最強の翼と帝国の美姫
逃げる白鋼。追う零式。
エンジンの性能差は歴然としている。旧式の零式に、白鋼に追いすがる術などない。
術などない、はずなのに。
「逃げ切れ、ない……!」
機銃によって追い込まれ、いいように誘導されている。まるで牧羊犬に追い立てられる羊だ。
俺の拙い、大雑把な操縦だからこそ逃げ切れないのだ。ソフィーが操縦すれば、たぶん逃走は可能。とはいえ……
「ソフィーしっかりしてくれ、って無理だよなぁ……」
先程から、俺の呼び掛けに反応はなかった。
母の死に続き父の裏切りなんて、なんで皆この子に優しくないんだよ。
ガイルは「痛めつける」と言った、殺す気はないはずだ。ガイルがソフィーに苦痛を覚えさせるとは考えにくいので、痛めつける対象は白鋼の機体のはず。
白鋼を犠牲にして、茶を濁して済ますって選択もある。
「……いいや、却下だ!」
零式を落として、ガイルをふんじばってどういうつもりなのか問わねば気がすまない。
いくらガイルが化け物じみた戦闘能力の持ち主でも、スペックの差はどうしようもない。
教えてやる。白鋼の、本当の戦いを。
「―――いくぞ、ソードストライカー」
ブレードを分離、各部外れたロックから機体が変形する。
コックピットが九〇度下に折れ、機首が展開し両腕に。
エンジンが機体から持ち上がりバックパックに、主翼が両足となる。
『な、なんだ、それは!?』
「ガイルに見せるのは初めてだったか! 見せてやる、コイツの力を!」
空中戦では飛行機形態に分があるが、俺はこっちの方が扱いやすい。
ハイブリッドエンジン全開、零式へと真っ直ぐ猛進する。
「翼を切れば、お前といえどまともに飛べないだろう!」
ブレードを振り下ろす。
『……! 舐めっ、るな!』
主翼に迫るブレードの切っ先。
それをガイルは、紙一重の回避にて乗り切る。
ブレードの風圧で、零式の軽い機体が跳ね上がる。
(風圧を利用する為に、あえてギリギリの距離で避けたのか!?)
さすがはソフィーの親。だが―――
「一対一なら、白鋼は負けない!」
零式の7,7ミリ機銃の弾丸が白鋼の障壁に阻まれ、ポロポロと落下する。
『くっ、出鱈目だな!』
「この障壁はマウスの170ミリ砲だって防いだんだ、零式の装備じゃ落としようがないぜ」
『……なるほど、いいだろう』
旋回、上昇していく零式。
「……ガイル?」
なにかをする気だ。下手に追走していいものか。
「ええい、ままよ!」
臆病になり過ぎては勝てる戦いも勝てない。信じろ、白鋼を!
『フィオ、聞こえているな。―――やれ』
『了解しました、隊長』
え、フィオさん?
どうしてここに、いつ連絡を取った?
どこか遠くで爆発音が轟く。
見れば、巨塔の一角が爆破されていた。
煙に紛れて巨塔からこぼれ落ち落下する物体。大きさは二〇メートルほど、平らな形状の飛行機だった。
「あれは、ステルス機? F-23……いや、違う!」
解析結果が訴える。俺は、あれを知っていると。
灰色の戦闘機。菱形の主翼と左右二枚しかない斜めに設置された尾翼。機体内に埋め込まれた二発のロケットエンジン。
そして極めつけは、翼に描かれた紅い日の丸。
そうだ、確かにアレは帝国にあるはずだった!
「日本純国産第八世代領域制圧戦闘機、心神……!」
それは、ナスチヤが異世界に関する調査を行った際に返信として届いた、異文化の工芸品であった。
零式が心神へと向かう。まさか、空中で乗り換える気か!?
「させない!」
詳しく解析したわけではないが、メカニックとしての勘が訴える。あれは、ヤバい機体だ!
あんな代物にガイルが乗れば、手をつけられなくなる!
