幼少期4 2年後、友達の恋路と魔法
ブクマが増えとる…
これは10人目指しますか!
はい、調子乗りました
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HPの概念を追加しました
設定ガバガバでごめんね(てへっ)
現在、7歳の俺は右手で姉と手をつなぎながら歩いている。
7歳から始まった青空学校に行っているのだ。
俺が学校へ通い始めてから一か月間、姉さんはずっと俺と手をつないで通っている。
「お姉ちゃん」
「ん、どうしたの?」
「たまにはシルヴィちゃんやカインズくんと一緒に行ったらどう?」
「……いやなの?」
「えっ?」
「ヘルは私と学校行くの嫌なの?!」
「いや、そんなことないけど……ほら、お友達でしょ?」
「そうだけどヘルのほうが大切だから(にっこり)。」
「あっ、はい」
「急にかしこまっちゃって、変なの」
シルヴィちゃんとカインズくんは俺の3歳上の10歳で、青空学校に通っている。
近所に住んでいるので俺が学校へ通う前までは姉さんを含んだ3人で登校していたのだが、会話の通り俺が通い始めてから一か月間ずっと俺と登校している。
俺としてはうれしい限りなのだがついこの間シルヴィちゃんに相談されたことを思うとね……
…………
「最近エンジュ……あなたのお姉ちゃんがね、一緒に学校いこーって誘っても断られちゃうの。なんでって聞いてもヘルくんと行くからってはぐらかしちゃうの。だからヘル君から聞いてみてくれない?」
「えっと……そもそもはぐらかしているわけじゃないんじゃない?」
「最初は私もそう思ったんだけど、もうはぐらかされてから3週間よ?たまにくらい一緒に行ってくれてもいいと思うんだ。もしかして嫌われることしちゃったのかなぁ……」
まだ、3週間だと思うんだけど……
ていうか被害妄想ひどいな
「そんなことないよ! シルヴィちゃん優しいし! カインズくんもお嫁さんにしたいくらいだって言ってたよ!」
「えっ、ほんと! カインズくんが……うれしいなぁ。今度手つなごうっていってみようかな……」
やべ、このままだと惚気られる。
ていうか姉さんが俺と行きたがるのってこの惚気の所為でもあるんじゃないか?
でも言いずらいな……
「ねぇ、ヘルくんもそう思う?」
「え、あ、うん。そう思うよ。じゃあお姉ちゃんに聞いてみるから! じゃあね!」
「あ、うん。ばいばーい」
…………
とまぁこんなことがあったわけだ。
いやー、なんて報告するよ? 実際、姉さんは俺と登校したいだけみたいだし。
そもそも、シルヴィちゃんとカインズくんが付き合うなりなんなりしたら手っ取り早いんだけど……
ん? そうだよ! 二人はどう見ても両想いなんだからさっさとくっつければいいんだよ! 姉さんを独占できるし、相談もベクトルは違うけど解決するようなもんだし、2人も結ばれてみんなハッピー!
そうと決まれば実行に移さねば!
「ヘル、どうしたの? 立ち止まっちゃたりして。早くいくよ」
「あっ、うん! 今行く!」
さて、学校(建物はないけど)についた。
けど何したらいいのかわからん。
ぶっちゃけ「お前らまだ付き合ってなかったの?」って感じなんだもん…
まぁ、そのうち考えるとして授業を受けるか。
今日は魔法を練習するようだ。
魔法以外にも計算術や一般常識を習ったり、体を動かして体力づくりをしたりする。
計算術は単純な足し算引き算くらいなものだ。
一般常識は自分たちが所属する国名やその王様、その国のある大陸名、この世界の名、等いろいろだ。
でも今日は魔法だ!
2年間で魔法を含めてその他ステータスを紹介しよう
名前 ヘル
HP 150/150
ST 302/302
MP 24/24
スキル 両手剣Lv1
短剣術Lv4
牙術Lv3
盾術Lv2
闇の魔法Lv3
魂の魔法Lv3
召喚魔法Lv1
料理Lv5
5歳の時と比べると、HPとSTは若干上がったよーってぐらいだ。
STは父さんよりもあるぞ!7歳なんだから十分だろ。
MPはあんまりあがっていない。才能がないのかもしれない……
両手剣術は父さんとの遊びもとい稽古で習得した。
盾術は両手剣術を習う合間合間にやって伸びた。
短剣術は料理といっしょに伸びていった。
この前ホーンラビットという角のあるウサギを捌くのを手伝ったら短剣術がLv4に上がった。
牙術は変わらずLv3だ。
戦闘系のスキルはある程度伸びると実践で使ったりしないと伸びないのかもしれないな。
料理はいつの間にか姉さんよりもうまくなっていた。
母さんの手伝いを姉さんと一緒にやってるときに「そういえばヘルって料理スキル何レベ?」と聞かれたのでLv5だと伝えたら、「えっ! 私より高いじゃん!」と言われなんやこんやあった。ちなみに姉はLv4だそうだ。
魔法はどちらもLv3まで上がった。
新たに覚えた魔法を使いつつ上げていった。
詳しくは使うときに説明すればいいだろう。
そして新たな魔法、召喚魔法を覚えた。
あれは昼間に弱っている蝙蝠を見つけたときのことだった。せっかくなので魂の魔法Lv2の真実の目(通称ソウルアイ)という魂を可視化できる能力を使い、その魂をを牙術でくらったときのことだった。
残りわずかの命を俺のために使えることに感激したのか、蝙蝠が死んだとき口から黒い物体を吐き出したのだ。
それが何なのかを母さんに聞いたら魔法書のもととなっているものだという。
魔法書の元なだけありそれを食べると新たに魔法が使えるようになるということだったので、蝙蝠から手に入れたこともあり闇の魔法であることを期待しつつ食べてみると……
ってなわけで手に入れた魔法が召喚魔法Lv1の蝙蝠召喚というもので、特殊な触媒を用い使用できる魔法だったんだ。
特殊な触媒を使うだけあってLv1になるだけで終わってしまった。
というか現状は使わない。放置気味である。
今日は特に死の魔法を頑張るぞ!
なんか脱線してる。
でも、今後の戦闘形式にかかわってくるから……
今後といってもまだ戦闘してないけど……
ちょくちょく方言でそうで怖いです。
自分が田舎者だと実感した瞬間でした、はい。
おかしなところがあったら教えてください。