築き
遅くなりました。 あと、なんかおかしいです。 よければお進みください。
かずやは、1年前の、その1日の思い出に、今一度思いを馳せたのであった。
そして、今、自分の前の現実を思ったとき、かれの胸はなぜか詰まったのである。
この1年の日々が、今、かれの脳裏を走馬燈のように駆け巡っている。
思えば長い1年間だった。
(あの1年間は、僕にとってなんだったんだろう?)
一弥の頭の中に回り続ける疑問。
今の二人の間は、沈黙が立ちこめている。
いつまで続くとも知れぬ沈黙が。(一弥ったら、また考えてるのね。あれだけ無駄だと言ったのに。)
正美の、心の中で、ふっとため息が漏れた。
二人は、それぞれの思いを胸に違う方向へと、ゆっくり歩きだした。
この青年たちの未来は、はたして、どういう色になっていくのだろう。
ときに、傷つき、立ち止まりながら、それでも、自分なりの色を作っていくのではないだろうか。いや、
不器用に、見つけていくのかもしれない。しかし、たとえどんなことがあったとしても、二人の心の奥底には、互いが存在し、生きていく支えになるのではないだろうか。
たとえ会えなかったとしても、たとえ話せなかったとしても、
お互いに心の中の相手をはげまし、元気づけ、
それによって自分も元気になる。
そんなすばらしい関係を築いてゆけるのではないか。
今、二人は、小さな、しかし、大切な気づきをしたのである。
人を深く理解する、いや、互いに、互いを、より深く理解し合うことの大切さを。
二人にとって、後で、振り返れば、青春の甘酸っぱい思い出となるだろう。
現在進行形で、二人は、新たなスタートラインに立っているのだ。
そう、着実な1歩を踏み出そうとしている。
人は、こうして、成長していくのだろう。
お読みいただき、ありがとうございます。 次回はいつになるやら。 投稿が遅れ、ほんとにすみません。