白鋼の人型形態での最高速度は時速一〇〇〇キロ。それに対し零式は七〇〇キロも出ない。
しかし零式は高度を上げていた。高さを活かし下降しながら飛べば、機体が耐える限りはスペック値以上の速度を出せる。
「零式にノーブレーキの急降下なんて無理だ、空中分解するぞ」
『ふん、俺を誰だと思っている』
零式はこまめに機体を揺らす。風に乗って機体の負担を減らしているのか。
落下する心神、それに続き零式、更に追従する白鋼。
白鋼が接触するより僅かに早く、零式が心神に到達する。
ほぼ真下を向いていた零式は機首を上げ、機体下面にて風圧を受け急減速する。
ガイルがよくやっているコブラのエアブレーキ。
零式の風防が開き、ガイルが主翼に立つ。
この時点でようやく、白鋼は二機に追い付いた。
「観念しろ、ガイル―――」
ガイルを捕まえようと、巨大な鋼の腕を振るう。
しかし、それより幾分早くガイルは呪文を詠唱した。
「―――ファイアウォール」
燃え上がる大気。
本来は戦闘用の防御魔法であるそれは、だが壁状に発生することで大型の敵に対する目くらましとしても使用可能。
「くっ、こんな炎程度で!」
マニピュレーターで火の壁を振り払う。
火炎の切れ目から覗いたのは、ハッチを開き心神に乗り込むガイルであった。
「待て、くそ、地面が―――!」
白鋼のすぐ側で零式がひしゃげる。超々ジェラルミンといえど、想定以上のGと風圧には耐えきれなかった。
迫る地表。白鋼も、もう離脱しないとまずい。
後退翼の飛行機形態へと変形、機首を上げる。めいいっぱい操縦桿を引き、白鋼は水平飛行に移行した。
「ガイルは!?」
視界の中を見渡し探すと、眼下に地面を這うように飛行する心神が見えた。
「無事か、良かった……じゃない、チャンスか?」
ガイルがどうやって心神のシステムを立ち上げたのか不明だが、初めから全力飛行が出来るはずがない。
人型機形態に戻り、心神の後ろに着く。
「尾翼切り落とせば、否が応にも着陸せざるを得まい!」
正眼にミスリルブレードを構え、機体後部を狙って思い切り振り下ろす!
心神が、消えた。
「え、どこ、どこに行った?」
『ここだ』
背筋に冷たいものを感じた。
白鋼の後ろ。なにも見えない。なにも聞こえない。
だが―――居る!
空中より滲み出現する蒼い心神。
カメレオンのように、周囲の景色と同化していたのだ。
「光学迷彩……!?」
心神が変形する。
主翼の前部が機首近くへとスライドし、カナード翼に。
主翼後部が展開し、翼幅が倍となる。
機体中心から巨大な砲と主翼がリフトする。
尾翼が内側に折り畳まれ排気口を塞ぎ、カナード翼に内蔵されたエンジンが火を吹いた。
ステルス性の喪失と引き換えに、見るからに運動性が高そうな姿に変貌した心神。
(―――逃げ切れない)
そう直感で理解した。心神のスペックは、白鋼より上だ。
「ソフィー! っくそ、そんな砲で白鋼を貫けるとでも―――」
バチバチと心神の砲身が帯電する。
発射音は思いの外、甲高いものだった。
飛翔体は白鋼の障壁を貫き、外装を破り、エンジンを粉砕する。
エンジンユニットを貫通し、白鋼は推力を失った。
砕け飛ぶ自機の破片を見上げ、呆然と呟く。
「なんて威力、馬鹿げてる。レールガンを航空機に積むなんて……っていうか白鋼、二戦目で墜落とかどういうこった」
主人公機にあるまじき戦歴におののきつつ、白鋼はパーツを撒き散らしつつ墜落する。
腕でコックピットを守り機体が静止するのを待つ。
風防を開いた時、心神が白鋼の上空を旋回していった。
そういえば最初は灰色だったのに、今は青だ。光学迷彩のオマケで色を自在に変えられるらしい。
機首から、海洋迷彩となっていた心神が赤く染まっていく。
まるで侵されるように、燃え上がるように。
朱く、紅く染め上がっていく。
遂には、心神はガイルのパーソナルカラーである紅へとなり果てた。
「どうして、なんでこうなっちゃったんだ、馬鹿ガイルよぉ」
泣きそうな気分だ。
飛び去り、徐々に小さくなっていく心神。
俺達はいつまでも、見えなくなっても心神が消えていった空を見つめていた。
