幼少期1 毛布は姉の味
文章書くのって難しいんですね
「1000文字とか少なすぎるよー」
とか思ってごめんなさいという気持ちでいっぱいです
修正しました
ストーリーに影響はありません
「奥さん!生まれますよ!」
「ひっひっふー!ひっひっふー!」
「生まれました!元気な男の子ですよ!」
「b」
…………
というわけで生まれました、ヘルです。ヘルっていうのは今世の名前です。
吸血鬼になりたい自分としてはなかなかいいんじゃないか?
出だしは好調ということで今わかっていることを説m、
「へるー!かえってきたよー!」
っと、ちょうど帰ってきたね。
彼女はエンジュといって4歳上の姉らしい。
俺、エンジュ、両親の4人家族だ。
「ヘルただいまー!」
「だー」
「エンジュー、まだ生まれたばかりなんだからあまりうるさくしちゃだめよー?」
「わかってるー!」
聞いての通り俺はまだ生まれたばかりで生後五日だ。
母さんの名前はマリアで、今台所で料理している。
父さんの名前はカイトで今は仕事でいない。
ちなみに姓はない。平民だからね。
「きょうのごはんなにー?」
「今日はフライングフィッシュよー」
「やったー!」
姉は魚が好きで特にフライングフィッシュが好きらしい。
俺が生まれたことのお祝いなのか、この五日間結構出てる。
もちろん俺は粉ミルクだ。えっ、母乳?
父さんの独占欲強すぎて飲ませてくれないの。
いや、飲みたいわけではないけど。
「ただいまー。ん、また魚か」
「あら、すきでしょ?」
「嫌いではないが……」
「ならいいじゃない」
「いいじゃないー」
……やばい、姉がかわいすぎる。
なんというか、こう、子どもが親の言葉をオウム返しするのってするのってかわいいよね。俺も子どもだからかわいいよ。だーだー
「へるかわいいー!」
む、聞かれてた。恥ずかしいな。
「よし、ご飯できたわよー」
「あ、はーい!」
「お酒くれー」
「今日は休肝日でしょ!」
「ああ、そうだった」
そういってお米、フライングフィッシュのフライ、いつものスープ、あとちょいちょいを出した。
「ヘルはミルクよー」
「だー、んぐんぐんぐんぐ、けぷ」
そうやって平和な日が続いていった。
…………
さて、お待ちかねの修行パートだよ。
といってもまだ生後間もない赤ん坊ではできることはほとんどない。
では、なにができるのか?
それはスタミナと牙術上げだ。
スタミナは前世で読んだ小説に腕あげたり脚あげたりしとけば筋力とともに上がると書いてあった。牙術は自分を囲んでいる木の柵でもかんどけばいいだろ。まだ歯がないけど…。
それじゃあ、まずスタミナ上げしますかー!
「ふぅー!ふぅー!」
も、もう無理…。5回脚あげただけでこの調子とか…。
でもまぁ、毎日やればスタミナかなり上がるんじゃないか?
こんなに疲れるんだから10年後には「疲れることなんてありません(キリッ)」みたいな感じになるかもしれん。ぐふふ……
おっと妄想しすぎた。もう、そんなことしたらだめだぞ?
……よし次は牙だ。まだ歯がないから毛布でも噛んどくか。
もぐもぐ。あ、姉さんの味がする。正確には姉さんの香りの味がする。
こりゃあたまらん!
もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ…………、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐm、
『ピロン♪牙術Lv1を得ました。』
うおっ!?音がした!スキル手に入った!てか速っ!まだ5時間しか噛んでないぞ!
徳は9P振ったから1.9倍だけどそれにしても速すぎないか?
それともこれがこの世界での標準なのか……
まぁ、いいことではあるんだし気にせずスキル上げをするか!
そうやってスタミナと牙術をあげていった…。
おかしいとこあったら感想で言ってくれるとありがたいです
5時間毛布を噛んでいるのはおかしくないです。おかしくないです。