作者の落書き 7
斬焉
帝国初のソードストライカー。全長25メートルと、戦闘機としてはかなり巨大な機体。
散赤花とは違い、急造ながらも充分な試験・検証を行ったことで様々な面において旧世代機を凌駕する高性能機となった。量産機としては現状最強。
舞鶴を元に、空戦能力の低下を回避しつつ人型機への変形機構を組み込むという仕様要求の高さから当初は開発難航したが、帝国と縁のある自由天士の技術提供により目処が立ち、ポルシェ博士やバルティーニ技師といった開発者の努力の末に完成する。
人型機の代用として運用される機体なので、本来は空戦能力は二の次だった。人型機として戦う以上は相応の重装甲と無機収縮帯を搭載せねばならないことから、空は飛ぶだけで精一杯となるであろうと予想されていたのである。
だが、レーカのハイブリッドエンジン技術によりエンジン出力が想定以上に上昇し、無機収縮帯もポルシェ博士の開発したリニアモーターによってアシストすることで減量に成功。結果、純粋なドッグファイト性能も舞鶴以上の戦闘機となった。
ある意味、量産型白鋼とも呼べる機体。一見まったく別物の両機だが、近接武器を飛行機形態時のメインフレームとして利用、カナード翼を装備、腕部を折り畳み機首に格納、などなど白鋼との共通点が伺える。中にはフライ・バイ・ワイヤによる制御補助やリニアモーターによるパワーアシストなど、白鋼すら採用していない技術も導入されている。
もっとも、白鋼もFBW自体は搭載されている……というか変形する都合上、舵と操縦幹を機械的に繋ぐのはそもそも不可能。補助装置の未実装はソフィーが勝手に操縦を補正されるのを嫌がるからであり、入力をダイレクトに舵に反映している。
デザインモデルはターミネーター。しかしソードストライカー化するに際し、かなり別物になってしまいました。
スホーイらしさを意識しました。ロシア機は美しすぎる。
斜め翼。本来斬焉は左右対称に後退する普通の可変翼を装備していたが、スペースや重量の問題から開発が難航。そこにとある自由天士(何度もいうがレーカのことである)が地球での飛行機知識を元に「斜めに一枚の主翼を付ければいいじゃん」と無責任ーに提案。すったもんだの末に採用される。ちなみに近接兵器もそれに併せ、双剣からバルディッシュに変更されている。
図の通り、一部が尾翼やカナード翼と空力的に干渉しかねない位置まで可動している。F-14トムキャットは機械的には主翼を75度まで後退させられるが、飛行中は68度までの後退に制限されている。それは主翼と尾翼が空力干渉してしまうが故の措置だが、これほど大きな可変であれば斬焉にも同等の問題が発生しているはずである。また、変則的な斜め翼であるので想定の難しい極めて困難な問題が発生しているのは想像に難くない。
……なのだが、レーカ君のナイスアイディアで克服していると解釈して下さいな。