「どう思う、フィオ」
「不確定要素ですか。あの小娘の差し金でしょう」
「それはいい。俺が訊いているのは、あれの技術者としての見解だ」
「半人型戦闘機、ですか。装甲を付ければ戦闘機として使い物にならなくなる、装甲なしでは人型機として耐えきれない。あの機体は障壁を張って装甲の代わりにしているようですね」
「障壁魔法の再現は?」
「困難です。ですが、心神のエンジン出力であればそもそも多少の重量増加は問題とならないかもしれません」
「ならやってみろ。半人型戦闘機、興味がある」
「正直、運用上の利点は小さいと思いますが」
「物は使いようだ。試す価値はある」
「了解しました。心神をセルファーク仕様に改修し、人型変形機構を組み込んでおきます」
「あーえっと、どうするんだっけこういう時。保険屋さんに連絡?」
そりゃ自動車だ、と自分につっこむ。
帝都郊外に墜落した白鋼。エンジンを撃ち抜かれただけなら歩けばいいが、繊細でシャイなコイツは他の部分にまでダメージが伝播してしまい這いずるしか移動手段がないほど内部破壊されてしまっている。
「いや、一年前はハイハイで頑張ってたんだ! あの頃のハングリー精神を思い出せ!」
機首を本来の角度に戻し、四つん這いでゆっくり首都へと歩む。こうしてみると獣型機っぽい。
「ハッ!? 人型機、戦闘機、そして獣型機に三段変形……!」
なんて浪漫! 俺凄い! 天才!
「……やめとくか」
これ以上複雑な機体にしてどうする。獣型機は純粋な戦闘機械としてシンプルだからこそ意味があるのだ。
足を止め、シートを倒して空を見上げる。
奴は悩んでいた。妻に死なれて、これからどうやって生きるかを。
「これがお前の答えだっていうのかよ、ガイル」
夏の日射しは、相も変わらず燦々と眩い。
「―――ん? あれは、初音21式?」
帝国軍のお出ましか。やれやれ、やっと保護してもらえ―――
『こちら帝国軍首都警備隊だ! 町近郊での決闘行為は法令で禁じられている! 巨塔の破壊及び保管品盗難の件も聞かせてもらうぞ!』
……あっれー?
騎士達に包囲され杖や剣を向けられる俺とソフィー。
「手を頭を後ろに回せ! 妙な動きはするな!」
「カバティカバティカバティ!」
「みょ、妙な動きはするなと言ったはずだ!」
「キャー、オンナノコに武器を向けるなんてサイテー」
「うっさい! 俺だってその子くらいの娘がいてなぁ、好き好んでこんなことやっているわけじゃ……」
騎士隊長との会話を長引かせ、高速で思考する。
このまま捕まったとして、子供相手に手荒な真似はされないだろうが、外部とのやりとりはし難くなる。
帝国の王族に連絡さえ繋げば、この面倒な状況も打破出来るというのに。
(いっそここは強引に突破して、城に忍び込むか?)
俺一人でなら王族に接触することも可能。でも、王様とやらが厳格な人だったら?
神であろうと王であろうと裁く、それが法だ。生まれてこのかたゼェーレスト育ちのソフィーと面識があるわけもない、情に訴えるのも限度がある。所詮顔も知らない親戚の子なのだから。
(とにかく、時間稼ぎを……)
「おい、ぼーっとするな」
「あっ! あれはナンダ!?」
空を指差す。勿論そこにはなにも……
「雷神だ、軍用機としては珍しくもない」
一機の飛行機が飛んでいた。
いや、あれを指差したわけじゃないけど。
雷神はこちらに接近し、そして着陸した。
なんだろう、と騎士隊長と顔を見合わせる。
「はっはっはっはっはっはっはっはっゲフグァ!?」
笑いすぎて咽せるオッサンが降りてきた。
「あ、貴方は!」
騎士達が一斉に敬礼する。
「ああよいよい、休むがよい」
オッサンは俺達に歩み寄り、ニカッと笑みを浮かべる。
「久しいな、少年!」
「誰」
本当に知らない男だった。
「顔を合わせたのは一瞬だったからな、無理もない。覚えておくがよい、私の名は―――」
オッサンは無駄に大きな声で自己紹介をした。
「―――ハンス・ウルリッヒ・ルーデルである!」
だから誰。
「う、むぅ。私もそれなりに知られていると思ったのだが、まだまだだったようだな」
だ、か、ら、誰!?
