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無自覚な天才は異世界で無双します。  作者: 土偶うううう
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4 あたたかい

第4話です。

はじめての連載なので毎日最高記録更新です!

嬉しいです。

感想聞かせてください。


どうだったのだろう。心臓の音が邪魔で何も聞こえない。

だ、だってしょうがないじゃないか。告白なんてはじめてなんだから。ルキナ、君のその表情はどう言う顔なの。

「べ、別にこたえが欲しいんじゃないんだ。ただ、俺はそろそろ結婚を考えなければいけない歳だから、そのー

気づいたら言い訳ばかりが出ていた。そんな俺を現実に引き戻したのは、一つの感覚だった。

「嬉しい!そんなのこたえはいつでも『はい』以外ないよ。わ、私も、、、ルクス君が、 好きだから。」

「え?」

「もう!何度も言わせないでよ!私も、、恥ずかしいいんだよ。 そのさ、、私も、、好きだよルクス君。」

やばい、脳の処理が追いつかない!ルキナが、俺を?

好きだって〜〜。心臓がうるさい思考が纏まらない。

夢だと思えば楽だろうが、この感触が俺を現実から離してくれない。

久しぶりに感じる人の暖かさが、なぜだか泣きたくなるような暖かさが現実と俺を強く結びつける。

うん、こうしていたら人生が終わるその時までずっとこのままな気がする。頑張れ、気張れ!俺の体!

そ、そうだ。無だ無になろう。無になれば大丈夫だ。

「実はね、私もルクス君のことが大好きだたけど。私は下民でルクス君は神族の中でも上のカーストだし、、、頑張って断念しようとしてたんだよ。でも、ルクスくんのせいで抑えられなくなったんだから、、、」

そう言うと徐に俺を見上げて、

くそう!可愛い!

「責任、とってよね。」

あ、終わった。脳がショートした。

違うそうじゃないだろ。責任を取るんだろ、ルクス!

「そうだ!ルキナ、準備してくれ!親にその、あの、、、」

「紹介したいんでしょ?え、、、、もしかして、、、、し、し、式も?」

し、式〜〜〜そ、それは、、、

「そ、それは早すぎるよ。」

「とにかく、準備だけでもしてくるよ。」

ふ〜〜心臓に悪過ぎた。でもどうするか?


「きゃああああああーーー!!」

「ルキナ⁉︎」

大丈夫か?何が合ったんだ。

ルキナの声が上がり下げていた視線を戻すと村が魔獣に襲われていた。考えるだけじゃダメだ。走れ!


村には50弱程魔獣がいる。

殺れるか?違う例え殺れなくたって。彼女達は絶対に守るんだ!動け自分、頑張れ自分!

「ピギャ」

む、無理だ、殺せないきっとこの魔獣にも

『いない』

「うるさい‼︎誰だ!」

『殺れ!』

無理だ。残されたー

『いない、魔力の塊みたいなやつに家族がいると?』

「ルクス、、く、ん 、、、に、げ、、て。」

自分の命よりも大切な人が危険な目に遭っていると言うのにどうして俺は、、、、殺れないんだよ。

『あの時の二の舞は、許さないぞっ‼︎‼︎』

そうだ。こいつらは、もう母さんを奪ったんだ。次は俺の番でも文句など、、、ないだろ!

自分の制御ができない。何かがー

「ふぅ、やっと出られた。」

「ピギャ〜〜」

「死ねよ。」

「ル、ルクス君?」

「大丈夫か?」

ゴミが!!!!!ルキナに触れやがって。

「死ね死ね死ね…」



どれくらい立ったのだろう。日は沈みかけていた。

周りに広がる死体は、俺が殺ったのか?

怖いただひたすらに怖かった。

「またか、怖てまた意識が飛んでたのか。くそ、くそ、くそおおおお。」

魔獣如きにビビるなんて。

「ルクス君。ありがとう。」

「でも、おー

言葉を遮るようにルキナが抱きついてきた。

「ルクス君、私温かいでしょ。」

それがどうしたってんだよ。

「今私が温かいのはルクス君が助けてくれたからだよ。」

「で、でも」

「今ルクス君が何を悩んでいるのかは私には分からない。けどさ、とにかくルクス君がいてくれたから、逃げないで戦ってくれたから、私は じゃなかった、この村の人たち全員が生きているんだよ。

ルクス君は私に言われたくない過去しれないけど、倭の方だとね、『終わりよければ全てよし』って言葉があるんだよ。」

暖かいとても暖かい、そして、、、懐かしい。

「ありがとう!私達を助けてくれて。私の王子様。」

「そうだ!ありがとうルクス。おまえの作ってくれたひなんつうろにお陰でひがいがへらせたよ。」

「おい、しつれいだろ。」

「いいよ。許す!そして、ありがとう。」

誰かのためになれていた。とても嬉しい。

「じゃ、ルキナ行こう!」

「きゃ、な、何?」

横抱きはまずかったか?いやもうルキナが嫌がらない限り積極的に行く。


「やっとついた。」

家に着いたらもう真っ暗。もちろん父さんに怒られた。


風呂にも入ったし、もう寝れる。

「い、いいの?私がベットつかちゃって。」

「いいよ。知らない場所でルキナも心配でしょ、ずったついてるよ。」

「わかったよ、ありがとう。」

とても可愛らしい少女だ。自分にはもったいない。

「ありがとう。救ってくれたのはルキナの方なんだよ。」




「「愛してる」」

ぼんっ!!!!

毎日、2〜3000字を目指して投稿するので、応援よろしくお願いします。


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