば成人したんだったわね。なら保護者として一緒に寝てあげないとね」
なぜそうなった。
うれしいんだよ? でもさ、12歳っていえば思春期に片足突っ込んでるわけじゃん?
それがさ、16歳の女性と寝てみなさいよ。
そりゃぁもう、ねぇ?
成人したエンジュ姉さんはスレンダーな体形で、腰まで伸ばした綺麗な黒髪がその小ぶりな胸とお尻を包んでいる。
小ぶりとは言えども、そこには確かに存在している2つも膨らみ。
母乳ではなく粉ミルクを飲んでいた俺は、赤ん坊の時ですら女性の胸を見たことがない。
小さいときのお風呂の時も母さんは服を着て俺を洗ってくれていたし、エンジュ姉さんとのお風呂はもう4年以上体験していないので女性らしい胸は見たことがないのだ。
どうするかな……ま、やばくなった時考えればいいか!
「あっエンジュ姉さん、あそこにホーンラビットがいるよ!」
「あら、本当ね。私はもうホーンラビットではスキル上がらないからヘルが行く?」
「うん!」
遠くからホーンラビットに闇の魔法Lv1ミストをかけ、こっそり近づく。
「『バイツ』」
「きゅぃ!?」
からの短剣で……!
「たぁ!」
ふぅ、うまい
「二撃ね」
「まぁこれくらいなら」
『バイツ』というのは牙術Lv4で覚える技でSTを5消費する。魔法と違うのはMPでなくSTを消費すること、詠唱や触媒を必要としないこと、魔法書のようなアイテムを用いずとも使えるようになること、といったところだろう。
魔法はLv1からそれぞれの魔法スキルに応じてが使えるのに対し、技はLv1から使えるのスキルもあればLv5になっても使えないスキルものもある。
牙術はLv4で技を覚えたので結構遅めだが同時に『マジックバイツ』というスキルも覚えれたのでトントンといったところだ。
『バイツ』の効果は物理ダメージとともにSTを吸収することができる。牙術Lvが上がればスタミナ吸収量が消費量を上回るので良いST回復になる。
『マジックバイツ』は『バイツ』のMP吸収バージョンだ。『バイツ』と比べると物理ダメージも吸収量もかなり少ないけどな。
こんなやり取りをしつつ俺たちは街へと着いたのであった。
小説読みたい……
でも書くのも楽しい……
こんなことで悩めるのって幸せですよね
おかしな点があれば感想で教えてもらえると嬉しいです!