「私は帝国の姫君、リデア・ハーティリー・マリンドルフの世話役兼執事兼護衛兼である」
「あの歌って踊れるお姫様のか」
「うむ、お前が胸を揉みしだいた姫の、だ」
騎士達の殺気の視線が背中に突き刺さった。
「ま、まて、誤解だ。適当なことを言わないでくれ」
「どう誤解だというのだ?」
積極的に破廉恥な行為をしたのではないと証明しなくては。
「俺が触ったのは、もっと触っちゃいけない場所だ。ほら、揉むような場所じゃないだろ?」
殺気が増大した。
「ついでに銀翼だぞフフン」
「へー」
顔を眺めていると、確かにバルコニーにいた気もする。お姫様の身体の熱が手の平に焼き付いていて、あまりはっきりしないけど。
「お姫様の執事なら、取り次ぎって出来ないかな? ほら、この子この子」
未だ瞳に生気の戻らないソフィーを示す。俺のセクハラ行為を知っているのなら、本当にあの場にいた姫の側近なのだろう。他に当てもない、信じてみるか。
「ほら、この髪の色とか見覚えない? お姫様とかお姫様とか人妻とか」
「みなまでいうな。判っている、我が雷神にて城まで送ろう」
後ろの座席から男性が降りる。
「後部座席に乗って下さい。手狭ですが、子供二人なら大丈夫でしょう」
席を奪うようで悪いな。頭を下げてソフィーの手を引く。
「あの、白鋼は」
「城に運び込むよう手配しよう。あまり人の目に晒すのもまずい」
「どうも」
ソフィーを抱き上げ、後部座席に身体を滑り込ませる。
これでも二人乗りの白鋼のコックピットより広く感じるあたり、白鋼の小ささは半端じゃない。
雷神は世界中で見かける機会のある軍用機だ。
まだ新型の部類なので民間には出回っていないが、国境を跨ぎセルファーク全土に輸出されている傑作機である。
尾翼が二枚ある以外は面白味のない、ただの直線翼機。しかし余裕を持った設計、タフなボディー、値段も安くシンプルな構造は整備されていない土地での運用にも耐えられる。
そして、圧倒的な地上攻撃力。三〇ミリ機関砲は全てを粉砕する最強のガトリングの一つである。
セルファークでは地上攻撃機は地球以上に重宝される。魔物という、生身の人間からすれば強大過ぎる地上目標が蔓延っているのだから。
強大な魔物を更に強大なガトリングで凪払う、それが雷神なのである。
だがそれでも世界中で見かける理由にはならない。このセルファークという世界は、大きく二分されているのだから。
帝国と共和国。本来であればそれぞれが別の機体を開発するのが自然な流れだが、雷神はなんと二つの超大国の共同開発によって開発された。正確にいえば共和国主体で帝国の開発主任が派遣されたんだっけ。
開発主任の名は……
「あ、ルーデル……」
「どうしたかね?」
「いえ、すいません。雷神の開発主任ってひょっとして」
「うむ、私だぞ。もっとも私は適当に口出ししていただけだがな」
国際共同開発といえば要望の不一致からトラブルが発生しがちなものだが、アドバイザーと技術者として割り切ったことがかえって名機を生み出したのだろうか。
……とにかく、雷神は二国にて運用されている為に部品も安く、第三国にも採用されている傑作なのだ。
「この雷神はかなり火力を強化していますね」
「うむ! 実に気難しい機体だが、どんな敵も木っ端微塵だぞ」
30ミリ機関砲三門に105ミリライフリング砲一門。正気の沙汰ではない。
「ところで、帝都から離脱する赤い機体を見たが。あれは紅翼か?」
「あー、その話はあとでお願いします」
「それもそうか、では急ぐとしよう」
そう言いつつも加速しない雷神。なにしろ、これで全速力なのだ。
白鋼の巡航飛行より遅い。どんだけ重武装なんだ。
「……ふん」
案外、俺も冷静じゃないか。
ナスチヤが死に、ガイルが消え、みんないなくなった。
それでも俺は脳天気に振る舞う。おどけて見せ、セクハラしたり馬鹿やってみたり。
だって、当然だろ?
