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聖夜クリスマス ―彼らはいかに過ごすのか― フラム・レオン&シャルー・ランクスver.

作者: 森野涼子
掲載日:2012/12/20

クリスマス。それは確か、キリストたちを祝うようなそんな日。

今の日本ではカップルたちがワイワイとしはじめる頃。

そんな非リア充にはきつい一日であるが。


彼らは、いかにして過ごすのだろうか。


『聖夜クリスマス ―彼らはいかに過ごすのか― フラム・レオン&シャルー・ランクスver.』



_____________________________________________


「なぁ」


「んだよ、レオン」


「俺らって、何でいつもセットなんだ?」



アンジェルの住む森のどこかでレオンは独り言に近いような声で呟いた。

彼らはいつだって二人で1セット、のような感覚で扱われていた。


「……あれだろ、俺らはこっちの方が扱いやすいんだろ?」


「なんか、それすごく納得いかねぇんだけど」


「んまぁ……わかんなくもないけどさ」



今すぐ暴動でも起こしそうな雰囲気。それは作者としてはものすごい困る事態です。

ボイコットとかされたら、こちらとしては大問題ですしね。物語が進まなくなっちゃいます。


「作者、困らせるのもありじゃないか?」


「は?」


おっとレオン君、まさかの提案ですね。私をそこまでして困らせたいのですか?

キャラクターがそんな暴動起こす物語なんて、いまだかつて見たことないですよ、私の人生の中で。


「ほら、口調とかちょっと変えちゃって、イメチェン!とか言ってさ」


「……お前、ばかじゃねぇの?」


そこですかさずツッコミが入る。さすがですランクスくん、あなたには期待してましたよ。


「大体そんなこと言っても俺たちセットは変わらないし、それにそんなことしたらむしろむなしいだけだろうが」


「……お前には夢がないよなぁ、ランクス」


「うっせ。ちょっと冷めてるだけだよ」


「そういうのが夢がねぇって言うんだよ!お前はもうちょっと夢持て夢!そっちの方が人生絶対楽しいって!」


超ポジティブシンキングなレオン君。ここまでだとある意味尊敬しちゃいますね。まぁ夢を持たないランクスくんもあれですが。



「いや、そんなこと突然言われてもなぁ……」


「バカ野郎!そうやって否定的になるから夢も何もかも壊れてくるんだろうが!今日はかのクリスマスだぞ!夢の一つくらいもっとけ!!でないとサンタさんこねーぞ!」


「お前、まだあの白ひげ爺のこと信じてんのかよ……」


「夢はでっかく!希望もでっかく!!さすれば叶えられん!!」


「お前……」



もはや呆れて声も出なくなったランクスくん。

まぁそりゃ、確かにここまで言われた日にゃ、どんなことを言っても変わらない気がしますね。



「んじゃ、俺も一つくらい願ってみるか・・・・・」


「おっ!!んじゃ夢はでっかく!その願いとは!!」



食いつきいいですねこの子。ホントに夢に関しては子供のような感じです。

たいしてランクスくんはそんな隣にいる人を見て、ため息を漏らす。


「あんまりでっかい夢じゃねぇぞ?」


「どんとこーい!!」



一呼吸を置く。

そして、言い放つ。




「今年のクリスマスくらい、ホワイトクリスマスになんねぇかなぁ」






「……おまえ、そんなんでいいの?」


「あぁ。別に特にこれといって夢はないし、ここ最近この時期に雪を見てねぇんだよ。なら、今年くらいみたいって思うだろ?それにここ数年は人間界にいなかったんだからな、俺」


「そうなのか?」


「そうだよ。俺たちは基本的に案内する相棒がいなかったら俺たちの世界で過ごすのが掟だからな。俺の最後の案内人を見送ったのが確か6年前だったから、かれこれ人間界の雪自体をこの目でちゃんと見てねぇからな。6年ぶりくらいのホワイトクリスマス、願ってもいいんじゃねぇか?」


「なるほどな……あっ!!」


「ん?」






「言ったそばから、夢かなっちまったぞおい……」



レオン君が空を見上げるとそこにはひらひらと、小さな雪が舞ってきています。

言ったそばから叶うお願い事、そうそうあったものじゃないでしょう。



「ひさしぶりだな。……こんな雪の日も、嫌いじゃない」


「え?」


「いんや、なんでもねぇよ。さっ、寒くなるからお前はそろそろ家にでも戻れよ」


「なんだよけちくせー!教えてくれたっていいじゃねぇか!」


「気にすることじゃねぇ。そんなことより――――――」


「ん?」




「フラム、メリクリ」






ぼそっと呟いてそっぽを向くランクスくんに、クスリと笑うレオン君。

そっぽを向いたその仕草に、ちょっと面白かったんでしょうね。



「あぁ、メリクリ!」



少年のように立ち去るレオン君。

その背中を見て、ふっと思わず笑いがこみあげてきたランクスくん。ぼそっと一言。







「あんな馬鹿と話すクリスマスも、わるかぁねぇのかな」




___________________________________________


そんな彼らのクリスマス。

あなたはいかが、お過ごしだろうか。

いかがでしたか?

今回の話は、きっとこの二人のモデルが同じ空間でのんびり過ごしていたら、きっとこんな風になるんじゃないかなぁって思ってました←


ちょっとばかばかしい感じも入りつつ、こんな感じになったら面白いだろうなぁって思いながら書いてましたw



感想等、いつでもお待ちしております!

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