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『I』を伝えきれない星で  作者: ネクタイ
2/13

愛は直接伝えるべきだ

まずこれを読む前に知っておいてほしいことがある。

これは私の最大限の理論で、すべての小説に当てはまることだ。そして誰にでもできる、とてもとても簡単なことだ。



『愛とは直接伝えるべきだ』



これだけだと意味がわからないだろう。なので詳しく書く。

そもそも愛とは何か、と考えたときに人は様々な理論にたどり着く。愛とは優しさ、愛とはあるべきもの、愛とは万人に与えられるもの。素敵だろう、なんて前向きだろう。だが、私はこう定義したい。


『愛とは破壊』


そう、破壊なのである。

なぜ破壊なのかというと、私の処女作(現在非公開)に起因する。私はそこで自分の愛は相手の人生を破壊したと書いた。そして自分の人生を滅茶苦茶にされたとも。それは私と相手が確かに愛し合った形で、それが原因で私達はお互いを破壊した。私は日常生活を送れなくなり、相手は社会から離れた。そんな末路を経て、今の私がいる。


愛とは純粋な愛だけではない。悪意のある愛もまた愛だ。

あなたを嫌いだというのも立派な愛の一つだ。

だが、それを伝えれば嫌われるのは明確だけれどもそれでも言わなければならない。そしてそれは自分も言われてもおかしくないと理解していなければいけない。


それでもなぜ直接伝えるべきなのか。

それはシンプルに『愛は相手に伝わりづらい』という特性を持っているからだ。『相手を破壊』するほどの力を持ち得ながら、『直接』言わなければわからないという厄介者。そしてそれをいつの時代もどんな場面でも待ちわびている相手が必ずいる。『あなた』という『愛』を待っている人がいるのだ。



だから、たとえ相手を破壊しようとも直接伝えなければいけない。

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