(斜に構えなきゃ、やってらんねぇよ……!)
「困ります、ルーデル様!」
「ふははは、まあ気にするな」
「ここから先は王族のプライベートな空間です! 貴方様といえど、無許可で通すわけには」
「こやつらの顔に免じて通せ」
「誰ですかこの子供達!?」
ルーデルは城に着陸すると俺とソフィーを両脇に抱え、ズカズカと奥へと進んでいった。
衛兵に俺達の顔を示す。ソフィーはともかく、俺を見せる意義とは一体……
止める衛兵の声も届かずルーデルは前進。突き進む男である。
ガチャ、と扉が開く。
「なんじゃ、騒々しい……ルーデル、ここにはお前とて気軽に入ってはならないはずじゃぞ」
その人物は昼寝でもしていたのか、眠たげに目を擦りつつ俺達を見た。
「お気になさらず。それよりも、懐かしい顔を連れてきましたぞ」
「ほう?」
歩むと、自然と素肌を晒した足に目がいってしまう。
そう、目の前にはパンツとワイシャツのみを着た―――
「Oh……」
―――オッサンがいた。
女性であればさぞ扇情的な光景であったろうに。なんでオッサンなんだよ。
隣でソフィーがえずいている、そんなレベルの光景である。
「そう、この方は帝国の王、陛下である!」
別にこのオッサンが王でもOhでもどっちでもいい。
リアル裸の王様もとい半裸の王様は、カッと目を見開き喜色を浮かべた。
「その顔は―――なんと、生きておったのか!?」
歩み寄り、脇を抱えて抱き上げる。
「我が、息子よ!」
「はぁ?」
抱き上げられたのは、ソフィーではなく俺だった。
皆様、応援をしていただき本当にありがとうございました。すっごく励みになりました。
短縮の件ですが、一年ずつというリクエストが多いというか全部だったので、基本的に露骨なカットはなしとしました。プロットに存在するイベントは全てこなします。
村編→冒険編(子供)→短編集編→冒険編(大人)→決戦編 とします。メリハリを付ける為に子供編と大人編は明確に分けることにしました。今は冒険編(子供)の部分です。
ただ一つ、イレギュラーに関するイベントはカットさせてください。一話目でロリ神と戦っていたアイツです。
アイツが絡むと一気に物語が複雑となるのです。平行世界編とか挟む必要が出てくるので。
望む声があれば、活動報告でも使ってイレギュラーの正体をネタバレしようかと思います。
戴いた感想の返事の仕方を変えることにしました。いちいち返答すると、鬱陶しいと思う方もいる気がするので。
返信方法が変わっても、感想のありがたみは変わりません。読者の皆様、感謝です。
〉アナスタシア生存ルートの方が良くない?
この小説はアナスタシア死亡ガイル闇墜ちが前提なので、アナスタシアが生き残るとただのほのぼのエンドに……いえ、ほのぼのではありませんけど。 超短縮はしないのでご安心を。
〉日本独自単位・東京ドームがなぜあるか?
そりゃあマウスや心神がセルファークにあったんだし、東京ドームや東京タワーくらいあるってもんですよ。
〉よくもアナスタシア様を、紅蓮ぶっ殺す
守る対象から離れ、手段を選ばなくなったガイルはなによりも恐ろしいです。所詮あいつらは序盤のかませ犬。




